5-01-01から1年間の記事一覧

産業図書「哲学教科書シリーズ」目録リスト一覧

野矢茂樹,『新版 論理トレーニング』,2006年 「論理力を目覚めさせるまったく新しい教科書」として好評を博した『論理トレーニング』が、より読みやすく、より使いやすく、多くの問題を新しくして、「新版」としてヴァージョン・アップ。楽しみながら論理…

NHK出版「シリーズ・哲学のエッセンス」目録リスト一覧

神崎繁,『ニーチェ――どうして同情してはいけないのか』,2002年 檜垣立哉,『ドゥルーズ――解けない問いを生きる』,2002年 北川東子,『ハイデガー――存在の謎について考える』,2002年 熊野純彦,『カント――世界の限界を経験することは可能か』,2002年 納…

ナカニシヤ出版「叢書・倫理学のフロンティア」目録リスト一覧

1. 佐藤康邦/溝口宏平(編),『モラル・アポリア――道徳のディレンマ』,1998年 2. 川本隆史/高橋久一郎(編),『応用倫理学の転換――二正面作戦のためのガイドライン』,2000年 3. 大庭健/鷲田清一(編),『所有のエチカ』,2000年 4. 越智貢/土屋俊/…

草思社「サイエンス・マスターズ」目録リスト一覧

1. リチャード・ドーキンス,垂水雄二(訳),『遺伝子の川』,1995年 2. ポール・デイヴィス,出口修至(訳),『宇宙最後の3分間』,1995年 3. リチャード・リーキー,馬場悠男(訳),『ヒトはいつから人間になったか』,1996年 4. ジョン・バロウ,松田…

新曜社「ワードマップ」目録リスト一覧

海保博之(監修),中込四郎/石崎一記/外山美樹,『ポジティブマインド――スポーツと健康、積極的な生き方の心理学』,2010年 松村暢隆/石川裕之/佐野亮子/小倉正義 (編), 『認知的個性――違いが活きる学びと支援』,2010年 斎藤嘉孝, 『社会福祉調査――企…

福音館書店「福音館古典童話シリーズ」目録リスト一覧

福音館書店の「福音館古典童話シリーズ」の目録一覧です。小学校のときに夢中で読みました。『十五少年漂流記』じゃなくて『二年間の休暇』という渋さがたまらない。なかでも大好きだったのは『神秘の島』です。技師かっけー。いまでも、どこかに漂着したと…

勁草書房「双書エニグマ」目録リスト一覧

勁草書房新刊一覧はこちら 15. 貫成人,『歴史の哲学――物語を超えて』,2010年 NEW!! 20世紀の歴史の哲学を主導した、ダントーやリクールによる歴史の物語論。しかし、アナール派の手法や世界システム論、フーコーの考古学など、物語論とは異なる歴史像をも…

ハーベスト社「質的社会研究シリーズ」一覧

ハーベスト社新刊一覧はこちら 5. 影山佳代子,『性・メディア・風俗: 週刊誌「アサヒ芸能」からみる風俗としての性』,2010年 移ろい変わりゆく性的世界の表層と、地下水脈のように脈々と受け継がれていく深層の感性。戦後という時間のなかで、これらがい…

勁草書房「双書プロブレーマタ」目録リスト一覧

勁草書房新刊一覧はこちら III-4. W. S. セラーズ,中才敏郎(訳),『経験論と心の哲学』,2006年 認識論、存在論、科学哲学、心の哲学、言語哲学、哲学史研究の各分野において業績を上げ、クワインと並ぶ戦後アメリカを代表する哲学者であり、心の哲学にお…

「岩波モダンクラシックス」目録リスト一覧

E. H. カー,富田武(訳),『コミンテルンとスペイン内戦』,2010年 スペイン内戦は、そのはらむ問題の多様性ゆえに、今日でも多くの関心を集めている。大著『ソヴィエト・ロシア史』に続き『コミンテルンの黄昏』で人民戦線戦術の形成を跡づけた著者が、資…

「河出ブックス」目録リスト一覧

22. 大澤真幸,『生きるための自由論』,2010年 NEW!! 人類にとって至上の価値である「自由」。だが、それはいったいどこにあるのか? 脳科学の知見も参照しつつ、自由という概念自体の刷新を目論み、新たな連帯への方向性を示唆する刺激的論考。 21. 島田裕…

「筑摩選書」目録リスト一覧

6. リービ英雄,『我的日本語: The World in Japanese』,2010年 NEW!! 日本語を一行でも書けば、誰もがその歴史を体現する。異言語との往還からみえる日本語の本質とは。日本語を母語とせずに日本語で創作を続ける著者の自伝的日本語論。 5. 古澤満,『不…

Robert J. Sternberg, College Admissions for the 21st Century

Robert J. Sternberg, College Admissions for the 21st Century 『21世紀の大学入試』 SAT、ACT、GPA。誰でも知っているように、これらの点数は、大学が受験生について知りたいことをすべて示してくれるわけではない。しかし他にどんな選抜方法があるだろう…

David T. Courtwright, No Right Turn: Conservative Politics in a Liberal America

David T. Courtwright, No Right Turn: Conservative Politics in a Liberal America 『右折禁止: リベラルアメリカの保守政治』 1966年以降、米国は「右折」し、リベラル派の政治権力は弱体化を始めた。この点について疑念をもつ人はほとんどいない。しか…

David Garland, Peculiar Institution: America's Death Penalty in an Age of Abolition

David Garland, Peculiar Institution: America's Death Penalty in an Age of Abolition 『独特の制度: 廃止時代における米国の死刑』 米国の死刑制度は、実に米国らしい、独特の制度である。西洋世界では死刑が包括的に廃止されているにもかかわらず、米…

Harvard University Press 新刊一覧(2010年10月)

2010年9月の新刊はこちら。

Robert Service, Comrades!: A History of World Communism

Robert Service, Comrades!: A History of World Communism, 『同志たちよ! 世界の共産主義の歴史』(2007年に出た本のペーパーバック化) 東欧とソ連で共産主義が崩壊してからほぼ20年、一流の歴史家であるロバート・サーヴィスが世界中の共産主義の歴史を…

John W. O'Malley, What Happened at Vatican II

John W. O'Malley, What Happened at Vatican II, 『第2ヴァチカン公会議で何が起きたか』(2008年に出た本のペーパーバック化) 第2ヴァチカン公会議は4年間の会期を通じて、その優雅で荘厳に演出された儀式の様子に、テレビの前の視聴者を釘付けにし、また…

Olivier Wieviorka, M. B. DeBevoise (transl.), Normandy: The Landings to the Liberation of Paris

Olivier Wieviorka, M. B. DeBevoise (transl.), Normandy: The Landings to the Liberation of Paris, 『ノルマンディ: パリ解放のための上陸作戦』(2008年に出た本のペーパーバック化) 1944年6月6日の、ノルマンディ沿岸への連合軍の上陸は、第二次世界…

David Baker and Todd Ratcliff, The 50 Most Extreme Places in Our Solar System

David Baker and Todd Ratcliff, The 50 Most Extreme Places in Our Solar System, 『太陽系で最も過酷な50の場所』 ハリケーン、地震、津波、火山の噴火――毎日のように耳にする極限事象だが、これらはいずれも、人間にとって極限的というにすぎない。つま…

Carola Surez-Orozco, Marcelo M. Surez-Orozco and Irina Todorova, Learning a New Land: Immigrant Students in American Society

Carola Surez-Orozco, Marcelo M. Surez-Orozco and Irina Todorova, Learning a New Land: Immigrant Students in American Society 『新しい国を学ぶ: 米国社会における移民の生徒たち』(2008年に出た本のペーパーバック化) 米国の子供の5人に1人は移…

Thomas G. Andrews, Killing for Coal: America's Deadliest Labor War

Thomas G. Andrews, Killing for Coal: America's Deadliest Labor War 『石炭をめぐる殺戮: 米国史上最悪の労働戦争』(2008年に出た本のペーパーバック化) 1914年の春のある朝、コロラド南部の荒涼とした丘陵部で、米鉱山労働者組合のメンバーと、ロック…

Boethius, David R. Slavitt (transl.), The Consolation of Philosophy

Boethius, David R. Slavitt (transl.), The Consolation of Philosophy 『哲学の慰め』(2008年に出た本のペーパーバック化) 本書はボエティウスの『哲学の慰め』の新訳である。デイヴィッド・R・スラヴィットによる訳文は、優雅でありかつ読みやすく、こ…

Gordon J. Horwitz, Ghettostadt: Łódź and the Making of a Nazi City

Gordon J. Horwitz, Ghettostadt: Łódź and the Making of a Nazi City 『ゲットーシュタット: ウッチとナチス都市の建設』(2008年に出た本のペーパーバック化) 第三帝国の時代、ナチスドイツは前代未聞の大事業にとりくんだ。ポーランドの都市ウッチ…

Rebecca M. Jordan-Young, Brain Storm: The Flaws in the Science of Sex Differences

Rebecca M. Jordan-Young, Brain Storm: The Flaws in the Science of Sex Differences 『ブレインストーム: 性差の科学の欠陥』 女性の脳と男性の脳には違いがある。その違いは、胎児のときに脳内をかけめぐるホルモンによって決まる。こういう話が、心理…

Bethany Moreton, To Serve God and Wal-Mart: The Making of Christian Free Enterprise

Bethany Moreton, To Serve God and Wal-Mart: The Making of Christian Free Enterprise 『神とウォルマートに仕える: キリスト教自由企業の成立』 (2009年に出た本のペーパーバック化) 第二次世界大戦後の米国が、自由市場、自由貿易、自由企業の方向に…

Helen Vendler, Dickinson: Selected Poems and Commentaries

Helen Vendler, Dickinson: Selected Poems and Commentaries 『ディキンソン撰集: 作品と解説』 シェイマス・ヒーニー、デニス・ドナヒュー、ウィリアム・プリチャード、マリリン・バトラー、ハロルド・ブルーム、その他多くの人々が口を揃えて言う。ヘレ…

Aziz Rana, The Two Faces of American Freedom

Aziz Rana, The Two Faces of American Freedom 『アメリカの自由の二つの顔』 人種、移民、大統領制などの論点を、帝国と市民権についての観念の変化という文脈の中に位置づけつつ、植民地期から近代にいたる米国の政治的伝統を大胆に解釈しなおす。これが…

Samuel Moyn, The Last Utopia: Human Rights in History

Samuel Moyn, The Last Utopia: Human Rights in History 『最後のユートピア: 歴史の中の人権』 今日、何百万もの理想主義者が奉じる国際正義の観念の基礎となっているのが、人権である。しかしこの基礎概念としての人権に、我々が親しむようになったのは…

Sean McMeekin, The Berlin-Baghdad Express: The Ottoman Empire and Germany's Bid for World Power

Sean McMeekin, The Berlin-Baghdad Express: The Ottoman Empire and Germany's Bid for World Power 『ベルリン-バグダッド急行: オスマン帝国とドイツ世界戦略』 近代の中東をつくりあげたのは第一次世界大戦である。しかし、中東地域がこの戦争の舞台と…