勁草書房「双書エニグマ」目録リスト一覧




歴史の哲学―物語を超えて (双書エニグマ 15)



時間と絶対と相対と ―運命論から何を読み取るべきか (双書エニグマ)

  • 14. 入不二基義,『時間と絶対と相対と――運命論から何を読み取るべきか』,2007年
    • 過去・現在・未来はひと続きなのか。「私たち」は絶対的か相対的か。「時間と相対主義」をめぐる思索の先で、運命論が立ち上がってくる。過去のあの出来事は「運命」だったのだ。未来に起こることは「運命」として定まっているのだ。あるときには意味現象であり、あるときには因果的決定だと見なされる「運命」。本書は、論理や形而上の問題として運命論を捉える試みである。「無関係」からも関係がなく、「現にある」ようにあるしかないもの、それこそ語られるべきものだ。



自己欺瞞と自己犠牲 (双書エニグマ)

  • 13. 柏端達也,『自己欺瞞と自己犠牲――非合理性の哲学入門』,2007年
    • 私たちはほんとうに合理的なのか?非合理性が日常にもたらすつまずきやほころびを丹念に解きほぐし、私たちの行為を新しい観点から捉える一風変わった哲学入門。自分の過ちを認めたくないあまりに過ちはないと信じこむ「自己欺瞞」、自分ではなく他人にとってよいことを最終的な目的として行為する「自己犠牲」。いずれも、自分自身のことであってもうまく説明のできない非合理的な事態である。この謎めいた事態を論理学を使って明確に語りなおし、私たちの「合理性」と「非合理性」の実際に迫る。



言葉と心 (双書エニグマ)



原因と理由の迷宮 (双書エニグマ)

  • 11. 一ノ瀬正樹,『原因と理由の迷宮――「なぜならば」の哲学』,2006年
    • 原因や理由といった「根拠」は、どうしても不確実でしかありえない。なぜだろう。現代哲学の題材に即しつつ、「確率」と「曖昧性」の世界に分け入る。2001年刊「原因と結果の迷宮」に続く全3部作の第2弾。



ダメットにたどりつくまで (双書エニグマ)

  • 10. 金子洋之,『ダメットにたどりつくまで――反実在論とは何か』,2006年
    • 原因や理由といった「根拠」は、どうしても不確実でしかありえない。なぜだろう。現代哲学の題材に即しつつ、「確率」と「曖昧性」の世界に分け入る。2001年刊「原因と結果の迷宮」に続く全3部作の第2弾。



人間科学の哲学―自由と創造性はどこへいくのか (双書エニグマ)



環境に拡がる心―生態学的哲学の展望 (双書エニグマ)



人称的世界の倫理 (双書エニグマ)

  • 7. 大久保正健,『人称的世界の倫理』,2005年
    • 私と他人は全く違った存在の仕方をしている。人称的世界とは、私と他人の織りなす世界である。その構造を解明して倫理の基礎に据える。私という原点とは。




共同性の現代哲学―心から社会へ (双書エニグマ)




道徳的実在論の擁護 (双書エニグマ)

  • 5. 菅豊彦,『道徳的実在論の擁護』,2004年
    • 現代の倫理学、道徳哲学は反実在論的傾向が強く、多くの哲学者たちは美的価値や道徳的価値はこの対象世界、自然世界に存在しないと考えている。この反実在論を批判し、道徳的実在論を擁護する議論を提示する。



責任と自由 (双書エニグマ)

  • 4. 成田和信,『責任と自由』,2004年
    • ある行為を行うべきか否かという価値判断が、どのようにして行為そのものへとつながり、あるいはつながらないのか。「動機付け」を哲学的に解明する「道徳心理学」の試み。責任と自由をテーマに考える。




他性の境界 (双書エニグマ)

  • 3. 水野和久,『他性の境界』,2004年
    • 「人間とは何か」を21世紀にふさわしく考え直すために。現象学的思考の限界をギリギリまで窮め、「他性」を凝視する現象学者の真摯な応答の試み。




フレーゲ入門―生涯と哲学の形成 (双書エニグマ)



エコロジカルな心の哲学―ギブソンの実在論から (双書エニグマ)