410-01-01から1ヶ月間の記事一覧

刑法:一事不再理と二重の危険の禁止  司法書士試験過去問解説(昭和63年度・憲法・第24問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧昭和63年度司法書士試験(刑法)より。設問の全体は、刑法:罪刑法定主義。 3 すでに無罪とされた行為について重ねて刑事上の責任を問わないのは,罪刑法定主義の要請である。 憲法39条は(略)「何人も、……既に無罪とさ…

刑法:罪刑法定主義と絶対的不定期刑の禁止  司法書士試験過去問解説(昭和63年度・憲法・第24問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧昭和63年度司法書士試験(刑法)より。設問の全体は、刑法:罪刑法定主義。 2 長期も短期も定めずに言い渡される不定期刑も,法律の定めがあれば,罪刑法定主義に反しない。 たとえば、窃盗罪は刑法235条で定められていま…

刑法:責任主義と故意・過失  司法書士試験過去問解説(昭和63年度・憲法・第24問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧昭和63年度司法書士試験(刑法)より。設問の全体は、刑法:罪刑法定主義。 1 故意も過失もない行為を処罰することは,罪刑法定主義に反する。 刑法38条1項にはこうあります。 38条1項 罪を犯す意思がない行為は、罰しな…

刑法:罪刑法定主義  司法書士試験過去問解説(昭和63年度・憲法・第24問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧昭和63年度司法書士試験(刑法)より。 罪刑法定主義に関する次の記述中,正しいものはどれか。 1 故意も過失もない行為を処罰することは,罪刑法定主義に反する。 2 長期も短期も定めずに言い渡される不定期刑も,法律の…

刑法:類推適用と拡張解釈  司法書士試験過去問解説(平成9年度・憲法・第23問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧平成9年度司法書士試験(刑法)より。設問の全体は、刑法:罪刑法定主義。 オ 法律主義及び事後法の禁止から類推解釈の禁止が導き出され,被告人にとって利益,不利益を問わず,法律が規定していない事項について類似の法…

刑法:法律主義と慣習刑法の排斥  司法書士試験過去問解説(平成9年度・憲法・第23問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧平成9年度司法書士試験(刑法)より。設問の全体は、刑法:罪刑法定主義。 ウ 法律主義からは慣習刑法の排斥が導き出され,構成要件の内容の解釈や違法性の判断に当たって慣習法を考慮することは許されない。 罪刑法定主…

刑法:事後法(遡及処罰)の禁止と自由主義  司法書士試験過去問解説(平成9年度・憲法・第23問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧平成9年度司法書士試験(刑法)より。設問の全体は、刑法:罪刑法定主義。 イ 罪刑法定主義は,法律主義と事後法の禁止という考え方から成り立っているとみることができる。 エ 事後法の禁止からは,刑罰法規の不遡及が導…

刑法:法律主義と民主主義  司法書士試験過去問解説(平成9年度・憲法・第23問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧平成9年度司法書士試験(刑法)より。設問の全体は、刑法:罪刑法定主義。 ア 罪刑法定主義は,一般に「法律なければ犯罪なし,法律なければ刑罰なし」という言葉で表現され,国家による恣意的な刑罰権の行使から国民の権…

刑法:罪刑法定主義  司法書士試験過去問解説(平成9年度・憲法・第23問)

司法書士試験過去問解説(刑法)一覧平成9年度司法書士試験(刑法)より。 罪刑法定主義に関する次の記述のうち,正しいものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。 ア 罪刑法定主義は,一般に「法律なければ犯罪なし,法律なければ刑罰なし」という言葉…