luhmann

これがルーマンとデリダ(とベンハビブ)の邂逅の瞬間だ!

だいぶ前に、ルーマンとデリダ(とベンハビブ)の邂逅の様子のレポートを訳しました。 http://d.hatena.ne.jp/takemita/20060524/p2 http://d.hatena.ne.jp/takemita/20060525/p1 で、今回、その文章に添えられていた写真をスキャンしたわけです。それがこれ…

ルーマン初の著書『行政の瑕疵と信頼の保護』(1963)の「編者による序文」

こういうの資料っぽくていいんじゃないですか。『公式組織』(1964)が初の単著!みたいに言われることが多いわけですが、この本だって、第二章以外は全部ルーマンが書いているのです(ただ、150ページ中、第二章が70ページあるという噂も(笑))。 本研究…

畠山洋輔「社会学的機能分析の機能」

畠山洋輔,2007,「社会学的機能分析の機能――Luhmann機能分析による経験的研究の可能性」,『現代社会学理論研究』1,pp. 44-56 入会したのにその年には送ってくれず(会費納入が遅れたというこちらの不手際はあるものの)、その旨メールしたけど届かなかっ…

ルーマン著作リスト(1950〜60年代)

(作成途中です) 1958 「行政学における機能概念」 (Der Funktionsbegriff in der Verwaltungswissenschaft, Verwaltungsarchiv 49 (1958), S. 97-105.) 1960 「経済的な行政行為は可能か」 (Kann die Verwaltung wirtschaftlich handeln?, Verwaltungsa…

「批判する」ことと「失敗の原因/理由を教えてあげること」は違う

あるいは、失敗していると指摘することと、その原因/理由を指摘することは違う、といってもいい。いずれにしても、この点について無自覚な人が多すぎる。 ルーマンは、因果論的機能主義を「批判」して等価機能主義を提唱したのではない。「説明」を目標とす…

ハーバーマス/ルーマン論争における「の」の発見

ハーバーマスとルーマンの論争本Theorie der Gesellschaft oder Sozialtechnologie?は『批判理論と社会システム理論』というタイトルで訳本が出ている。さて、今日それをScanSnapでPDF化したのだが、その過程で「の」を発見したのでここに報告する。 これが…

正義・最適性・機能分析

政治における正義、経済における最適性、学問における機能分析は、どれも同型。つまり、複数の関係同士のある種の関係(比較関係)として定義された合理性モデル(比較合理性)の、各領域における表現。 正義は、異なる複数の価値関係同士の比較関係。 最適…

「社会の理論」Tシャツ

目標: 社会の理論 期間: 30年 費用: ゼロ

『ルーマン辞典』のデートレフ・クラウゼさんが

「モニカ・ルインスキーとはヤッてません!」という題名のルーマン本を出している件。Ich hatte keinen Sex mit Monica Lewinsky!: Luhmannsche Alltagsbetrachtungen作者: Detlef Krause出版社/メーカー: Auer-System-Verlag Carl -発売日: 2007/09メディア…

ルーマン、システム理論を語る

いまさら言及するのもなんですが、たいへんうれしいトランシノドスの翻訳企画。 以下のURLなら大画面で見られるお。 http://swf.jimaku.in/v/QZ0Za33tBYc/ZGLj_ykB0wx http://swf.jimaku.in/v/iAz5Jmf7tZY/rkZ0OQKnwpn

『社会学的啓蒙 第1巻』序文

こんなん上げてみる。序文は現在(第七版)でも、初版と第三版のみ。 初版序文 実践的応用についても理論的統合についても、社会学の将来は最高度に不確実で、この先どうなるかまったく分からない。これまでの蓄積にしても、その応用にしても、確実な知見と…

システムが自己を環境から区別するということと、行為者の視点

「政治システムの社会学」(Soziologie des politischen Systems, 1968)より。 ここに社会的システムがある、といえるための必要十分条件は、そのシステムが自己を環境から区別できていることである。これはつまり、システムの環境を認識することが、科学だ…

システム合理性の定式化(1966)

「反省的メカニズム」(Reflexive Mechanismen, 1966)の最後のとこ。 我々の出発点は行為の合理性という概念だったわけだが、実はこれは反省性の一応用事例だということがわかった。となると、行為の合理性を反省的メカニズムの合理性の基礎に据えるという…

ツェッテルカステンTシャツ

これは・・・(・∀・)カコイイ!!

カードの夢

うわっこれおもしろそう。ついにZettelkastenの全貌が明らかに?! か、カードが・・・し、しゃべってる! http://www.dradio.de/dkultur/sendungen/forschungundgesellschaft/709321/ http://www.dradio.de/download/77213/ (PDF) http://www.dradio.de/d…

英訳Social SystemsのEva M. Knodtの序文に出てくる文献

Social Systems (Writing Science)作者: Niklas Luhmann,John Bednarz Jr.,Dirk Baecker出版社/メーカー: Stanford University Press発売日: 1996/01/01メディア: ペーパーバック クリック: 5回この商品を含むブログ (57件) を見る初出順 Mark C. Taylor and…

英訳Social Systems訳者謝辞の翻訳

Social Systems (Writing Science)作者: Niklas Luhmann,John Bednarz Jr.,Dirk Baecker出版社/メーカー: Stanford University Press発売日: 1996/01/01メディア: ペーパーバック クリック: 5回この商品を含むブログ (57件) を見る全百科らしく、こういうマ…

少年ニクラス・ルーマンの勉強

Niklas Luhmann作者: Detlef Horster出版社/メーカー: Beck C. H.発売日: 2005/01/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (3件) を見るNiklas Luhmannをamazonで買う! ホルスター あなたの読者はみんな、あなたが持っている一般教養の堅固さに瞠…