英訳Social Systems訳者謝辞の翻訳

Social Systems (Writing Science)

Social Systems (Writing Science)

全百科らしく、こういうマイナーなのも載せておきたいと思って。英訳者はJohn Bednarz, Jr.ですね。

本書の翻訳に当たっては、たくさんの方々に、いろいろな形でたいへんお世話になった。心からお礼申し上げたい。
まずはこのプロジェクトを可能にするために各方面で骨を折ってくれた方々に。ビーレフェルト大学社会学部のクラウス・ダンマン、ハンスユルゲン・アンドレス、ラインハルト・ザムゾンの三氏、ならびにラトガーズ大学計算機情報サーヴィスセンターのウォレン・マイヤー氏には、コンピュータの設備や図書館の利用許可をいただいた。またジルケ・シーアマイアー氏の根気よい技術指導にも感謝したい。プロジェクトが円滑に進み、私個人の持ち出しも少なくてすんだのは、各氏の援助があったればこそである。
訳文作成作業それ自体に対しては、ハンブルク大学のディートリッヒ・シュヴァニッツ、ビーレフェルト大学のディルク・ベッカー、ノースウェスタン大学のトマス・マッカーシーの三氏が、不明箇所に助言をくれた。とはいえ、最も感謝すべきは、訳文を作成する中で最も直接的な助言をくれた二人の人物に対してであろう。一人はニクラス・ルーマンである。ルーマン氏は、激烈な多忙にもかかわらず、いつも時間を作っては私の質問に答えてくれた。もう一人はルーマン氏の助手のアンドレ・キーザーリング氏である。氏の真面目さ、そして本書の内容と英語についての該博な知識のおかげで、本来すこぶる大変なはずの翻訳作業がずいぶんと楽になったと思う。この翻訳が成功しているとすれば、それは私一人の頑張りによるものではなく、上に挙げさせていただいた各氏の協力の賜物であることを、ここに記しておきたい。
Social Systems, p. 617

この英訳本はTranslated by John Bednarz, Jr. With Dirk Baeckerとなっているわけだけど、こうしてみるとベッカーの名前だけが取り立てて挙がっているのはどうしたことなのかと思ってしまいますが・・・