東京大学出版会書房新刊一覧(2010年9月)
- ダニエル・フット/太田勝造(編),『現代日本の紛争処理と民事司法3 裁判経験と訴訟行動』
- 裁判員制度がスタートし,司法制度は身近になりつつあるが,国民にはどのように評価されているのか.本巻では,民事裁判に関する原告・被告の社会的属性,女性当事者の実情,和解・交渉の位置づけ等の実態を解明し,国民と法システムのかかわりを考える.
- 松村良之/村山眞維(編),『現代日本の紛争処理と民事司法1 法意識と紛争行動』
- 日本人の法意識は30年前と変化したのか.本巻は現代日本人の法に対する態度や裁判所へのイメージなどから,日本人の法意識を分析する.そして法意識が問題経験に対する当事者の行動にどのように関わってくるのかを解明する.
- 高橋惠子,『人間関係の心理学: 愛情のネットワークの生涯発達』
- 乳幼児期から高齢期に至るまで,社会の中で暮らす人間の自立を支えるものとはなにか――複数の重要な他者からなる「愛情のネットワーク」という人間関係のモデルを提案し,主要な議論や素朴な疑問とも絡めつつ,そのなりたちからしくみ,生涯にわたる変化を検証する.
- 奥井智之,『社会学の歴史』
- 玄地裕/稲葉敦/井村秀文(編),『地域環境マネジメント入門: LCAによる解析と対策』
- 地域におけるさまざまな開発計画や新しい技術システムの導入に際し,LCAを適用して環境負荷を検討し,環境への影響の小さい施策立案に生かす方法をまとめた教科書.将来にわたり地域および地球環境にとって望ましい姿で,地域の経済活動や市民生活を運営するための検討例を提示する.
- 足立芳寛/松野泰也/醍醐市朗,『マテリアル環境工学: デュアルチェーンマネジメントの技術』
- 石井寛治/原朗/武田晴人(編),『日本経済史6 日本経済史研究入門』
- 日本経済史とはどのような研究分野か,実証の基礎となる資料とはどのようなものか,論文を書くときにはどのようなことに注意すべきかなど,経済史研究のあり方の現在について研究を志す次世代に紹介する入門的なガイドブック.
- 石井寛治/原朗/武田晴人(編),『日本経済史5 高度成長期』
- 小松裕/金泰昌(編),『公共する人間4 田中正造: 生涯を公共に献げた行動する思想人』
- 平石直昭/金泰昌(編),『公共する人間3 横井小楠: 公共の政を首唱した開国の志士』
- 「道を明らかにして世界の世話焼きにならねばならぬ」――幕末期に世界における日本の位置を見定め,「公共の政」としての近代日本の行方を指し示した小楠.その公共する思想を焦点とし,関連する人物を多角的に論じ,小楠とその時代について新しい知見を示す.
- 東京大学教養学部英語部会(編),『東大英単 CDブック』
- 論文・レポート作成,ビジネス,報道,翻訳などの場面で頻出する基本語彙ながら,日本人学習者には「使いづらい」単語280語を厳選,徹底講義し,学生からビジネスパーソンまで高い支持をうけたベストセラー教材『東大英単』に,例文を全て収録し,文脈まるごと記憶する学習に適した音声CD4枚を添付した最強キット.
- 小宮山宏/武内和彦/住明正/花木啓祐/三村信男(編),『サステイナビリティ学4 生態系と自然共生社会』
- 小宮山宏/武内和彦/住明正/花木啓祐/三村信男(編),『サステイナビリティ学2 気候変動と低炭素社会』