「NHKブックス」目録リスト一覧 1151-1200 (2010年-)
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- 1167. 只木良也,『新版 森と人間の文化史』,2010年 NEW!!
- 森を守ることは人間を守ること。森は太陽の恵みを受けて、地球上のすべての生命活動を支えるとともに、人間の心に繊細で穏やかな情緒を育んできた。森林の成り立ちや、その果たす役割をグローバルな視点で描き、文明の母といわれる森と人間の深いかかわりを辿りながら、森の存在が人間にとっていかに“かけがえのない”ものであるかを詳らかにする。
- 1166. 木原武一,『快楽の哲学: より豊かに生きるために』,2010年 NEW!!
- 1165. 小田内隆,『異端者たちの中世ヨーロッパ』,2010年
- 1163. 東浩紀(編),『日本的想像力の未来――クール・ジャパノロジーの可能性』,2010年
- なぜ「日本」が欲望されるのか マンガ・アニメ・ゲーム・映画・アート……。日本的ポップカルチャーの核心に迫る白熱の議論!本書の元となったのは、2010年3月に東京工業大学世界文明センターの主催で行われ、大きな反響を呼んだ国際シンポジウムです。その発表と討論を、批評家東浩紀氏の編により再構成しました。現在「クール・ジャパン」の名で日本のポップカルチャーが世界中に浸透しています。また、それは日本政府の国家的な文化政策ともなっています。この「クール・ジャパン」現象が映し出すものは何なのか。日本を代表する論客、世界を舞台に活躍するクリエーター、現在第一線の海外の日本学者をむかえ、多角的な視点からの議論となりました。戦後から今日にいたる日本文化への眼差しを検討することで、クール・ジャパノロジーへの視線を問い直し、日本的想像力の可能性を探るものです。「クール・ジャパン」の名の下に語られている「日本」とは何か?ときに「未成熟」とされる日本的想像力の核心はどこにあるのか?「日本文化」のイメージを刷新する新しい出発点となるものです。ご注目下さい!
- 1162. 木村汎/袴田茂樹/山内聡彦,『現代ロシアを見る眼――「プーチンの十年」の衝撃』,2010年
- 大国ロシアの行方。民主主義か強権か――プーチンが模索した国家のかたち。ロシア復活を目指したプーチン統治の十年を検証する!1999年大晦日、エリツィンによって後継指名されたプーチンは、経済の国家管理、言論の統制など権威主義的な政策を次々に断行、ロシアは民主化への道を歩んでいると期待していた欧米に衝撃を与えた。一方、市民生活には秩序と安定がもたらされ、高度消費社会が到来。国民は圧倒的な支持率でプーチンに喝采を送りつづけた。プーチンが実質ロシアを主導した十年の間に、この大国は欧米の軌道から外れて独自の道を歩みはじめたといえる。プーチンによって築き上げられた体制とは、どのようなものなのか?政治、経済、外交、すべての視点から現代ロシアの姿を浮き彫りにする。
- 1161. 鈴木由紀子,『女たちの明治維新』,2010年
- 製茶貿易を先駆けた大浦慶、日本初の女医となった楠本稲、『小公子』を翻訳した若松賎子、外交の一翼を担った陸奥亮子…。幕末から明治への激動期をたくましく生きぬいた女性たちに光を当て、その足跡に迫る。逆境から道を拓いた女性たちの勇気と情熱をとおして、生きるための戦略が見えてくる。
- 1160. クォン・ヨンソク,『「韓流」と「日流」――文化から読み解く日韓新時代』,2010年
- 「近くて遠い国」と形容されてきた日本と韓国に今、変化が起きている。その契機となったのは日本における「韓流」、そして意外に知られていない、韓国での「日流」現象である。「政治」が果たせなかった役割を、「文化」は担えるのか?相互作用として生まれた二つの文化現象の実態を解明することで、両国間に立ちはだかる問題の所在を明らかにし、来るべき「日韓新時代」の可能性について考える。日韓のはざまで「境界人」として生きる著者の清新な一書。
- 1159. 山下克明,『陰陽道の発見』,2010年
- 1158. 浅田稔,『ロボットという思想――脳と知能の謎に挑む』,2010年
- ロボットがココロを持ち、私たち人間とコミュニケーションする日はくるのか。学習し成長するロボットをつくりだすことで、人間の知性と身体の驚くべき関係が見えてきた。赤ちゃんロボット、共感ロボット、サッカーロボットなど、さまざまなロボットを紹介しながら、「人間とは何か」というビックミステリーに迫る。ロボット学の最先端「認知発達ロボティクス」で探る、人間とロボットがともに生きる未来。
- 1157. 福澤一吉,『議論のルール』,2010年
- 1156. 本多久夫,『形の生物学』,2010年
- 単細胞のゾウリムシから多細胞のヒトまで、生物は、今あるこの多様な形に、どうやってたどり着いたのか。本書では、多細胞動物の「袋」に着目し、生物体の内と外の境目について考える。ついで、単純な袋構造から複雑な動物体がつくられる形づくりを細胞の自己構築・自己組織化の観点から解き明かす。進化を形の多様性の視点から明快に分析し、生物学の歴史に新たな1ページを開く。
- 1155. 岸見一郎,『アドラー 人生を生き抜く心理学』,2010年
- 過去は変えられなくても、「今現在」そして「未来」は変えられる。トラウマを振り切り、強い意志と勇気と希望をもって人生を力強く生き抜いていこう!明白でしっかりした理論と実践の見事な調和によって、いま日本でも大きな注目を浴びているアドラーの「個人心理学」の真髄をその人生と織り合わせながら紐解く知的興奮の書。
- 1154. 草野厚,『ODAの現場で考えたこと――日本が移行の現在と未来』,2010年
- ネリカ米の坪井さんと後藤さん、ヤマトシャツの柏田さん、ルワンダでストリートチルドレンのシェルターを運営する女性。現場で様々な悩みを抱えながらODAに取り組む日本人の生の声を伝えるとともに、一方で、その援助を受ける側の人々の姿と声をも伝える。ODAの限界と難しさを知ることから、日本人の財産としてODAの意味を考え、日本外交の行く末を見据える。
- 1152. 松尾剛次,『親鸞再考――僧にあらず、俗にあらず』,2010年
- 1151. NHK放送文化研究所(編),『現代日本人の意識構造 第七版』,2010年
- 価値観やものの見方を捉える「日本人の意識」調査は、1973年から5年ごとにおこなわれ、今回の2008年で8回目を数える。質問項目は、家族や仕事のあり方、生活目標や人間関係、政治や国際化に関する意識など。35年間にわたって蓄積されたデータを分析、時代による意識の変化を明らかにするとともに、日本社会の将来像を展望する。
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