ナカニシヤ出版 新刊一覧(2010年)
2010年11月
- 栗原隆,『現代を生きてゆくための倫理学』,2010年 NEW!!
- 現代世界において露呈する、個人の自己決定権の限界を見据え、再生医療、臓器売買、希少資源配分、将来世代への責任など、現代の諸問題を共に考えることで、未来への倫理感覚を磨き上げ、知恵の倫理の可能性を開く一冊。
2010年10月
- 川越修/脇村孝平/友部謙一/花島誠人,『ワークショップ社会経済史: 現代人のための歴史ナビゲーション』,2010年 NEW!!
- 目で見る最新の社会経済史入門。統計や地図などの資料をもとに、世界と日本の社会と経済の歴史を読み解いてみよう。社会経済史の最新の成果を、視覚データをもとにビギナー向けにわかりやすく紹介。現代を生きるための最新の「歴史ナビゲーション」!
- 石崎嘉彦,『ポストモダンの人間論: 歴史終焉時代の知的パラダイムのために』,2010年 NEW!!
- 郄橋紀子/吉岡和子(編),『心理臨床、現場入門: 初心者から半歩だけ先の風景』,2010年 NEW!!
- 社会人1年生。初めてなのに専門家。ケースは待ってくれない。この不安と緊張を先輩たちはどう乗り越えていったのか。教育・医療・福祉・司法・産業、これらの現場に一人で入っていった新米臨床心理士たちの奮闘記。
- 山粼好裕,『経済学の知恵: 現代を生きる経済思想 増補版』,2010年 NEW!!
- 小林亜津子,『看護のための生命倫理 改訂版』,2010年 NEW!!
- 岡本真一郎,『ことばの社会心理学 第4版』,2010年 NEW!!
- 言葉と対人関係の好評テキスト、大幅に改訂。言語コミュニケーションに、社会心理学的観点からアプローチする好評書の第4版。ことばは対人過程の中でどのように発話され理解されるか? 日本語の会話、CMC、社会的認知など最新の研究を追加して大幅に改訂。
- マイケル・サンデル,林芳紀/伊吹友秀(訳),『完全な人間を目指さなくてもよい理由――遺伝子操作とエンハンスメントの倫理』,ナカニシヤ出版,2010年 NEW!!
- 大塚啓二郎/東郷賢/浜田宏一(編),『模倣型経済の躍進と足ぶみ: 戦後の日本経済を振り返る』,2010年
- 戦後日本の驚異的な経済発展の経験に、われわれは何を学び何を教訓とすればよいのか。日本経済が「模倣型」の躍進を終えて停滞するなかで、どのような改革と政策が求められているのか。。わが国の戦後経済の遺産と教訓を多角的に検証し、「模倣型」から「創造型」経済への転換を提言する。
2010年9月
- 宮下一博,『大学生のキャリア発達』,2010年
- 希望に満ちた人生を送るには、大学生のいま何をすればよいのか。進路・職業・人生に関するワークシートで自分の現状を知り、またキャリアに関する諸学者の理論を学び、一歩リードした就職活動をしよう。
- ハフシ・メッド,『目に見えない人と人との繋がりをはかる』,2010年
- 増田梨花,『絵本を用いた臨床心理面接法に関する研究』,2010年
- 現代社会の生きづらさを伝えるすべを持たなかった生徒たちが、絵本の「読み聞かせ」ではない「読み合わせ」を通して、カウンセラー、さらに保護者と心を通わせ自己表現が可能になり成長していく様子を生き生きと描く。
- 高鍬博,『還暦三度目の京都大学合格記: 究極の脳トレは受験勉強』,2010年
2010年8月
- 長友敬一,『現代の倫理的問題』,2010年
- 森沢義信,『西国三十三所道中の今と昔 下』,2010年
- 西国三十三所の巡礼道(2200km)を著者自ら歩いて確認し、札所寺院間のルートの道順と通過点(道路・峠・橋・川・常夜灯・道標・道中の社寺)の現状を写真も掲載して案内し、巡礼史料で江戸時代の巡礼の様子も紹介する。
- 森沢義信,『西国三十三所道中の今と昔 上』,2010年
- 西国三十三所の巡礼道(2200km)を著者自ら歩いて確認し、札所寺院間のルートの道順と通過点(道路・峠・橋・川・常夜灯・道標・道中の社寺)の現状を写真も掲載して案内し、巡礼史料で江戸時代の巡礼の様子も紹介する。
- 小田隆治/杉原真晃(編著),『学生主体型授業の冒険: 自ら学び、考える大学生を育む 』,2010年
- 授業が変われば学生が変わる! 学生自らが授業に積極的に参加し、互いに学び合い教えあいながら,学びの主人公になる。果敢な取り組みの貴重な事例と授業設計を余すところ無く集約した待望の実践集。
- 落合洋文,『サイエンス・ライティング練習帳』,2010年
- 全ての理系大学生・院生・研究者・技術者・教師・サイエンスコミュニケーターのために。科学を抽き出すセンスを身につけるための実践的問題集!
2010年7月
- 齋藤純一(編),『公共性の政治理論』,2010年
- 自由・平等・デモクラシー・多文化主義・市場・マスメディアなど,重要かつ多彩な政治概念との関係から公共性を捉えることで、その可能性や問題点までを明らかにする。多様性を孕んだ公共性研究の扉を開く刺激的論集。
- 小松正史,『みんなでできる音のデザイン: 身近な空間からはじめる12ステップのワークブック』,2010年
- 森沢義信,『西国三十三所道中案内地図 下』,2010年
- 三十三所の札所間のルートごとに、道順と道路・峠・橋・川・常夜灯・道標などを写真とともに明示しているので、一人でも迷わずに三十三所巡りが、いつでも、どこからでも気軽にできる大判のカラーガイド地図。
- 森沢義信,『西国三十三所道中案内地図 上』,2010年
- 三十三所の札所間のルートごとに、道順と道路・峠・橋・川・常夜灯・道標などを写真とともに明示しているので、一人でも迷わずに三十三所巡りが、いつでも、どこからでも気軽にできる大判のカラーガイド地図。
- ハイム・オマー,天貝由美子(監訳),『暴力や自己破壊に非暴力で対応する: 一線を越えてしまう子どもと真正面から向き合うために』,2010年
- 石田志朗(監修),京都地学教育研究会(編著),『写真で見る京都自然紀行』,2010年
- 京都の自然と人のかかわりを写真で再現。「地学」の目で景観や歴史を見直すと、魅力がより明らかに。便利なアクセスマップ付
- 渡辺三枝子(監修),藤田有香,『リハビリテーション・カウンセリング』,2010年
- もって生まれた障害が、社会を生きるうえでの障害にならない社会を目指して、障害者のキャリア形成を、個人・環境さまざまな面から支援するカウンセリングの理念・理論・方法を、事例を取り上げながら解説する。
- 竹中克行/齊藤由香,『スペインワイン産業の地域資源論: 地理的呼称制度はワインづくりの場をいかに変えたか』,2010年
- 大槻恵美,『風土に生きる・場所に生きる: 地域の変容と再編成に関する地理学的研究』,2010年
- 高度経済成長の波が押し寄せる農村。環境の“悪化”に向き合う漁村。未曾有の震災に見舞われた都市。そこで人びとはみずからと地域のありようをどのように創りかえてきたのか。琵琶湖・生駒・宝塚をフィールドに、人間と環境の関係を風土論・場所論の視座から根源的に考究する。
2010年6月
- 本山美彦,『オバマ現象を解読する: 金融人脈と米中融合』,2010年
- 近藤勉,『よくわかる高齢者の心理 改訂版』,2010年
- 高齢者の心理を理解し、高齢者の心身を活性化させるために――超高齢化社会を目の前に生まれ変わったロングセラー・テキスト!高齢者の心を理解するための知識と、そこで学んだことをどう生かしていくのか、高齢者の心身の活性化をどう図ればよいのかなど、高齢者の心理を理解しようと志す若者にも理解できるように例を挙げて解説する。
- 西口利文/高村和代,『教育心理学』,2010年
- 教育の最前線である学校における教育活動にフォーカスしながら、教育心理学の基本から最新知見までを徹底網羅。授業の学びを深め、活かせる便利な予・復習課題付きの初学者必携テキスト!
- 有元秀文,『ブッククラブで楽しく学ぶクリティカル・リーディング入門: 国際化時代を生き抜く読書力がだれでも身につく』,2010年
- 教育の最前線である学校における教育活動にフォーカスしながら、教育心理学の基本から最新知見までを徹底網羅。授業の学びを深め、活かせる便利な予・復習課題付きの初学者必携テキスト!
- 生駒俊樹(編著),『実践キャリアデザイン: 高校・専門学校・大学』,2010年
- 進学のみで終わらない高校の進路指導、あまり実情が知られていない専門学校の取組、全大学でキャリア教育が義務化されるなかですでにその実績をあげている大学の取組から探る、社会的・職業的自立のエッセンス。
- 十島雍蔵,『T式カップル言語連想法: 治療的会話の継続と展開のツールとして』,2010年
- オートポイエーシス理論を背景にした、著者創案の新しい臨床技法。その理論と方法を臨床事例とともに詳しく解説。単語で交わされる言語連想の流れと、それを相互にリフレクティングする会話の、臨床領域への応用可能性を探る
- 宮川充司/大野木裕明/大野久(編),『子どもの発達と学校 改訂版』,2010年
- 「幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程」のテキストとして、21世紀の教育を担う教師に新しい視点と情報を提供。日本の学校が抱えるさまざまな現実的課題を克服していくための力となる解説書。
- 張建明/張明和(編著),『明明塾 中国語 改訂版』,2010年
- 重要な表現や技法をできるだけたくさんの練習を通じて消化していけるよう編纂されたロングセラー中国語テキストの改訂版。会話文は、中国の文化や最新事情などを念頭に入れた読み物にもなっている。音声CD付き。
- 阪神地区私立大学教職課程研究連絡協議会(編),『教師を育てる: 大学教職課程の授業研究』,2010年
- 大学の教職課程の授業はどのようにあるべきか。どんな目的、目標をもち、授業を工夫しているか。学生の教員としての資質能力を高め、実践的指導力を身につけさせるための、さまざまな魅力的な授業を報告する。
- ハフシ・メッド,『「絆」の精神分析: ビオンの原子価の概念から「原子価論」への旅路』,2010年
- 磤地勝人/進藤啓子/田中麻里(編),『養護原理』,2010年
- 保育士や幼稚園教諭を志す学生を対象に、子どもをとりまく環境がどんなに変化しても変わらない、すべての子どもの生活を豊かなものにするための、児童福祉の理念、養護の基礎知識と実践をわかりやすく解説。
2010年5月
- 佐藤智明/田窪美葉/外島健嗣/志馬祥紀(編),『ビジネス: 学びのことはじめ』,2010年
- 社会人になるために,調べる力,分析する力,表現する力をみがく! 社会人として人生をしっかり歩んでいくために必要な能力とは何でしょう? この本では確実なキャリア力を身につけるために調べる力,分析する力,表現する力にポイントを置きながらビジネスについて学びます。全ページ、すぐに書き込み提出や再構成のできる切り取り可能なミシン目入り。またルビを細かく入れているため留学生にもたいへん好評です。【*教員専用の指導用マニュアルがあります】
- 野田裕久(編),『保守主義とは何か』,2010年
- 宇都宮裕章(編),『対話でみがくことばの力: 互いの異なりを活かすグループワーク26』,2010年
- 子どもから大人まで幅広い年齢に対応できる対話のワークを通し、互いの異なりを活かす「ことば」の本質的な力と魅力に迫ります。ふだんから慣れ親しんでいるはずの「ことば」の世界。その扉をもう一度ノックしてみませんか?参加しながらその場で書き込めるワークシート付き。
- 明石純一,『入国管理政策: 「1990年体制」の成立と展開』,2010年
- 外国人の受け入れをめぐる「現実」と「政策」の相克の20年。戦後日本の入管体制においてひとつの転換点であった1989年の「出入国管理及び難民認定法」、いわゆる「入管法」の改正をもって構築された「1990年体制」の成立と展開を綿密に追い、その変容をまなざす。
- 西村純一/井森澄江(編),『教育心理学エッセンシャルズ 第2版』,2010年
- 教師を志す学生や教育に関係する人たちのための教育心理学入門。大好評のテキストを最新の知見を加えながら内容を取捨選択し、新たに授業に適した15章に再構成。時代に合わせて、よりスリムにアップデートした待望の第二版!
- 吉田俊和/元吉忠寛(編),『体験で学ぶ社会心理学』,2010年
- 吉崎一人/松尾貴司/斎藤和志(編),『心理学概説: こころを科学する』,2010年
- 赤間亮/冨田美香(編),『イメージデータベースと日本文化研究』(日本文化デジタル・ヒューマニティーズ02),2010年
- データベースから何が生まれるか。大量のイメージ資料を扱うイメージデータベースが人文科学研究に果たす役割と可能性を展望し、映画、演劇、工芸、文学、出版研究における最先端の実践例とその成果を提示する。
- 京都光華女子大学人間科学部人間関係学科(編),『ひと・文化・発達: 関係を見つめなおす人間科学の視点』,2010年
- ひとと関わりながら生きるとはどういうことか。社会や文化はひとの心の世界やその生き方にどのような影響を与えているのか。コミュニケーションや学習、心理療法など、人間関係を考えるための様々な話題を提供する。
- 高橋信行/久木元司(編),『福祉実践と地域社会: 鹿児島の人と福祉のあり方』,2010年
- 地域福祉の先進地、鹿児島の経験を報告。実践から得た多くの成果と課題に加え、現場の苦労・喜びまで伝える格好の福祉の手引書。
- 小樽商科大学地域研究会(編),『大学におけるキャリア教育の実践: 10年支援プログラムの到達点と課題』,2010年
- 今、真価の問われる大学におけるキャリア教育の実践。本書では入学前3年間―大学4年間―卒業後3年間という長期にわたり学生のキャリア形成を支援した独創的なキャリア教育プログラムの全貌を紹介する。
- 藤後悦子(編),『保育カウンセリング: ここからはじまる保育カウンセラーへの道』,2010年
- 水野りか(編),『心理学を学ぼう 第2版』,2010年
- 心理学に興味のある高校生や初めて学ぶ大学生・社会人に向けて、心理学の諸領域を楽しく・わかりやすく解説した好評テキストの改訂版。各章の内容の更新および「認知科学」「子どもの心理臨床学」の章を追加。
- 小峯敦(編),『福祉の経済思想家たち 増補改訂版』,2010年
- 貧困の発見から福祉国家のグランド・デザイン、福祉国家批判から新しい福祉社会の模索まで、福祉=理想社会の設計をめぐって格闘した、経済学者たちの軌跡。ベーシック・インカムをはじめ、最新のトピックや資料も充実させた改訂版。
2010年4月
- 馬渕浩二,『倫理空間への問い: 応用倫理学から世界を見る』,2010年
- 青木康容/田村雅夫,『闘う地域社会: 平成の大合併と小規模自治体』,2010年
- 「平成の大合併」により変貌する地域社会に迫る。各地の実例調査と統計分析により地方の現状を検証し、自律への道を探る共同研究の成果であり、今後の地方政策を考えるうえでの基礎となる一冊。
- 渡部明,『生命と情報の倫理: 『新スタートレック』に人間を学ぶ』,2010年
- 山口意知,『教育の原理とは何か: 日本の教育理念を問う』,2010年
- 現代の教育で目指されている「人格の完成」とは具体的に何を意味するのか。日本の伝統的な精神を見直すことから教育の「お題目」に中身を与える、教員志望者必読の教職入門書にして、あらゆる教育関係者にも推薦する一冊。
- 石山文彦,『ウォーミングアップ法学』,2010年
- 遠山弘徳,『資本主義の多様性分析のために: 制度と経済パフォーマンス』,2010年
- 成長と平等をもたらす制度とは何か。効率的再分配、強調的労使関係、企業統治モデル、金融制度など、諸制度が経済パフォーマンスに与える影響を、質的・計量的に分析。あわせて多様性分析のためのツールも紹介する。
- 月本洋,『心の発生: 認知発達の神経科学的理論』,2010年
- 中原隆幸,『対立と調整の政治経済学: 社会的なるもののレギュラシオン』,2010年
- 「政治的なるもの」をいかにして経済学の分析装置に組み入れるか。「社会的なるもののレギュラシオン」アプローチによる、社会経済システム全体の認識の試み。
- 生駒山系歴史文化研究会,『生駒山: 歴史・文化・自然にふれる』,2010年
- 司一子(監修),杉本希映/五十嵐哲也(編),『事例から学ぶ児童・生徒への指導と援助』,2010年
- 子どもの抱える問題の理解・解決の方法、保護者との対応、専門機関との連携など、指導・援助に関する理論を前半部分で解説し、後半部分でそれを使った支援の実際の様子を事例から学ぶ。教師を目指す学生必携!
- 大久保智生,『青年の学校適応に関する研究: 関係論的アプローチによる検討』,2010年
- 適応・不適応が個人でなく関係の問題であることを示し、「大人にとって望ましい適応」のおしつけでなく、「青年は関係をどう意味づけているのか」に焦点を当てた、青年の現実を踏まえた新しい介入の可能性を提案する。
- 岡本祐子(編),『成人発達臨床心理学ハンドブック: 個と関係性からライフサイクルを見る』,2010年
- 発達心理学と臨床心理学の観点から人間が大人として人生を生き抜くことの様々な心の局面をとらえ,その光と影について考察する大著。
- 西川信廣/長瀬美子(編),『学生のための教育学』,2010年
- 「教育の思想と方法」「教育の制度と構造」「教育の現代的課題」の3部構成で、初めて教育学を学ぶ学生に知っておいてもらいたい領域をほぼ網羅。教育学の基礎的力量の形成を目指す、最新の研究成果を踏まえた入門テキスト
- 長尾博,『学校カウンセリング: 新しい学校教育にむけて』,2010年
- カウンセリング・マインドを涵養するための基本的な要件をわかりやすくまとめ、教師と学校が生徒の心の問題を適切に対処し、どのように支援態勢を整えるかの具体例をも紹介するロングセラー・テキスト待望の改訂!
- 向山泰代,『自叙写真法による自己認知の測定に関する研究: 新しい学校教育にむけて』,2010年
- カウンセリング・マインドを涵養するための基本的な要件をわかりやすくまとめ、教師と学校が生徒の心の問題を適切に対処し、どのように支援態勢を整えるかの具体例をも紹介するロングセラー・テキスト待望の改訂!
2010年3月
- 小林亜津子,『看護が直面する11のモラル・ジレンマ』,2010年
- 草川啓三,『極上の山歩き: 関西からの山12ヶ月』,2010年
- 達人が選んだランキング上位の山30をガイド。
春夏秋冬ひとの心をとらえる珠玉の山の中から、達人がすすめるランキング上位の30山を新スタイルでガイドする。
- 矢野円郁,『時間記憶の認知心理学: 記憶における経過時間とその主観的感覚』,2010年
- なぜとても昔のことを「まるで昨日のように」感じることがあるのか? また逆に最近のことを「とても昔のように」感じることがあるのか? ある出来事が起こってから現在までに過ぎた時間に対する主観的な感覚がどのように生じるのかを検討した貴重な研究書。
- 田島充士,『「分かったつもり」のしくみを探る: バフチンおよびヴィゴツキー理論の観点から』,2010年
- 「つもり」になることが理解を促す積極的な学習戦略であったこと、また「つもり」で終わる生徒と「理解」へ至る生徒の違いを実証研究から示し、その発達過程を活かした効果的な授業法を提案する。
- 加藤容子,『ワーク・ファミリー・コンフリクトの対処プロセス』,2010年
- 仕事と家庭の間の葛藤は、人にどのような心理的影響を与えるのか。夫婦関係のあり方はそれにどう関係するのか。仕事と家庭の両立のための、心理学的考察。
- 渡辺利夫,『誰にでもできるらくらくR言語』,2010年
- 森田美弥子/郄橋靖恵/郄橋昇/杉村和美/中原睦美,『実践ロールシャッハ法: 思考・言語カテゴリーの臨床的適用』,2010年
- 「何を見たか」でなく「いかに見たか」を、被検者の言語表現すべてを分析対象として立体的なパーソナリティを描く名大法独自のカテゴリー・システムを、整理し、活用しやすく解説。人格水準の見立てや治療関係の予測に最適。
2010年2月
- 小阪康治,『倫理問題に回答する: 応用倫理学の現場』,2010年
- 宇仁宏幸/坂口明義/遠山弘徳/鍋島直樹,『入門 社会経済学: 資本主義を理解する 第2版』,2010年
- 吉岡和子/郄橋紀子(編),『大学生の友人関係論: 友だちづくりのヒント』,2010年
- ネット上の仲間が何でも応えてくれる時代でも、いまいちどリアルな人間関係を見直そう!距離感が難しい?自分が出せない?一筋縄ではいかない友人関係を、距離・自分らしさ・居場所・役割・ひとりをキーワードに考える。
- 兵藤宗吉/緑川晶(編),『心の科学: 理論から現実社会へ』,2010年
- 基礎から応用までの心理学の領域について、歴史や背景、理論をしっかり解説しながらも、いつのまにか身近な体験として理解できる恰好の入門書。心理学の気づきは日常に転がっていることを学ぶ。
- 西村健(監修),藤本修/白樫三四郎/高橋依子(編),『メンタルヘルスへのアプローチ: 臨床心理学,社会心理学,精神医学を融合して』,2010年
- リストラ、抑うつ、自殺、いじめ――日本の社会から笑顔が消えた今、人間関係、組織や文化、心の病気など、この問題に立ちむかう多彩な視点を提示する。各分野の第一人者による座談会も収録。
- 拝野寿美子,『ブラジル人学校の子どもたち: 「日本かブラジルか」を超えて』,2010年
- ブラジルで「ジャポネス」、日本で「ブラジル人」とよばれる彼らは、自らの将来や夢を、どんな思いで、どのように考えているのか。インタビュー調査による彼らの「生」の声から、その実態と、今後の課題を明らかにする。
- 増永迪男,『春夏秋冬 山のぼり』,2010年
- 喜寿を迎えてもなお山のぼりをつづける著者が福井の山の最近の紀行26編と、六十余年にわたる山行をふり返り、山と人との関わり、山のぼりの恵みなどを沁々と語る。巻末に1947年から2009年までの自らの「山行記録」も初めて公開。
2010年1月
- 野外歴史地理学研究会,『近畿を知る旅: 歴史と風景』,2010年
- 歩く、見つける、旅をする、近畿の身近な風景。歴史が息づいた近畿6府県53の地域を網羅し、日帰りで気軽に足を運べるようなコースを提案。一味ちがった近畿の旅が楽しめる。
- 石原潤,『変わり行く四川』,2010年
- 鈴木敏昭,『思い込みの心理学: 深層認知心理学試論』,2010年
- 「わたし」を形作るおおもとは、単なる思い込みではないか。幸や不幸、人は常に現状を評価しながら生きているが、なぜ例えば「私は不幸だ」と確信してしまうのか。思い込みの構造を解説し、人生を見つめ直すたくさんのヒントを提供する。
- 香川貴志,『バンクーバーはなぜ世界一住みやすい都市なのか』,2010年
- バンクーバーに対する評価の高さはどこからくるのか。その謎を現地で1年近く暮らし、その後も幾度となく現地を訪問している著者が、自ら集めた資料やフィールドノート、見聞し経験した事柄などをベースにして解いてみたい。取り上げる対象には、観光客がほとんど行かない現地の生活と密着した場所や施設も積極的に盛り込んだ。そこにこそ生活環境に対する高い評価の秘密が隠されているからである。
- 小林朋子,『子どもの問題を解決するための教師へのコンサルテーションに関する研究』,2010年
- 生徒への関わり方のアドバイスや関係者間の調整など、教師を支援し、解決に至るように補佐するコンサルテーション。どんな具体的スキルが必要か?理論的検討はもちろん、教師の視点・評価も取り入れながら、目指すべき姿を探る。