浦賀和宏著作目録リスト一覧

作家の浦賀和宏さんの著書を、初出順でリスト化しました。
書影の画像をクリックすると、はてなキーワードのページに飛んで、各作品について言及しているはてなダイアリーの一覧が見られます。



女王暗殺 (講談社ノベルス)

  • 『女王暗殺』,講談社ノベルス(2010年)
    • 母が殺された。謎の数字を遺して。孤独に生きる俺に残されたのは欠陥品の心臓だけ。だが、突然現れた記憶喪失の女によって世界が変わる…!俺をつけ狙う怪しい奴らの正体は、母を殺した犯人なのか。心臓を奪われ殺された死体は、何を語りかけるのか。知らされていなかった父と母の正体は。すべての謎が明らかになるとき、この世界の裏に蠢く、テロルの陰謀が姿を現す―。



萩原重化学工業連続殺人事件 (講談社ノベルス)

  • 『萩原重化学工業連続殺人事件』,講談社ノベルス(2009年)
    • 「脳」を失った死体が語る、密室の不可能犯罪!双子の兄弟、零と一の前に現れた、不死身の少女・祥子と、何もかもを見通す謎の家政婦。彼らが信じていた世界は、事件に巻き込まれる内に音を立てて崩壊していき…。脳のない死体の意味とは!?世界を俯瞰する謎の男女と、すべての事件の鍵を握る“萩原重化学工業”の正体とは!?浦賀和宏の最高傑作ミステリが世界の常識を打ち破る。



生まれ来る子供たちのために (講談社ノベルス)

  • 『生まれ来る子供たちのために』,講談社ノベルス(2008年)
    • 世界で一番醜く、孤独な男―八木剛士。剛士を唯一支えてきた少女―松浦純菜。だが、剛士の非道な行いにより二人の関係は崩壊し、彼の最後の拠り所であった、最愛の妹にまで悲劇が!!運命に翻弄される剛士は、最後の復讐を開始する…。すべての絶望が向かう先には一体何が―!?ついに明かされる、剛士の出生の秘密!松浦純菜シリーズ、堂々の最終巻。



地球人類最後の事件 (講談社ノベルス)

  • 『地球人類最後の事件』,講談社ノベルス(2008年)
    • 世界中から見捨てられ、愛してくれる人などいない。孤独な高校生・八木剛士が持つ唯一の武器―それは敵弾にも倒れない不死身の力だった。この力をきっかけに出会った謎の美少女・松浦純菜へ抱いた初めての恋心。しかし彼の激しい被害妄想によって二人の絆は修復不可能に…。不幸のどん底に落とされた剛士を襲う、さらなる事件とは。



堕ちた天使と金色の悪魔 (講談社ノベルス)

  • 『堕ちた天使と金色の悪魔』,講談社ノベルス(2007年)
    • 銃撃されても死なない、怪我もしない、傷つかない。この不死身の力を武器に、自分を虐めてきた人間への復讐を果たした“奇跡の男”八木剛士に訪れる、これまでと一変した日常。彼はもう、昔の姿には戻れない…。自分に好意を寄せる、金髪の美少女・マリアと唯一の理解者である松浦純菜の間で揺れ動く剛士。彼が選んだ道は、新たなる悪夢へと繋がっていた。



世界でいちばん醜い子供 (講談社ノベルス)

  • 『世界でいちばん醜い子供』,講談社ノベルス(2007年)
    • 幸せだった純菜を、孤独な日々へと突き落とした“彼”との別れ。繋がりを失い、塞ぎ込んでいた彼女のもとへ一通の手紙が届けられる。その差出人こそ、2年前に巻き込まれた呪わしき轢き逃げ事件の関係者だった!恨み続けた犯人への手掛かりを掴んだ純菜は復讐を誓うが、同時に彼女の命は何者かの存在によって脅かされる。松浦純菜、絶体絶命の大ピンチ。



さよなら純菜 そして、不死の怪物 (講談社ノベルス)

  • 『さよなら純菜そして、不死の怪物』,講談社ノベルス(2006年)
    • 思い出せ、あの日の屈辱を。不登校になるまでに受けたはずかしめの数々を。唯一の心の支えだった愛する純菜。彼女と結ばれることがもはや不可能なら、俺にはこれ以上失うものはないのだ。『この恨みはらさでおくべきかリスト』に載ったすべての連中に復讐の鉄槌をくだすときがきた。



八木剛士史上最大の事件 (講談社ノベルス)

  • 『八木剛士史上最大の事件』,講談社ノベルス(2006年)
    • 不死身の“力”を宿す奇跡の男―八木剛士の心にくすぶり続けるのは、デタラメな世界への激しい呪詛。学校では凄まじい虐めを受け、謎のスナイパーには命を狙われるという生き地獄の中で、初めて手に入れた“恋”という名の青春!唯一の救済者・松浦純菜への想いを募らせすぎた妄想は、ついに脳外へ…。そして事態は急展開!急旋回!急降下!?八木剛士に訪れた史上最大の事件とは。



上手なミステリの書き方教えます (講談社ノベルス)

  • 『上手なミステリの書き方教えます』,講談社ノベルス(2006年)
    • 友だちもいない、女にもまったくもてない。唯一仲よくしてくれていた大切な妹は、暴漢に撃たれ、意識不明の重態。心和むのは、自分の部屋でガンプラを作っているときくらい……。不幸の女神に愛された男、八木剛士の前人未到なほど前途多難な恋。やっと訪れた「青春」が剛士にもたらすものは? 結末圧倒的感動必読!!



火事と密室と、雨男のものがたり (講談社ノベルス)

  • 『火事と密室と、雨男のものがたり』,講談社ノベルス(2005年)
    • “奇跡の男”八木剛士の周辺で何故か頻発する怪事件。女子高生の首吊り死体が発見され、無差別放火事件が連続する。世の中を恨み続けて生きてきた剛士が、唯一出会った理解者・松浦純菜と事件を調べるうちに、ある一人の男に辿りつく。孤独に徹しきれない剛士の心に芽生える複雑な想いを、青春ミステリの先覚者、浦賀和宏が切なく描く。



松浦純菜の静かな世界 (講談社ノベルス)

  • 松浦純菜の静かな世界』,講談社ノベルス(2005年)
    • 大けがを負い、療養生活をおくっていた松浦純菜が2年ぶりに自宅に戻ってくると、親友の貴子が行方不明になっていた。市内では連続女子高生殺人事件が発生。被害者は身体の一部を持ち去られていた!大強運で超不幸な“奇跡の男”八木剛士と真相を追ううちに2人の心の闇が少しずつ重なり合う新ミステリ。



透明人間―UBIQUITY (講談社ノベルス)

  • 『透明人間』,講談社ノベルス(2003年)
    • 孤独に絶望し、自殺未遂を繰り返していた理美に、10年前に不審死を遂げた父の秘密が明かされる!?自宅地下に隠されていた広大な研究所。遺された実験データの探索中に起こる連続密室殺人。閉じ込められた飯島と理美。亡き父の研究とは?透明人間以外にこの犯行は可能なのか!?名探偵安藤直樹の推理が真相に迫る。



ファントムの夜明け (幻冬舎文庫) ファントムの夜明け

  • 『ファントムの夜明け』,幻冬舎(単行本)(2002年) 幻冬舎文庫(2005年)
    • いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。これほど残酷なラブ・ストーリーはなかった。あなたはこの哀しくも衝撃的な結末に耐えられるか。死はいつも愛する者を奪っていく。でも、あなただけは。元恋人の失踪、明らかになる妹の死因、忍び寄る死の気配。連鎖する悲劇の果てに待っていたのは…。



地球平面委員会 (幻冬舎文庫)

  • 『地球平面委員会』,幻冬舎文庫(2002年)
    • 大学に入学した僕が賑わう校内で見たのは、「新委員募集中。あなたも信じてみませんか―。地球が平面であることを」と書かれたビラを校舎の屋上から撒く女の子。その子に惹かれる僕の周囲で事件が起き始める。放火、盗難そして殺人事件…。一体僕は何に巻き込まれたんだ?天才作家が妖しい世界を紡ぎ出す推理サスペンス、書き下ろし。



浦賀和宏殺人事件 (講談社ノベルス)

  • 浦賀和宏殺人事件』,講談社ノベルス(2002年)
    • ミステリ作家浦賀和宏は悩んでいた。次作のテーマは「密室」。執筆が難航するなか、浦賀ファンの女子大生が全裸惨殺死体で発見される。彼女が最後に会っていたのは浦賀和宏!?そして…その裏にはもうひとつの事件が?愕然の結末!永遠のテーマ「密室トリック」に挑む講談社ノベルス20周年書き下ろし。



こわれもの (トクマ・ノベルズ)

  • 『こわれもの』,トクマ・ノベルズ(2002年)
    • 売れっ子マンガ家、陣内龍二の婚約者・里美が交通事故で死んだ。ショックのあまり、陣内は、自作のヒロインを作中で殺してしまう。たちまちファンからの抗議が殺到。その中に里美の死を予知した手紙があった。日付は事故の数日前。陣内が手紙の差出し人を訪ねると、神崎美佐という48歳の落着いた女性だった。部屋には作中のキャラクターが飾られ、熱心なファンであることを示している。何故、神崎は里美の死を予知できたのか?そして、予知された死は防げないのか?23歳の俊英が挑む迷宮的ミステリー。



学園祭の悪魔 (講談社ノベルス)

  • 『学園祭の悪魔』,講談社ノベルス(2002年)
    • あの日から、世界は壊れはじめていたのかもしれない。首なし死体、連続猟奇殺人事件、そして…。私の周りに“死”が堆積していく。学園祭で出会った笑わない“名探偵”安藤直樹は、すべてを解決してくれるのだろうか?凄惨!壮絶!明かされる事件の真相!日常の意味が消失する浦賀エンタテインメント最新作。



彼女は存在しない (幻冬舎文庫) 彼女は存在しない

  • 『彼女は存在しない』,幻冬舎(単行本)(2001年) 幻冬舎文庫(2003年)
    • 平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは…。ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。



眠りの牢獄 (講談社ノベルス)

  • 『眠りの牢獄』,講談社ノベルス(2001年)
    • 階段から落ちて昏睡状態になってしまった女性をめぐり集められた三人の青年。三人は核シェルターに閉じ込められ、そこから出る条件は彼女を突き落としたのは誰なのか告白することだった。同時に外では完全犯罪の計画がメール交換で進行。ラストで明らかになるあまりにも異常な「切断の理由」。そして…。



記号を喰う魔女 (講談社ノベルス)

  • 『記号を喰う魔女』,講談社ノベルス(2000年)
    • 「僕が死んだ時、居合わせた人間達を僕が生まれたあの島に向かわせてください」そう遺言を残し中学生が自殺した。孤島を訪れた5人の同級生を襲う殺戮劇。死体には、全て「逆さV」の記号が残されていた。犯人は、そして生き残れるのは誰?最終ページまで気を抜くことを許さぬ、狂気の連続と逆転する真相。



とらわれびと―ASYLUM (講談社ノベルス)

  • 『とらわれびと』,講談社ノベルス(1999年)
    • 大学構内で発生した連続殺人。被害者はみな男性で、腹を切り裂かれて殺されていた。犯人を捜していた被害者の姉は、「妊娠」した男が次々と失踪するという奇妙な事件に出くわす。非日常の犯罪は「笑わない男」の指摘で予想もせぬ真相を明らかにする。圧倒的眩暈感!鬼才、浦賀がついに恐るべき真の姿を現した。



頭蓋骨の中の楽園 (講談社ノベルス)

  • 『頭蓋骨の中の楽園』,講談社ノベルス(1999年)
    • 首無し死体となって発見された美人女子大生、菅野香織。彼女の死と殺害方法は、ミステリ小説の中で、何故か予告されていた。首は見つからぬままに、再び発見される女子大生の首無し死体。異常なる連続殺人の背後には、密室の中で首を切断して自殺した作家の存在があるという。事件と対峙するのは、笑わぬ男、安藤直樹。安藤が最後に微笑むとき、明らかになる「世界の謎」、そして驚愕の「切断の理由」。若き才能が、ミステリ・ルネッサンスの先を見つめ、自らの存在を賭けて挑む超絶のエンターテインメント。



時の鳥籠 (講談社ノベルス)

  • 『時の鳥籠』,講談社ノベルス(1998年)
    • 私は、この子がそう遠くない未来に死んでしまうことを知っている―初対面の少女の自殺を、何故か「私」は知っていた。「私」の生まれてきた理由は、その少女を救うためだから…。少女に出会った途端、意識を失った「私」が、過去を語り出すとき、日常は、呆気なく崩壊していく…。著者の感性が全編に横溢する新エンターテインメント。



記憶の果て (講談社文庫) 記憶の果て (講談社ノベルス)

  • 『記憶の果て』,講談社ノベルス(1998年) 講談社文庫(2001年)
    • 親父が死んだ。自殺だった。俺は安藤直樹。親父が残したパソコンのなかにいるのは裕子。いや違う、あれは単なるプログラムにすぎない。でもプログラムに意識が宿ったのならば…。いったい彼女は何者なんだ!徹底した方法意識に貫かれたテクストが読者を挑発する、第五回メフィスト賞に輝くデビュー作。