浦賀和宏『透明人間』

透明人間―UBIQUITY (講談社ノベルス)

透明人間―UBIQUITY (講談社ノベルス)

 これは心温まる良いお話でした。安藤シリーズはこれで全部読んだことになるみたい。
 ところで透明人間って、武器も持てないし、基本裸だし、気づかれていないということだけがメリットで、それを維持するために声も出せないし、深呼吸もできず、足音も立てられず、しかも気づかれているかいないかということにつねに心を配っていなければならず、もちろん寝る場所、排泄、食事等もかなり工夫しないといけないので、おそらくストレスで早死にすると思う。・・・うーん、ぜんぜん心が温まってないorz。