法政大学出版局「叢書・ウニベルシタス」目録リスト一覧 901-950 (2008-2010年)
- 947. ジャック・デリダ,福本修(訳),『アーカイヴの病: フロイトの印象』,2010年 NEW!!
- 946. マルティン・キンツィンガー,井本晌二/鈴木麻衣子(訳),『中世の知識と権力: 知は力となる』,2010年 NEW!!
- 945. ロジャー・ニュートン,豊田彰(訳),『ガリレオの振り子: 時間のリズムから物質の生成へ』,2010年 NEW!!
- 944. ジャンリュック・マリオン,永井晋/中島盛夫(訳),『存在なき神』,2010年 NEW!!
- 943. ヴィンフリート・メニングハウス,竹峰義和(訳),『吐き気――ある強烈な感覚の理論と歴史』,2010年 NEW!!
- 942. M.フェザーストン/N.スリフト/J.アーリ(編),近森高明(訳),『自動車と移動の社会学: オートモビリティーズ』,2010年 NEW!!
- 941. エルンスト・カッシーラー,笠原賢介/森淑仁(訳),『エルンスト・カッシーラー遺稿集第1巻 象徴形式の形而上学』,2010年
- 940. ウィリアム・J. ブースマ,長谷川光明(訳),『ギヨーム・ポステル――異貌のルネサンス人の生涯と思想』,2010年
- 939. フランシーヌ・マルコヴィッツ,小井土光彦(訳),『エピクロスの園のマルクス』,2010年
- 938. ウィリアム・ワーズワス,小田友弥(訳),『湖水地方案内』,2010年
- イギリス・ロマン派を代表する詩人が、自然との交流を綴った散文作品。刊行後200年を経た今、“環境の時代”によみがえる旅行案内の古典。
- 937. アルトゥール・ショーペンハウアー,鎌田康男/齋藤智志/高橋陽一郎/臼木悦生(訳),『ショーペンハウアー哲学の再構築――『充足根拠律の四方向に分岐した根について』(第一版)訳解』(新装版),2010年
- 学位論文『充足根拠律の四方向に分岐した根について』第一版テクストの翻訳ならびにその綿密な読解を通して、従来のショーペンハウアー理解像の一新を図り、カントの問題意識を引き継いだ超越論哲学者としての姿を呈示する。2000年の初版刊行以来、研究上の基本文献を改訂復刊、叢書・ウニベルシタスに新装版で登場。
- 936. A. B. ブラックウェル,小川眞里子/飯島亜依(訳),『自然界における両性――雌雄の進化と男女の教育論』,2010年
- 934. エドワード・ハッセイ,日下部吉信(訳),『プレソクラティクス――初期ギリシア哲学研究』,2010年
- 933. マーティン・ジェイ,浅野敏夫(訳),『文化の意味論――現代のキーワード集』,2010年
- 932. フレデリック・C. バイザー,杉田孝夫(訳),『啓蒙・革命・ロマン主義――近代ドイツ政治思想の起源 1790-1800』,2010年
- 931. ジャック・ランシエール,梶田裕(訳),『感性的なもののパルタージュ――美学と政治』,2009年
- 930. ロイ・バスカー,式部信(訳),『科学と実在論――超越論的実在論と経験主義批判』,2009年
- 929. ツヴェタン・トドロフ,小野潮(訳),『文学が脅かされている――付・現代批評家論五編』,2009年
- 928. ニクラス・ルーマン,徳安彰(訳),『社会の科学 2』,2009年
- 科学を社会の知識を増やす営み(機能システム)とみなし、社会理論的な問いと認識論的な問いを結びつける。近代社会はどのような認識論の構想を生み出すのか。第1巻は第1章「意識とコミュニケーション」から第5章「システムとしての科学」まで、第2巻は第6章「正当な縮減」から第10章「科学の近代性」までと訳者あとがき・索引を所収。〔社会学〕
- 927. ニクラス・ルーマン,徳安彰(訳),『社会の科学 1』,2009年
- 科学を社会の知識を増やす営み(機能システム)とみなし、社会理論的な問いと認識論的な問いを結びつける。近代社会はどのような認識論の構想を生み出すのか。第1巻は第1章「意識とコミュニケーション」から第5章「システムとしての科学」まで、第2巻は第6章「正当な縮減」から第10章「科学の近代性」までと訳者あとがき・索引を所収。〔社会学〕
- 926. ノルベルト・ボルツ/アンドレアス・ミュンケル,壽福眞美(訳),『人間とは何か――その誕生からネット化社会まで』,2009年
- メディア技術とネットワーク化の発展によって、現代および未来の人間の生活はどのように変化しうるか。人間とメディアの発展史をヒト科の誕生にまで遡って俯瞰し、心や意識から政治にいたるまでの人間的現象を多面的に解明する試み。
- 924. ハンス・ヨーナス,品川哲彦(訳),『アウシュヴィッツ以後の神』,2009年
- 923. スティーヴン・トゥールミン,藤村龍雄(訳),『理性への回帰』,2009年
- 近代の学問世界を支配した数学的・科学的合理性は、その行き過ぎた理論偏重のゆえに、人間の具体的現実への理に適った態度を軽視させることとなった。世界の根源的不確実性を排除せず、歴史と経験を重視し、つねに知的活動の根拠を問う実務家的道理性への回帰こそがいま求められている。名著『近代とは何か』に続く、科学哲学の枠を超えた重要な文明史的提言。
- 922. ニクラス・ルーマン,馬場靖雄/赤堀三郎/菅原謙/高橋徹(訳),『社会の社会 2』,2009年
- 現実には恣意的なものなど存在せず、あらゆる出来事は他のさまざまな出来事との関係のなかで「構造的に決定された」ものとして立ち現れることを、じつに多様な素材を用いて縦横無尽に描きだす。第4章「分化」、第5章「自己記述」のほか、人名・事項索引を所収。
- 921. ニクラス・ルーマン,馬場靖雄/赤堀三郎/菅原謙/高橋徹(訳),『社会の社会 1』,2009年
- 『社会の経済』『社会の法』『社会の芸術』『社会の教育システム』など一連のシリーズの延長上にある本書は、個々の機能システムではなく、機能分化し中心や頂点を消失した近代社会そのものを対象とする。第1章「全体社会という社会システム」、第2章「コミュニケーション・メディア」、第3章「進化」を所収。
- 919. ミッシェル・セール,阿部宏慈(訳),『カルパッチョ――美学的探究』,2009年
- 対話を拒絶する“美的なるもの”をコミュニケーションの哲学の場に定位しようとする試み。象徴解釈や図像解釈学的な分析ではなく、歴史的・実証的な美術批評とも一線を画して、図像の位相幾何学的な同形性を解読する。
- 918. ノルベルト・エリアス/ジョン・L. スコットソン,大平章(訳),『定着者と部外者――コミュニティの社会学』,2009年
- 集団的カリスマ、集団的汚名の神話はいかにして創られるのか。架空の町ウィンストン・パーヴァを舞台に展開するエリアス「定着者‐部外者関係」の理論。
- 917. ゲルショム・ショーレム,石丸昭二(訳),『サバタイ・ツヴィ伝――神秘のメシア』,2009年
- 914. カール・コリーノ,早坂七緒/北島玲子/赤司英一郎/堀田真紀子/渡辺幸子(訳),『ムージル伝記 1』,2009年
- 913. ヘルベルト・シュネーデルバッハ,舟山俊明/朴順南/内藤貴/渡邊福太郎(訳),『ドイツ哲学史 1831-1933』,2009年
- 912. ヴェルナー・シュナイダース,村井則夫(訳),『理性への希望――ドイツ啓蒙主義の思想と図像』,2009年
- 909. アメリコ・カストロ,本田誠二(訳),『葛藤の時代について――スペイン及びスペイン文学における対面のドラマ』,2009年
- 908. ジャンポール・ルー,浜崎設夫(訳),『王――神話と象徴』,2009年
- 907. マイク・フェザーストン,西山哲郎/時安邦治(訳),『ほつれゆく文化――グローバリゼーション、ポストモダニズム、アイデンティティ』,2009年
- モダニティの複数性を捉える。ポストモダニティを捉えようとする社会学は確固たる理論的営みであるべきだ。創刊以来27年、斬新なトピックに取り組み続ける学術誌Theory,Culture & Societyの編集長として、グローバルな文化変容を解明してきたM.フェザーストンの著書、待望の邦訳。
- 906. S. カルプ,中田久定/増田真(訳),『十八世紀研究者の仕事――知的自伝』,2008年
- 革命と近代の出発点、ヨーロッパ十八世紀。ひとつの世界史的画期を生み出した社会的・思想的な条件とは何だったのか?その豊かな文化と知の研究に多大な貢献をなしてきた、スタロバンスキーやダーントンはじめ各国の碩学たち13人が、二十世紀の時代経験とともに、みずからの文化史/社会史/思想史的営為の軌跡を語った証言集。次代への貴重な遺産であり、歴史を志す者必読の書。
- 905. エマニュエル・レヴィナス,合田正人/三浦直希(訳),『困難な自由』,2008年
- 904. アルフ・クリストファーセン/クラウディア・シュルゼ,深井智朗/佐藤貴史/兼松誠(訳),『アーレントとティリッヒ』,2008年
- 903. ハンス・ヨーナス,細見和之/吉本陵(訳),『生命の哲学――有機体と自由』,2008年
- 902. ドニ・ベルトレ,松田浩則(訳),『ポール・ヴァレリー 1871-1945』,2008年
- 世紀末の象徴派詩人から、危機の時代の文明批評家へ。ことばの魔の化身たるヴァレリーは、いかに20世紀フランスで最も名高き文学的偶像となったのか。故郷南仏での知的覚醒から、パリ文学界での交友関係、女性たちとの情愛遍歴、国際情勢への参与をふくめ、精神の詩人の生身の全体像を初めて詳細に描き出した決定版評伝。邦訳版オリジナルとして、詳細な人名解説・口絵を付す。
- 901. ペーター・ソンディ,ヘルダーリン研究会(訳),『ヘルダーリン研究――文献学的認識についての論考を付す』,2009