東京大学出版会書房新刊一覧(2010年7月)
- 山口いつ子,『情報法の構造――情報の自由・規制・保護』
- 急速に進展する情報化社会を見据えた新たな法原理・技術は何か――情報のあり方が問われる基本的場面に着目し,情報と法をめぐる課題の解決に向けた基底的な価値原理を浮き彫りにするとともに,拮抗する諸価値間の調整を図るための概念と論理技術を描き出す.
- 石田戢,『日本の動物園』
- これからの動物園――動物園の軌跡をふまえ,環境エンリッチメントや希少種の保全など,新たな試みを紹介しながら,展示・飼育・教育・普及・研究などの動物園の役割を体系的に解説した新しい動物園学のテキスト.動物園からヒトと動物の関係を学ぶ.
- 佐土原聡,『時空間情報プラットフォーム――環境情報の可視化と協働』
- 複雑な環境問題を可視化し協働で解決に取り組むための情報共有ツール「時空間情報プラットフォーム」の作成と活用方法について,主に流域圏での水循環の具体的な事例をあげながら解説する.地域住民,NPO,行政,研究者の実践的協働に向けて,知識と行動の構造化を提示する.
- 吉田伸之/伊藤毅(編),『伝統都市3 インフラ』
- 「都市の骨格」である道路や橋,運河・水路などの施設や都市生活のために必要なさまざまな基盤は,いかなる実態のなかにつくられてきたのか.インフラがもつ空間的・社会的意味を伝統都市のなかに探り,その近現代的変容の諸相を描く.
- 延藤安弘,『「まち育て」を育む――対話と協働のデザイン』(オンデマンド出版)
- 心と心をむすぶ、人と「まち」と自然を育む。楽しく、やわらかに-。全国の町づくりの現場での多年にわたる実践知と、そこから紡ぎだされる理論・方法を紹介し、新しい「まち育て」を提唱する。
- 真渕勝,『社会科学の理論とモデル8 官僚』