東京大学出版会書房新刊一覧(2010年6月)
- 松原隆彦,『現代宇宙論――時空と物質の共進化』
- 増原英彦/東京大学情報教育連絡会,『情報科学入門――Rubyを使って学ぶ』
- 小川節郎/鈴木勉/池田和隆/下山直人/松島英介/笠井慎也,『緩和医療――痛みの理解から心のケアまで』
- 近藤安月子/丸山千歌,『中・上級日本語教科書 日本への招待 第2版』
- 外国人留学生が大学で求められる日本語能力=アカデミック・ジャパニーズを身につけるための『日本への招待』.学習者が情報を受信するだけでなく,自ら発信できる力を養うことをめざして,授業での効果的な使用法を解説する.語彙・漢字・文型の練習問題を大幅に加える.
- 竹内整一/金泰昌(編),『「おのずから」と「みずから」のあわい――公共する世界を日本思想にさぐる』
- 斬新な視点からの日本思想・宗教・芸能へのアプローチを通して,思想の動的な可能性,とりわけ「公共する世界」を創出する可能性を探った知の饗宴――多様で柔軟なダイナミックな思想把握に努め,「公共する世界」の哲学的探究を日本思想の脈絡に根拠づける.
- 斎藤憲/高橋憲一(訳・解説),『エウクレイデス全集4 デドメナ/オプティカ/カトプトリカ』
- 平面幾何学と視覚論に関する著作を収録.パッポスが「解析の宝庫」の筆頭にあげている重要な書物『デドメナ』,対象の見え方を論じた『オプティカ』,そして,鏡に映し出された像に関する考察を扱った『カトプトリカ』のいずれもが初の邦訳となる.