舞城王太郎著作目録リスト一覧
作家の舞城王太郎さんの著書を、初出順でリスト化しました。
書影の画像をクリックすると、はてなキーワードのページに飛んで、各作品について言及しているはてなダイアリーの一覧が見られます。
- 『イキルキス』,講談社(単行本)(2010年)
- 痛く切なく暖かい。舞城小説の結晶! 文学の世界に舞い降りた、その男は天使か悪魔か。舞城王太郎が描く、新・文学! 物語には生をもたらすキスと、死を招くキスがある。青春、恋愛、セックス、暴力、家族。みんなカナグリ生きている。表題作「イキルキス」他二編を収録。
- 『NECK』,講談社文庫(2010年)
- 首で分断された想像力が、お化けを作りだすんやで―幼少体験をもとにした「ネック理論」の真実。首から下を埋められた三人の、地獄の一日。山奥に潜む恐怖の首物語。首の長い女の子が巻き込まれた殺人事件…映画原案、舞台原作、そして書下ろしを含めた、4つの「ネック=首」の物語。
- 『獣の樹』,講談社ノベルス(2010年)
- 『ビッチマグネット』,新潮社(単行本)(2009年)
- 『ディスコ探偵水曜日』,上 新潮社(単行本)(2008年) ,下 新潮社(単行本)(2008年)
- 迷子捜し専門のアメリカ人探偵ディスコ・ウェンズデイの目の前で六歳の梢に十七歳の梢が侵入。真相の探究は全てを破滅へと誘う。謎の渦巻く円い館と名探偵の連続死。魂を奪われた少女たちと梢を苛む闇の男。真実なんて天井にぶら下がったミラーボール。眩い光にダンスを止めるな。踊り続けろ水曜日。「新潮」掲載に1050枚の書き下ろしを加えた、渾身の長篇小説。
- 愛、暴力、そしてミステリ。舞城史上、最大のスケールで描く最高傑作。迷子捜し専門の米国人探偵・ディスコ・ウェンズデイ。あなたが日本を訪れたとき、〈神々の黄昏〉を告げる交響楽が鳴り響いた――。魂を奪われてしまった娘たち。この世を地獄につくりかえる漆黒の男。時間を彷徨う人びと。無限の謎を孕む館・パインハウス。名探偵たちの終わり無き饗宴。「新潮」掲載+書下ろし 1000枚。二十一世紀の黙示録、ここに完成。
- 『スクールアタック・シンドローム』,新潮文庫(2007年)
- 崇史は、俺が十五ん時の子供だ。今は別々に暮らしている。奴がノートに殺害計画を記していると聞いた俺は、崇史に会いに中学校を訪れた。恐るべき学校襲撃事件から始まった暴力の伝染―。ついにその波は、ここまでおし寄せてきたのだ(表題作)。混沌が支配する世界に捧げられた、書下ろし問題作「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハート」を併録したダーク&ポップな作品集。
- 『SPEEDBOY!』,講談社BOX(2006年)
- この速さは舞城王太郎にしか描けない! 成雄は走る。独りで走る。走り続けて、加速して、限界を超えて、誰も到達し得ない場所に辿り着いてしまった。限界の向こう側へ行ってしまった成雄を巡る物語。
- 『好き好き大好き超愛してる。』,講談社(単行本)(2004年) ,講談社ノベルス(2006年) ,講談社文庫(2008年)
- 愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。
- 『山ん中の獅見朋成雄』,講談社(単行本)(2003年) ,講談社ノベルス(2005年) ,講談社文庫(2007年)
- 中学生の獅見朋成雄はオリンピックを目指せるほどの駿足だった。だが、肩から背中にかけて鬣のような毛が生えていた成雄は世間の注目を嫌い、より人間的であることを目指して一人の書家に弟子入りをする。人里離れた山奥で連日墨を磨り続けるうちに、次第に日常を逸脱していく、成雄の青春、ライドオン。
- 『世界は密室でできている。』,講談社ノベルス(2001年) ,講談社文庫(2005年)
- 十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。中三の修学旅行で東京へ行った僕らは、風変わりな姉妹と知り合った。僕らの冒険はそこから始まる。地元の高校に進学し大学受験―そんな十代の折々に待ち受ける密室殺人事件の数々に、ルンババと僕は立ち向かう。
- 『暗闇の中で子供』,講談社ノベルス(2001年)