「平凡社ライブラリー」目録リスト一覧 701-750 (2010年-)






精神について 新版 - ハイデッガーと問い (平凡社ライブラリー)



再生産について 下 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)



再生産について 上 イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置 (平凡社ライブラリー)



史記 (平凡社ライブラリー)

  • 710. 一海知義,『史記』,2010年 NEW!!

    • 司馬遷の生涯と『史記』の成り立ち、また全130巻から「項羽と虞美人」「李広と李陵」など読みどころを精選、原文+読み下し+ポイントの解説を通じて、“究極の史書”の普遍的な魅力に迫る。



ゼムクリップから技術の世界が見える アイデアが形になるまで (平凡社ライブラリー)

  • 709. ヘンリー・ペトロスキー,忠平美幸(訳),『ゼムクリップから技術の世界が見える: アイデアが形になるまで』,2010年
    • 身の周りに当たり前のようにあり、一見ごく単純でささやかなペーパークリップ。日頃なにげなく手にしている文房具に、実は何百件もの特許が絡んでいることをご存知だろうか? 本書は、身近な道具から高層ビルまで、技術開発の世界を楽しく縦横に論じている。



資本論の哲学 (平凡社ライブラリー)

  • 708. 廣松渉,『資本論の哲学』,2010年
    • 一九六〇年代以降、物象化論に立つ思想家としてこの国のマルクス主義理論をリードした著者が、『資本論』の示す哲学的新地平を価値論において解く。価値とは人間労働が生産物に凝固したものか?あるいは商品交換のなかで定まる価格同然のものか?この対立を端的に乗り越え、社会的分業の協働連関態こそが、個々の商品を価値として通用させる所以を解き明かす。増補版の待望の再刊。



朱子伝 (平凡社ライブラリー)

  • 707. 三浦國雄,『朱子伝』,2010年

    • 儒学宇宙論形而上学へと集大成し、東アジアの思想と社会に大きな影響を与えた朱子。その生涯を聖人君子としてではなく、歴史的現実のなかで悩み苦しみ、喜び悲しむ「人間・朱子」として描く。



絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

  • 706. カレル・チャペック,飯島周(訳),『絶対製造工場』,2010年
    • 一人の男がひょんなことから、わずかな燃料で膨大なエネルギーを放出する画期的な器械「カルブラートル」を発明した。だがこの器械はエネルギーだけでなく、あらゆる物質に封印された「絶対=神」をも解放してしまう恐ろしい器械だった。やがて目に見えない絶対が世界中に溢れ、人々を未曾有の混乱に陥れる―『ロボット』『山椒魚戦争』の作者による傑作SF長編。兄ヨゼフによる挿絵付。



幻のアフリカ (平凡社ライブラリー)

  • 705. ミシェル・レリス,岡谷公二田中淳一/高橋達明(訳),『幻のアフリカ』,2010年
    • ダカール=ジブチ、アフリカ横断調査団(一九三二‐三三年)―フランスに「職業的で専門化した民族学」が生まれた画期。本書は書記兼文書係としてレリスが綴ったその公的記録である。だが、客観的な日誌であるはずの内容には、省察(植民知主義への呪詛)、夢の断片や赤裸な告白(しばしば性的な)、創作家、等々が挿入され、科学的・学術的な民族誌への読者の期待はあっさり裏切られる。刊行当初は発禁の憂目にあったのも当然であるが、この無垢で誠実なレリスの裏切りのなかにこそ、大戦間期のアフリカが立ち現れる逆説、奇跡の民族誌



我々はなぜ戦争をしたのか (平凡社ライブラリー)

  • 704. 東大作,『我々はなぜ戦争をしたのか』,2010年
    • 一九九七年、ハノイマクナマラ元米国務長官ら、ベトナム戦争を戦った両国要人らが対話した。この戦争はなぜ回避できなかったのか?なぜ早期に終結できなかった?なぜ機会を失したか?真摯な、ときに激烈な討論の中で明かされたのは、悲惨なまでの互いの無知、無理解、誤認…二〇世紀の戦争をめぐる対話がもたらす、二一世紀の紛争解決・平和構築に向かう巨大な教訓。



つばき、時跳び (平凡社ライブラリー)

  • 703. 梶尾真治,『つばき、時跳び』,2010年
    • 椿が咲き乱れる「百椿庵」と呼ばれる古屋敷には、若い女性の幽霊が出るとの伝説があった。そこで独り暮らすことになった主人公の作家は、ある日、突然、出現した着物姿の美少女に魅せられる。「つばき」と名のる娘は、なんと江戸時代の人らしい…。一五〇年という時間を超えて、思いを寄せ合う二人。何故、出会ったのか?この時空を駆ける恋は叶うのか?タイムトラベル・ロマンスの名手による究極のラブストーリー。



名言で楽しむ日本史 (平凡社ライブラリー)

  • 702. 半藤一利,『名言で楽しむ日本史』,2010年
    • 「身はいやしく心はたかく」。「本を得ば末を愁うことなかれ」。「今日一日の用をもって極と為すべし」。知っておきたい、伝えたい―日本史に残る言葉、二六五を独断で精選。傑作な逸話とともにユーモア溢れる解説を付す。名言には、先人の奮闘努力の跡、歴史の極意、そして現代を生きぬく知恵が詰まっている。



藤田省三セレクション (平凡社ライブラリー)

  • 701. 市村弘正(編),『藤田省三セレクション』,2010年
    • 天皇制に関する鮮やかな政治思想史の仕事からエッセイ「維新の精神」の強度への飛躍、『精神史的考察』に結晶する方法的転回、そして『全体主義の時代経験』の苦闘に至る。「戦後精神」の最終走者を自認した思想家は、曲折するその思想的軌跡のなか、どんな時代の危機をどんな深度で考え抜いていたのか。代表的論文を市村弘正藤田省三を読むために」とともに読む。