「新潮新書」目録リスト一覧 351-400 (2010-)



核がなくならない7つの理由 (新潮新書)

  • 391. 春原剛,『核がなくならない7つの理由』,2010年 NEW!!
    • これが核を巡る現実だ。「核があれば大物扱いされる」「核の傘は安くて便利な安全保障」「オバマ大統領に面従腹背する核保有国」――「核なき世界」構想を阻む全情勢を、七つに切り分けて徹底解説。被爆国日本が原発ビジネスに参入した理由、米国を豹変させた「核テロ」の現実性、温暖化で進む新たな核拡散とは? この一冊で核問題が丸ごと分かる!



国家の命運 (新潮新書)

  • 390. 薮中三十二,『国家の命運』,2010年 NEW!!
    • 国益を背負う外交の現場とは、いかなるものなのか。世界という視座から見た日本は今、どういう国なのか。戦後最大の経済交渉となった日米構造協議の内実、にわかに台頭する中国の外交スタンス、独裁国家北朝鮮との話し合いの難しさ、先進国サミットの裏側……四十年余の外交官生活をふり返りながら、衰えゆく日本の国勢を転回させるための針路を提示する。



ロックと共に年をとる (新潮新書)



ハゲとビキニとサンバの国―ブラジル邪推紀行 (新潮新書)

  • 388. 井上章一,『ハゲとビキニとサンバの国: ブラジル邪推紀行』,2010年 NEW!!
    • 燦燦と降り注ぐ太陽、ビーチに寝転ぶ「イパネマの娘」、カーニバルでサンバを踊り、路上でサッカー。そんなエキゾチックなイメージが無限増殖する国、ブラジル。しかし、はるばる地球の裏側に足を運んでみると……。なぜか愛されるハゲ、小さなビキニの秘密、日本人のトホホな扱い、カトリックの下心など、当地の文化や風俗は意外なことばかり。生まれも育ちも京都の学者が、W杯や五輪開催で注目のブラジルから日本を考える。



異形の日本人 (新潮新書)

  • 387. 上原善広,『異形の日本人』,2010年
    • 虐げられても、貧しくとも、偏見に屈せず、たくましく生きた人たちがいた。哀しい宿命のターザン姉妹、解放同盟に徹底的に弾圧された漫画家、パチプロで生活しながら唯我独尊を貫く元日本代表のアスリート、難病を患いながらもワイセツ裁判を闘った女性、媚態と過激な技で勝負する孤独なストリッパー……社会はなぜ彼らを排除したがるのか? マスメディアが伝えようとしない日本人の生涯を、大宅賞作家が鮮烈に描く。



文士の私生活―昭和文壇交友録 (新潮新書)



企業買収の裏側―M&A入門 (新潮新書)

  • 385. 淵邊善彦,『企業買収の裏側: M&A入門』,2010年
    • なぜキリンとサントリーの「婚約」は破談に終わったのに、ソフトバンクは次々と「結婚」を成功させているのか? 劇薬とも特効薬ともなるM&Aの現実を、弁護士として数々の案件を手がけた著者が「結婚」にたとえて「出会い」から「ゴールイン」まで解き明かす。いつかはわが身なら、怖がらずに実態を知ろう。M&Aの常識が凝縮されたビジネスパーソン必読の書。



イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実 (新潮新書)

  • 384. 春日孝之,『イランはこれからどうなるのか: 「イスラム大国」の真実』,2010年
    • 今、イランから目が離せない。核開発、開票不正疑惑、大統領の過激発言など、中東発のニュースを独占している。その非妥協的な態度ゆえに、国際社会から孤立しつつも、再建途上のイラクやアフガンを尻目に存在感は増すばかり。しかし、その実像はいまだ不透明なベールに包まれている。核開発の本当の理由、アラブへの近親憎悪、米国への秘めた想いなど、特派員としての取材経験をもとに「中東の大国」の本音に迫る。



イスラエル―ユダヤパワーの源泉 (新潮新書)



通販―「不況知らず」の業界研究 (新潮新書)

  • 382. 石光勝/柿尾正之,『通販――「不況知らず」の業界研究』,2010年
    • 一八世紀、ベンジャミン・フランクリンが考案したビジネス「通信販売」。それは誕生以来、常に右肩上がりの成長を続けてきた稀有な産業である。不況知らずの秘密はどこにあるのか。「西部開拓時代には、銃も扱っていた」「千趣会こけしから始まった」「テレビ通販の稼ぎ時は深夜0時」「健康器具にクレームが来ない理由」等々、トリビアを織り交ぜながら業界の歴史と未来を俯瞰。一億総通販時代、必読の一冊。



もののけの正体―怪談はこうして生まれた (新潮新書)

  • 381. 原田実,『もののけの正体――怪談はこうして生まれた』,2010年
    • 鬼に襲われた、天狗に出くわした、河童を目撃した…ほんの数十年前まで、多くの日本人が、妖怪や幽霊など「もののけ」の存在を信じ、体験や伝説を語り継いできた。もののけたちはどうやって生まれてきたのか。日本の怪談や奇談の数々から民俗学的な視点で、その起源の謎に迫る。日本古来の妖怪や魔物をはじめ、江戸時代の化物、琉球地方や蝦夷地のアイヌに伝わるもののけも多数紹介!日本人の恐怖の源泉を解き明かす。



難治がんと闘う―大阪府立成人病センターの五十年 (新潮新書)

  • 380. 足立倫行,『難治がんと闘う――大阪府立成人病センターの五十年』,2010年
    • 最善で最新の「がん治療」とは何か?医療技術が日々進歩する一方で、氾濫する情報にどう向き合うべきなのか?半世紀にわたって国内トップクラスの水準を誇り、最先端の研究と、徹底的ながん治療を行ってきた大阪府立成人病センター。その第一線の名医たち9名が、がんの種別ごとにわかりやすく解き明かす、がん治療の正しい情報と医療の最前線。がん患者もがんになっていない人も必読の一冊。



大女優物語―オードリー、マリリン、リズ (新潮新書)



テレビの大罪 (新潮新書)

  • 378. 和田秀樹,『テレビの大罪』,2010年
    • あなたはテレビに殺される。運よく命まで奪われなくとも、見れば見るほど心身の健康と知性が損なわれること間違いなし。「『命を大切に』報道が医療を潰す」「元ヤンキーに教育を語らせる愚」「自殺報道が自殺をつくる」―。精神科医として、教育関係者として、父親としての視点から、テレビが与える甚大な損害について縦横に考察。蔓延する「テレビ的思考」を精神分析してみれば、すべての元凶が見えてきた。



ポスト・モバイル―ITとヒトの未来図 (新潮新書)

  • 377. 岡嶋裕史,『ポスト・モバイル――ITとヒトの未来図』,2010年
    • iPadキンドル、スレートPC、ツイッタークラウド…ITの潮流は私たちをどこへ運んでいくのか?将来、携帯電話は、衣服や眼鏡といった、より日常的なモノに変化し、消えていく。ネット婚、電脳ペットや仮想旅行も既に本格的なビジネス化が進んでいる。実用化寸前のデバイスやシステムの最新情報を通し、コンピュータの胎内に人間や社会制度が取り込まれる未来を、あなたはもう迎えようとしている。



即答するバカ (新潮新書)

  • 376. 梶原しげる,『即答するバカ』,2010年
    • 例1「この仕事頼む」「無理っす」。例2「どうするんだ」「トラスト・ミー」…即答するバカが増えている。いかに効率重視の時代でも、すぐに答えればいいというものではない。口に出す前のちょっとした工夫で、あなたの言葉は「すごい力」を発揮するはずなのだ。身近な話題から芸能界、政界まで、しゃべりのプロが、いまどきの「口のきき方」を総点検。一読爽快、溜飲を下げつつ、実践的な会話の技術も身につく一冊。



降ろされた日の丸―国民学校一年生の朝鮮日記 (新潮新書)

  • 375. 吉原勇,『降ろされた日の丸――国民学校一年生の朝鮮日記』,2010年
    • 「何で日の丸を降ろすんだろう」----昭和二十年八月十三日、朝鮮の港町・仁川に住む七歳の著者は不思議な光景を目にする。それは、当たり前の生活と秩序が崩れ去る前触れだった。玉音放送の後、優しかった現地の青年は豹変して「この家の物はオレのもの」と凄んだ。隣組では、上陸した米兵に「慰安婦」を差し出す相談が持ち上がった。仁川神社の宮司は行方不明に......小さな目と耳が捉えていた、敗戦下の貴重な記録。



読む人間ドック (新潮新書)

  • 374. 中原英臣,『読む人間ドック』,2010年
    • 「肩がこる」「腰が痛む」「もの忘れする」。誰でも年齢を重ねれば、体に多少のガタがきても不思議はありません。しかし、「いつもの症状」の背後に実は深刻な病気が隠れているとしたら―。本書では代表的な四十五の自覚症状を取り上げ、意外な病気と治療の最新知識を紹介。危険度の自己判定にも医師の診断にも役立つチェックリストを配しました。安易に見過ごす前に、慌てて病院に駆け込む前に、一家に一冊の必読書。



死刑絶対肯定論: 無期懲役囚の主張 (新潮新書)

  • 373. 美達大和,『死刑絶体肯定論――無期懲役囚の主張』,2010年
    • 哀しい事実だが、犯罪者のほとんどは反省しない。監獄法の改正後、「自由」になった刑務所では、今日も受刑者たちの笑い声が響いている。裁判では頭を垂れるも内輪では「次は捕まらないよ」とうそぶく彼らを前に、何をすれば良いのか。犯罪者を熟知する著者は、彼ら自身を「死」と向き合わせるために「執行猶予付き死刑」を導入せよ、と説く。現役の無期懲役囚が塀の内側から放つ、圧倒的にリアルな量刑論。



エコ亡国論 (新潮新書)

  • 372. 澤昭裕,『エコ亡国論』,2010年
    • 地球温暖化交渉は、夢や理想を語る場ではなく、国益をめぐる激しい外交の場である。そこへ、鳩山首相によって突然打ち上げられた、「一九九〇年比CO2▲25%削減」構想。「ハラキリ」とさえ評される"公約"が推し進められるならば、日本経済はまちがいなく沈没する…元政策責任者として、温暖化問題の内実を知悉する気鋭の論客が、国民生活を襲うエコ不況に警鐘を鳴らす。



編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書)

  • 371. 柴田光滋,『編集者の仕事――本の魂は細部に宿る』,2010年
    • 本の良し悪しは、読まなくても分かる。なぜなら「いい本」には、オビから奥付まで随所に工夫が凝らされているから―。「1頁が存在しないのはなぜか」「目次と索引こそ技量が問われる」「余白の意味」「明朝体の美しさ」「本文紙は白ではない」など、数々の名著を手がけた編集歴四十余年のベテランが、本づくりについて縦横に語る。"電子書籍元年"と言われる今こそ伝えたい、昔ながらの「紙の本」の知られざる魅力。



性愛英語の基礎知識 (新潮新書)

  • 370. 吉原真里,『性愛英語の基礎知識』,2010年
    • 性愛に関する英語表現には、アメリカの文化が如実に反映している。「デートする」とは具体的に何を指すのか。なぜ正常位が「宣教師の体位」と呼ばれるのか。「ティーバッグする」とは何のことか…。その様は、滑稽で、エッチで、時に愛おしい。アメリカで"ネットを通じた出会い"を実践した記録『ドット・コム・ラヴァーズ』で話題を呼んだ著者が案内するアメリ恋愛模様



開国前夜―田沼時代の輝き (新潮新書)

  • 369. 鈴木由紀子,『開国前夜――田沼時代の輝き』,2010年
    • 田沼意次といえば、賄賂を好んだ金権政治家と見られがちだが、彼の施政には、旧来の格式にとらわれない発想の斬新さと先見性があった。田沼時代は、この時代がなければ、のちの明治維新はなかったと思えるほど、諸外国とくらべても遜色のない経済の活況と豊饒な文化を生みだした時代なのである。本書では、平賀源内や杉田玄白池大雅など、開国前夜ともいうべき時代を生きた先駆者たちを通して田沼時代を俯瞰する。



気にするな (新潮新書)

  • 368. 弘兼憲史,『気にするな』,2010年
    • 「上司と合わない」「仕事が面白くない」「未来が見えない」等々、人生は暗く捉えればいくらでも暗くなる。でも、どんな経験もそのうち必ず役に立つ。細かいことは気にせず、目先の目標に全力を尽くす。そう考えれば嫌な上司の接し方も変わってくるものだ。----人気漫画家が生い立ちから社会人時代、そして「島耕作」シリーズ等、ヒット作の裏側まで、キャリアを振り返りながら語る。読むと気分が晴れて元気になれる人生論。



眠れぬ夜の精神科: 医師と患者20の対話 (新潮新書)

  • 367. 中嶋聡,『眠れぬ夜の精神科――医師と患者20の対話』,2010年
    • 「眠れない」「会社に行くのが辛い」「気がつくと手首を切ってしまう」----さまざまな症状に苦しみ、精神科を訪れる人々。しかし、そこでは実際にどのような「治療」が行われているのか、意外と知られていません。精神科医が、豊富な臨床経験をもとに、診察室でのやりとりを再現。原因は? 治療法は? 薬の副作用は? 誰もが知りたい「心の病」に関する20の疑問に、医師が本音でこたえます。



秘密諜報員ベートーヴェン (新潮新書)

  • 366. 古山和男,『秘密諜報員ベートーヴェン』,2010年
    • ベートーヴェンが「不滅の恋人よ」と呼びかける三通の「ラヴレター」は、いまだに、誰に宛てて書かれたのか、決定的な証拠はない。この音楽史最大のミステリーに、新説が登場!実はこの手紙は、1812年の夏、全ヨーロッパを巻き込んだ大事件の中で、楽聖が「政治的危機」を友人に伝える「暗号」だったというのだ。果たして真説か。3通の手紙から壮大なスケールに広がる歴史絵巻、ここに開幕。



歴史を動かしたプレゼン (新潮新書)

  • 365. 林寧彦,『歴史を動かしたプレゼン』,2010年
    • どうすれば交渉相手を思うように動かせるのか。言葉で人を動かす技術、プレゼンの力で相手をたらしこみ、歴史を動かした先人たちがいた。コロンブス豊臣秀吉、大黒屋光太夫クーベルタン男爵・・・・・・壮大なプロジェクトを実現させた、彼らのプレゼンを解剖すると、不可能を可能にするプレゼン術の極意が見えてくる。人は説得では動かない。納得させられてはじめて動くのだ。歴史とビジネスが合体した比類なき一冊。



仕事で成長したい5%の日本人へ (新潮新書)

  • 364. 今北純一,『仕事で成長したい5%の日本人へ』,2010年
    • 著者は若き日に日本を飛び出し、欧米の組織で三十年以上、個人として生き抜いてきた。その経験から、「自分にとっての本質的な成長のみを見つめよ」と説く。他人と比較している限り「成長願望」は「上昇志向」に、「憧れ」はいつか「コンプレックス」に転じてしまう。チャレンジは正面から受け止め、「自分の問題」として乗り越えていかねば成長の果実は得られないのだ。グローバルビジネスの最前線からのアドバイス



ツキの波 (新潮新書)

  • 363. 竹内一郎,『ツキの波』,2010年
    • 人間はツキを支配や制御することはできないが、その性質を知り、波を利用することはできるのではないか。ツキという不思議な存在を誰よりも深く考え、語り続けてきた作家、阿佐田哲也(色川武大)。その思想は現代人に大きな指針となる。「人間の運の総量は一定である」「欠点を守り育てよ」「勝つ人柄は作れる」「ヒットを打つよりフォームを固めよ」----遺された至言の数々を『人は見た目が9割』の著者が読みとく。



ヤフートピックスを狙え―史上最強メディアの活用法 (新潮新書)

  • 362. 菅野夕霧,『ヤフートピックスを狙え――史上最強メディアの活用法』,2010年
    • 現在、日本最強のニュースメディアは「ヤフートピックス」である。ここで言及された商品は爆発的に売れ、地方都市のイベントでも全国的な注目を集めてしまう。逆に言えば、「宣伝費ゼロ円」で話題を作り出すことが可能になるのだ。「ヤフー」へニュースを提供し、「トピックス」への記事掲載経験も豊富なウェブ新聞の編集長が、「誰でもできる話題作りのノウハウ」を開陳する。



これが「教養」だ (新潮新書)

  • 361. 清水真木,『これが「教養」だ』,2010年
    • 「教養」の歴史は意外なほど浅く、もともとは、18世紀西欧の片隅でひっそりと生まれた小さな概念である。市民社会の成立によって「公の立場」と「私の立場」に引き裂かれた人間に、「人間性を統合しておくために必要な能力」として要請されたのが「教養」という概念であった。本来は、極めて限定的、かつ実際的なものだったのである。その教養が、なぜ「古典」「読書」「該博な知識」などと結びつき、変質してしまったのか──。新進気鋭の哲学者が、探偵のごとく「真の教養の姿」を追い求め、現代に蘇らせる知的興奮の書。



日韓がタブーにする半島の歴史 (新潮新書)

  • 360. 室谷克実,『日韓がタブーにする半島の歴史』,2010年
    • 古代日本は朝鮮半島から稲作などの先進文化を学び、国を発展させてきた―という"定説"は大嘘である。半島最古の正史『三国史記』には、新羅の基礎を造ったのは倭人・倭種、中国の『隋書』には、新羅百済倭国を文化大国として敬仰していたと明記されているのだ。日韓古代史の「常識」に異義を唱え、韓国の偏狭な対日ナショナリズムと、日本のあまりに自虐的な歴史観に歪められた、半島史の新常識を提示する。



中国共産党を作った13人 (新潮新書)

  • 359. 譚璐美,『中国共産党を作った13人』,2010年
    • 一九二一(大正十)年七月二十三日、上海の高級住宅に十三人の中国人青年が集まった。そこで行われた会合こそ、中国で「歴史的壮挙」とされる、中国共産党第一回全国代表大会である。欧米列強に蹂躙された国土を取り戻すために命を懸け、過酷な運命に翻弄された十三人。彼らの青春群像を丁寧にたどっていくと、従来、中国共産党が意図的に軽んじてきた、党創設にまつわる日本の影響が浮かび上がってくる。



女は男の指を見る (新潮新書)

  • 358. 竹内久美子,『女は男の指を見る』,2010年
    • 本書で明かす事実その1「初対面で、女は男の顔よりも指を見る」。その2「ハゲの男は病気に強い」。その3「自分と違う免疫の型の持ち主ほど、匂いがいい」。その4「ピルは女の勘を鈍らせる」。その5「浮気で得をするのは女である」…数々の実験や最新データをもとに動物行動学で読み解く、「色気」「魅力」「相性」の正体。「遺伝子の企み」がここまでだったとは!次々常識が覆される高揚感あふれる一冊。



お坊さんが隠すお寺の話 (新潮新書)

  • 357. 村井幸三,『お坊さんが隠すお寺の話』,2010年
    • 日本人から信心が失われて久しい。それでもお寺は、「葬式仏教」を頼みに、かろうじて生き延びてきた。しかし、葬儀はマンネリ、法外なお布施や戒名料ばかりを要求する一部住職に、檀家さんの我慢は限界寸前。結果、仏教に頼らない葬儀が急増、さらに過疎化や後継者難の影響もあって、地方の末寺は崩壊の危機に......。自業自得の日本仏教に、再生の道はあるのか。お坊さんが黙して語らない、それでも知っておきたい、現代のお寺事情。



ちょっと田舎で暮してみたら―実践的国内ロングステイのすすめ (新潮新書)

  • 356. 能勢健生,『ちょっと田舎で暮らしてみたら――実践的国内ロングステイのすすめ』,2010年
    • 人生の後半戦、何をして過ごそうか。ありきたりな旅行はつまらない。本格的な移住はリスクが高すぎる。それなら国内ロングステイだ!できるだけ費用をかけず、田舎に一か月限定で住んでみよう。あるときは公民館に、あるときは古民家に。ある夜は友としんみり語りあい、ある夜は村人とわいわい酒盛りを。実践したからこそわかるロングステイの醍醐味とコツを全公開。これぞ大人の究極の愉しみなのだ。



信念を貫く (新潮新書)

  • 355. 松井秀喜,『信念を貫く』,2010年
    • 困難にぶつかったとき、迷いが生じたとき、松井はどう考え、どう乗り越えてきたか。愛するニューヨークを去る決断、ワールドシリーズMVPの伏線となった一球、チームの指示に反して手術を回避した理由…野球人生で初めて直面した長く苦しい時期から世界一への道程、さらに、新天地にかける思いを、初公開エピソードを織り交ぜながら綴る。常にぶれない強さを支えるその思考法とは―。



小布施 まちづくりの奇跡 (新潮新書)

  • 354. 川向正人,『小布施まちづくりの奇跡』,2010年
    • 毎年一二〇万人の観光客が訪れる長野県小布施町。この小さなまちの何に、人々は惹きつけられるのか―。そのヒントは、「修景」というまちづくりの手法にあった。伝統的な町並みに固執しすぎない。とはいえ、まちの歴史をまったく無視した再開発でもない。いまあるもの、そこに暮らす人々の思いを大切にしながら、少しずつ景観を修復して、まちをつくってゆく。奇跡ともいわれる小布施流まちづくりを内側から描き出す。



衆愚の時代 (新潮新書)

  • 353. 楡周平,『衆愚の時代』,2010年
    • いつの間にか、この国では偽善的言説が「正論」になってしまった。負担は先送りして「国民のみなさま」にバラマキを約する政治家、セレブ生活を棚に上げて「CO2削減」を訴えるテレビキャスター、「誰もが望んだ仕事につける社会を」と空論を述べる新聞記者…。誰も本当のことを言わないのなら私が言おう、社会人なら心得ておくべき「当然の常識」を。思わず溜飲の下がる、衆愚の時代への鉄槌。



おへそはなぜ一生消えないか―人体の謎を解く (新潮新書)

  • 352. 武村政春,『おへそはなぜ一生消えないか――人体の謎を解く』,2010年
    • 人体は謎に満ちている。生まれたあとは不要な「おへそ」がなぜ消えずにお腹の真ん中に残っているのか?食べる口と呼吸する口はなぜ同じになったのか?なぜ人の赤血球には核がないのか?男に乳首は必要なのか?生物学者が「複製」をキーワードに、人体の巨大な謎から瑣末な疑問にまで次々切り込む。最先端生物科学と大胆な仮説とユーモアが絶妙に結合したサイエンス読み物。そう、人体は謎だらけだから面白いのだ。



日本の食欲、世界で第何位? (新潮新書)

  • 351. 岡崎大五,『日本の食欲、世界で第何位?』,2010年
    • ところ変わればソバにニンニク、自動販売機から揚げたてコロッケ----。83カ国を歩いた元旅行添乗員が日本人と外国人の食い意地、食べっぷりを、豊富な体験とランキングで徹底比較。日本の2倍エビ・カニを食べている国は? アメリカ人より牛肉好きな国民は? 日本人が海外で白いご飯を恋しがる理由や自給率のからくりも分かる、美味しくてキケンな「食べ歩き」に出発です!