「光文社新書」目録リスト一覧 451-500 (2010年-)
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- 488. 山口裕美,『観光アート』,2010年 NEW!!
- 487. 輪島裕介,『創られた「日本の心」神話: 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』,2010年 NEW!!
- 「演歌は日本の心」と聞いて、疑問に思う人は少ないだろう。落語や歌舞伎同様、近代化以前から受け継がれてきたものと認識されているかもしれない。ところが、それがたかだか四〇年程度の歴史しかない、ごく新しいものだとしたら? 本書では、明治の自由民権運動の中で現れ、昭和初期に衰退した「演歌」----当時は「歌による演説」を意味していた----が、一九六〇年後半に別な文脈で復興し、やがて「真正な日本の文化」とみなされるようになった過程と意味を、膨大な資料と具体例によって論じる。いったい誰が、どういう目的で、「演歌」を創ったのか?
- 486. 岩本茂樹,『先生のホンネ: 評価、生活・受験指導』,2010年 NEW!!
- 485. 安田雪,『「つながり」を突き止めろ: 入門! ネットワーク・サイエンス 』,2010年 NEW!!
- 「つながり」を制す者、組織を制す。ビジネス、感染症、犯罪捜査......多様な分野で応用される最新研究の「怖さ」と「魅力」。
- 484. 小笠原敬承斎,『誰も教えてくれない男の礼儀作法』,2010年 NEW!!
- 男性は女性と異なり、礼儀をあらためて教わる機会があまりない。しかし、上司や取引先、部下とのつき合い、そしてプライベートで大切な人との時間を過ごすうえで、まず必要とされるのが礼儀作法である。そもそも小笠原流礼法とは、室町時代、武士が社会生活を円滑にするために作られ受け継がれてきたものなのであるが、現代ではあまりそのことは顧みられていない。大事な場面で、自信のない思いで過ごしたり、逆に身の丈以上に見せようと無理をするのではなく、自分の立場をわきまえたうえで堂々と振る舞うために、一度、礼法の歴史を振り返り、その「こころ」と「かたち」を身につけてみてはいかがだろうか。約七百年前の室町時代に確立し、「お止め流」とされていた小笠原流礼法の古文書を、本格的に紹介する初の試み。
- 483. 柏井壽,『おひとり京都の秋』,2010年
- 「京都の四季」シリーズ4部作、5月「夏」に続く第2弾。生粋の京都人が、「秋」ならではの京都の愉しみ方を紹介する。
- 「京都の四季」シリーズ4部作、5月「夏」に続く第2弾。生粋の京都人が、「秋」ならではの京都の愉しみ方を紹介する。
- 482. 君塚直隆,『肖像画で読み解くイギリス王室の物語』,2010年
- 1000年の伝統をもち、今もイギリス人の精神的支柱であり続けるイギリス王室。大英帝国の栄光を築いた強烈な個性たちを描く。
- 1000年の伝統をもち、今もイギリス人の精神的支柱であり続けるイギリス王室。大英帝国の栄光を築いた強烈な個性たちを描く。
- 481. 金谷武洋,『日本語は敬語があって主語がない――「地上の視点」の日本文化論』,2010年
- 言語から形成された、日本人の文化・精神構造の美しさを、第一線の日本語研究者であり、カナダで長年日本語教育に携わる著者が語る。
- 480. 門倉貴史,『ゼロ円ビジネスの罠』,2010年
- 様々な「ゼロ円ビジネス」を紹介しながら、どのような方法で儲けを出しているのか、そのビジネスモデルのカラクリを解明。人々が無料に惹かれるシステム、「ゼロ円ビジネス」の台頭が物価や生活にもたらす変化なども検討する。
- 479. 水月昭道,『ホームレス博士――派遣村・ブラック企業化する大学院』,2010年
- 「どうして博士号まで持っているのにこんな仕事をしているの?」 食べるためにさまざまなバイトをする若手博士たち。彼らになにが起こっているのか。大学院の現状を明らかにし、博士たちの将来を考える。
- 478. 森山大道/仲本剛,『森山大道 路上スナップのすすめ』,2010年
- 477. 杉浦由美子,『バブル女は「死ねばいい」――婚活、アラフォー(笑)』,2010年
- バブル女に振り回されないこと、バブル脳に騙されないことが新時代を生き抜くためには必要である。バブルから身を守るための情報を提供すべく、消費、婚活、キャリアのジェネレーション・ギャップを徹底取材した「武装のため」の書。
- 476. 島宗理,『人は、なぜ約束の時間に遅れるのか――素朴な疑問から考える「行動の原因」』,2010年
- たとえば、約束の時間。私たち現代人の生活には、約束した時間通りに行動しなければならないことが数多く仕掛けられている。そして、約束の時間によく遅れる人は「だらしない」とみなされ、約束の時間を守る人は「几帳面」とみなされる。しかし、「だらしなさ」のせいで人は約束の時間に遅れ、「几帳面さ」のせいで人は約束の時間を守るのだろうか。私たちは、自分や他人の行動の原因について、日常的に「なぜ?」と問いかけながら暮らしている。本書では、そんな「なぜ?」を、描いて・視て・考える『視考術』という行動分析学に基づく手法を使って考察し、これまでとは違う角度から人間行動の本質を探る。
- 475. 古市憲寿/本田由紀,『希望難民ご一行様――ピースボートと「承認の共同体」幻想』,2010年
- 最近、「コミュニティ」や「居場所」は、若者や生きづらさを抱えた人を救う万能薬のように語られることが多い。しかし、それは本当なのか。本書は、「世界平和」や「夢」をかかげたクルーズ船・ピースボートに乗り込んだ東大の院生による、社会学的調査・分析の報告である。なんらかの夢や希望をもって乗り込んだはずの船内で、繰り広げられる驚きの光景。それは、日本社会のある部分を誇張した縮図であった。希望がないようでいて、実は「夢をあきらめさせてくれない」社会で、最後には「若者に夢をあきらめさせろ!」とまで言うようになった著者は、何を見、何を感じたのか。若者の「貧しさ」と「寂しさ」への処方箋としてもちあげられる「承認の共同体」の可能性と限界を探っていく。
- 473. 関口雄祐,『イルカを食べちゃダメですか?――科学者の追い込み漁体験記』,2010年
- 捕って、屠って、感謝して、頂く。映画『THE COVE』が描かなかった真実。イルカ追い込み漁船に何度も便乗し、「おいちゃん」たちと15年間も交流してきた動物行動学者の"体験的捕鯨論"。
- 472. 長沼毅/藤崎慎吾,『辺境生物探訪記――生命の本質を求めて』,2010年
- 南極や北極などの極地、深海底、火山、砂漠、地底、宇宙空間…低温、高温、高圧、乾燥、無酸素、高放射能など、どんな過酷な環境にも生命は存在する!?辺境生物学者で、「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ長沼毅と、『クリスタルサイレンス』『ハイドゥナン』などの小説で辺境を描いてきた藤崎慎吾が、地球の"極限環境"に生きる奇想天外な生物たちを訪ね、生命の謎や本質について語り合った。生物学の最前線がわかり、科学の面白さが堪能できる一冊。
- 470. 中野雅至,『政治主導はなぜ失敗するのか?』,2010年
- 469. 片田珠美,『一億総ガキ社会――「成熟拒否」という病』,2010年
- 468. 柏井壽,『京都 夏の極めつき』,2010年
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- 想像するだに暑い京都の夏。しかしその素顔をのぞいてみれば、思いがけない涼やかさと魅力が満載。京都の街を知り尽くす著者が、「夏にこそ歩きたい道」「夏の行事、風物詩」「夏の京都から足を延ばしたい場所」「夏に食べておきたい味」「夏に泊まりたい宿」を提案する。
- 467. 大鐘良一/小原健右,『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』,2010年
- 466. 上念司,『「日銀貴族」が国を滅ぼす』,2010年
- 465. 安田浩一,『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』,2010年
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- 日本経済にとって、外国人労働者は都合の良い存在であり続けた。企業の繁栄を支え、あるいは不況企業の延命に力を貸してきた。しかし日本は、その外国人を社会の一員として明確に認識したことがあっただろうか。第一部では、「奴隷労働」とも揶揄されることも多い、「外国人研修・技能実習制度」を使って日本に渡ってきた中国人の過酷な労働状況を概観する。第二部では、かつて移民としてブラジルへ渡った日本人の主に子どもや孫たちが、日本で「デカセギ労働者」として味わう生活と苦労、闘う姿を追う。こうした中国人研修生・実習生と日系ブラジル人を中心に、彼ら・彼女らの心の痛みを描きながら、日本社会をも鋭く映す、渾身のルポルタージュ。
- 464. 増田弥生/金井壽宏,『リーダーは自然体――無理せず、飾らず、ありのまま』,2010年
- 463. 中野京子,『名画で読み解くブルボン王朝12の物語』,2010年
- 462. 中山康樹,『ビートルズとボブ・ディラン』,2010年
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- 60年代、絶大な人気を集めて世界を席巻したビートルズと、プロテストソングの歌い手として若者の支持を集めたボブ・ディラン。前者はロック、後者はフォークと、一見相いれないジャンルを代表するアーティストとして解釈されがちだが、実は互いに影響を与え合っていた。ディランとの出会い以降、ビートルズは、歌詞の思想性が強くなり、LSDの力も借りて数々の傑作を生みだす。一方のディランは、エレキギターを握り、ロックへと転向。ときに両者は反目したが、ビートルズ解散後、なかでもジョージ・ハリスンはディランとの親交を深め、共に新しいバンドを結成する。本書では、知られざる両者の関係性を様々なエピソードとともに読み解いていく。
- 461. 斉藤健仁,『図解 世界のサッカー愛称のひみつ――国旗とエンブレムで読み解く』,2010年
- 459. 高橋洋一,『日本の大問題が面白いほど解ける本――シンプル・ロジカルに考える』,2010年
- 458. 宮下規久朗,『ウォーホルの芸術――20世紀を映した鏡』,2010年
- 20世紀を代表する美術家であるアンディ・ウォーホル(1928‐1987)は、生前における多方面にわたる活躍やメディアへの頻繁な露出から、これまで様々な流言飛語に曇らされ、毀誉褒貶に包まれていた。しかし、1989年にニューヨーク近代美術館で大規模な個展が開催され、94年にはアメリカにある個人美術館としては最大のアンディ・ウォーホル美術館が開館するなど、その多面的な芸術は正確に評価されつつある。「孤独なトリックスター」の実像とは―。本書は、日本での大規模なウォーホル回顧展にも関わった美術史家が、ウォーホル芸術の意味と本質に迫り、それを広く美術史の中に位置づける画期的論考である。
- 457. 今井芳昭,『影響力――その効果と威力』,2010年
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- 人は近くにいる人を好きになる、人は漏れ聞いたことに感化される、みんなで話し合うと意見が極端になる。人間関係の要諦は影響力にあり。心理学からのアプローチ。
- 456. 蟹沢孝夫,『ブラック企業、世にはばかる』,2010年
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- 外見はマトモなのに、内実はとんでもないブラック企業。あなたの職場は、次のいずれかに該当するだろうか?「新卒使い捨て」の肉食系、成長のチャンスを奪う草食系、大手だけど「時給がマックやコンビニ以下!?」のグレーカラー。このような職場に苦しんでいるのは、決して若者だけではない。いま勝ち組企業に勤める中高年も、いつ「明日はわが身、いやわが子の身」となるかもわからない…。本書が描き出すブラック職場はフィクションではない。その実態は、600人以上の転職支援を行った著者の経験とキャリアカウンセラーとして内々に入手した情報にもとづくものである。後半では、転落者が再チャレンジできる方策について徹底的に検証する。
- 455. 石川幹人,『だまされ上手が生き残る――入門! 進化心理学』,2010年
- なぜ「だまされる」ように心は進化したのか。「おろか」な行動は、実は生き残りための「賢い」戦略かもしれない。人間の心の働きを、生物進化の仕組みに照らし理解しようとする新しい学問、進化心理学。そのエッセンスを詳しく解説。進化の仕組みをもとにした、その成果から現代を生き抜く賢い戦略が見えてくる。
- 454. 奥村倫弘,『ヤフー・トピックスの作り方』,2010年
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- ひと月の閲覧数が45億ページ、ひと月の訪問者数が6970万人―今や日本最大級のニュースサイトと言っても過言ではないヤフー・ニュース。なかでも13文字×8本のニュース見出しを中心とした「トピックス」は、絶大な影響力を誇る。ニュースサイトは数あれど、なぜ「ヤフー・トピックス」は圧倒的なひとり勝ちができたのか?なぜ新聞やテレビを凌駕する媒体力を得ることができたのか?ついクリックしてしまう13文字の作成ノウハウ、そしてジャーナリズムとビジネスを両立させることの苦悩を、当事者自らエピソード満載で書き下ろす。
- 453. 杉山茂樹,『チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU――「世界最高の一戦」を読み解く』,2010年
- ‘08~’09シーズンのチャンピオンズリーグ決勝。現場「オリンピコ」で「世界最高の一戦」の
一部始終を目撃した著者は、現代サッカーのすべてを象徴するその一試合から何を読み取ったか? 3バックと4バックの本当の違い、攻撃的な4‐2‐3‐1が流行した理由、3‐4‐1‐2はなぜ勝てないのか?―監督目線のサッカーファンに贈る、日本初「布陣の教科書」。
- 452. 石黒圭,『「読む」技術――速読・精読・味読の力をつける』,2010年
- 書いたものに現れる個性は「文体」と呼ばれ、よく知られていますが、読むときにも「読体」というそれぞれの人の個性があります。「文体」と違って目に見える形にならないので気づかれにくいのですが、それぞれの人の性格や背景におうじた読みの偏りは確実に存在します。「読む」技術を向上させるには、無意識のうちに身についた自分自身の読み方の癖の姿を知らなければなりません。本書は、自分なりの読み方、「読体」を対象化し改善する目的を持っています。
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