「光文社新書」目録リスト一覧 401-450 (2009年-2010年)






空港の大問題がよくわかる (光文社新書)

  • 450. 上村敏之/平井小百合,『空港の大問題がよくわかる』,2010年
    • 列島に乱立する赤字空港への批判は激しく、不要論も叫ばれるが、本当に赤字空港は即無駄と言えるのか。本書では不毛な断罪を斥け、日本の空港の活路を考える。



アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)



日本人だけが知らない 日本人のうわさ 笑える・あきれる・腹がたつ (光文社新書)

  • 448. 石井光太,『日本人だけが知らない日本人のうわさ: 笑える・あきれる・腹がたつ』,2010年
    • 本書では、海外で語られている噂をご紹介しながら、私たち日本人がどのように見られ、語られ、描かれているのかを探っていきたいと思います。日本のスポーツやアニメやポルノは海外でいかに受け止められているのか…。それが真実であろうとなかろうと、世界で噂される日本のイメージを直視することこそが、日本のアイデンティティを考えることにもつながるのです。そして、それはあなた自身に向けられた視線でもあるのです。



灘校 なぜ「日本一」であり続けるのか (光文社新書)

  • 447. 橘木俊詔,『灘高: なぜ「日本一」であり続けるのか』,2010年
    • 1学年あたり約200名という少数精鋭主義を考慮すると、東大合格者率や国公立医学部や京大への進学実績において、灘校は「日本一」といえる。本書は、創立から現在にいたる歴史をひもときながら、数多くのOBにインタヴューをしたり、現役灘高生にアンケート調査を行ったりして、その秘密に迫った。格差社会論の代表的論客が、中・高一貫校やエリート教育の功罪を徹底検証する。



離婚で壊れる子どもたち 心理臨床家からの警告 (光文社新書)

  • 446. 棚瀬一代,『離婚で壊れる子どもたち: 心理臨床家からの警告』,2010年
    • 幼くして離婚に巻き込まれた子どもたちは、その後どのような発達の軌跡を描いていくのか。なかなか明かされない子どもたちの本心は―。本書では、心理臨床家として様々なケースをみてきた著者が、事例や諸研究をもとに解説。「日本の離婚」の抱える問題点に挑み、解決策を模索する。



ニワトリ 愛を独り占めにした鳥 (光文社新書)

  • 445. 遠藤秀紀,『ニワトリ 愛を独り占めにした鳥』,2010年

    • ニワトリは人類とともに何をしでかしているのか----。地球上に110億羽!現代の「食の神話」を支える「家畜の最高傑作」の実力と素顔を、注目の遺体科学者が徹底公開!



勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい (光文社新書)

  • 444. 前川孝雄,『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい』,2010年
    • どんな会社でも通用する「20代の働き方」それは、あたりまえのことをあたりまえにやること。著者がこの本で強く言いたいのは、勉強会に通ったり、ビジネス書を読みあさったり、キャリアアップを考えたりする前に、会社組織のなかで会社員として働く意味を、若いうちから正しく、そして具体的に理解してほしい、ということです。「目の前の仕事をコツコツやりなさい」「社会人にとって挨拶は大切です」「日々の仕事に一所懸命な人間が結局はかわいがられる」―与えられた仕事もちゃんとできない段階から自己実現にはしる若者が多いなか、この本が提示する「働き方」は、あなたに多くの気づきを与えるでしょう。



日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)

  • 443. 勝間和代宮崎哲弥飯田泰之,『日本経済復活 一番かんたんな方法』,2010年
    • このままでは、日本はほんとにダメになる―飯田「脱デフレ政策、金融政策というのは、そんな難しい話じゃないんですね。それなのに、脱デフレ政策って非常に遅れたわけです」。宮崎「というか、まだ本格的には全然始動していない」。勝間「最近ようやく、しぶしぶ認めたぐらい。現状認識して、これから対策を立てて実行に移すっていう段階です。それを後押しできればと、こうして緊急で座談会をしているわけです」。徹底的に考えました。



大河ドラマ入門 (光文社新書)

  • 442. 小谷野敦,『大河ドラマ入門』,2010年

    • 最高傑作は?最高のキャストは?全48作を徹底検証。放送開始から年齢をほぼ同じくし自称マニアの著者が、『花の生涯』(’63年)から『天地人』(’09年)まで縦横無尽に論じる。



近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)

  • 441. 原田曜平,『近頃の若者はなぜダメなのか: 携帯世代と「新村社会」 』,2010年
    • 今の20代後半以下の世代は、中学生、高校生くらいからケータイを持ち始めた、日本で初めての世代です。イメージしてみてください。自分が中高生のときに、もしも携帯電話や電子メールが存在していたら…。生活は良くなっていたでしょうか?友達との関係はどう変わっていたでしょうか?著者は7年をかけて、10代半ば~20代後半の若者、約1000人に実際に会って、じっくりと話を聞いてきました。その結果見えてきたのは、現在32歳の私ですら驚くほど劇的に変化した、彼らの生活と人間関係です。近頃の若者はいったいどういう環境にいて、いつも何を考えているのか?本書を読めば、彼らのリアルな姿を肌感覚で理解できるようになるでしょう。



デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)

  • 440. 上念司,『デフレと円高の何が「悪」か 』,2010年
    • モノの値段が下がり続けると私たちの生活はどうなるのか?日本が長期停滞から抜け出すためにはどうすればよいのか?勝間和代氏の共同事業パートナーである著者が、経済学の知見に基づきながら分かりやすく解説。



「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

  • 439. 酒井穣,『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト 』,2010年
    • ベストセラー『はじめての課長の教科書』の著者が、注目企業での実務経験に基づいて、人材育成プログラムの論理的な背景と、プログラム導入の実践上のポイントを概説。IT系ベンチャー企業のフリービット株式会社で、著者が実践し、注目を集める育成プログラムを初公開。



神社霊場 ルーツをめぐる (光文社新書)

  • 438. 武澤秀一,『神社霊場 ルーツをめぐる 』,2009年
    • 日本人にとって信仰とは何だろうか? たとえば初詣。その目的は、一年の健康・多幸を祈願することだったり、豪華絢爛な社殿や伽藍を拝して楽しむことだったりする。しかし、日本人の信仰の原点を探ると、信仰の意味とはそれらに止まるものではなかったことが分かる。死者をまつる墓から、山、巨樹、奇岩、川、さらには自然現象まで、人々は特別な意味を見出した森羅万象に畏れを抱き、崇拝したのである。そこでは、日常の認識を超えた"大いなるもの"に包まれ、それを体感することに意味があったのだ。本書は、日本の神々、信仰のルーツをもとめ、神社・霊場をめぐる旅へ誘う。



聖徳太子 七の暗号 「太子七か寺」はなぜ造られたのか (光文社新書)



名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書)

  • 436. 河本敏浩,『名ばかり大学生: 日本型教育制度の終焉』,2009年
    • 21世紀の大学生は、70年代の暴走族レベル?入試問題や教育関連の統計データの分析から、新たな視点で教育問題に対する処方箋を提示する。



『論語』でまともな親になる 世渡りよりも人の道 (光文社新書)

  • 435. 長山靖生,『『論語』でまともな親になる: 世渡りよりも人の道』,2009年
    • 子供に世渡りや処世術ばかりを語ることに違和感を覚える、そんな時『論語』の出番だ。「学ぶとは」「礼と中庸」「お金」「教育」「家族」「人間関係」「人の上に立つ」「才能を伸ばす」など、自分の人生においても問い直したいトピックを、『論語』二十編から再構成し意訳。現代的課題、現実的対応を模索する。



世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書)



一箱古本市の歩きかた (光文社新書)



亡国の中学受験 (光文社新書)



南アジア 世界暴力の発信源 (光文社新書)



法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる (光文社新書)



殉教 日本人は何を信仰したか (光文社新書)

  • 429. 山本博文,『殉教: 日本人は何を信仰したか』,2009年
    • 桃山時代から江戸時代初期にかけて、豊臣秀吉徳川家康といった時の権力者によってキリスト教は弾圧を受け、四千人とも言われる大量の殉教者が出た。これは世界に類を見ない特殊な出来事であるが、そもそもなぜ為政者たちは、キリスト教を厳しく弾圧しなければならなかったのか?また、宣教師や日本人キリシタンたちは、なぜ死を賭けてまで信仰に固執したのか?そこには、信仰心以外の“何か”があったのではないか?―本書では、クリスチャンだった遠藤周作氏の名著『沈黙』に加え、キリシタン迫害の様子を伝える数々の史料を批判的に読んでいくことで、「殉教」から見えてくる日本人特有の気質や死生観を明らかにしていく。



大人のための仏教童話 人生を見つめなおす10の物語 (光文社新書)

  • 428. 東ゆみこ,『大人のための仏教童話: 人生を見つめなおす10の物語』,2009年
    • 心の幸福はどのようにすれば得られるのか―。この世は苦しみに満ちているとする仏教は、その苦に気づき、そこから脱却する方法を教えている。日々の生活の中で、迷い、苦しみ、進む道を見失った時、本書で取り上げた童話は、その解決のためのヒントを与えてくれる。



2円で刑務所、5億で執行猶予 (光文社新書)

  • 427. 浜井浩一,『2円で刑務所、5億で執行猶予』,2009年
    • おかしいぞ、日本の司法と犯罪対策。「問題は少年犯罪ではなく高齢者犯罪」「死刑に犯罪抑止効果はなく、かえって暴力を促進する」など、さまざまな"犯罪神話"を解体し、事実に即した犯罪対策・刑事政策を提案する。



戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)



リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)

  • 425. 中原淳金井壽宏,『リフレクティブ・マネジャー: 一流はつねに内省する』,2009年
    • 「マネジャーは大変だ」「マネジャーになんかなりたくない」そんな「上司拒否。」とでも呼ぶべき気分が、若手の間で広がっている。たしかに、マネジャーは組織の中であらゆる難題を一身に背負わされており、疲弊気味だ。しかし、実はそんなマネジャーとその予備軍にこそ、「学び」と「成長」のチャンスが秘められている。本書は、世代(50代、30代)と専門(経営学、教育学)の異なる気鋭の研究者の共同作業によって、あなたの仕事を「学びのきっかけに満ちた仕事」にするためのヒントを提供する。経験をくぐり、対話をおこない、仕事を振り返るという内省(リフレクティブ)行為によって、大人も成長し続けるのだ。



二大政党制批判論 もうひとつのデモクラシーへ (光文社新書)



おひとり京都の愉しみ (光文社新書)

  • 423. 柏井壽,『おひとり京都の愉しみ』,2009年

    • ひとり歩き、ひとり飯、ひとり泊まり......誰も気にせず、自由自在に旅をしよう。この本で紹介しているお店に「一見さんお断り」はありません。ひとりだからこそ楽しめる、京都観光の裏ワザをたっぷり紹介。



名作の書き出し 漱石から春樹まで (光文社新書)

  • 422. 石原千秋,『名作の書き出し: 漱石から春樹まで』,2009年
    • 書き出しを読めば、その小説のすべてが分かる。----優れた小説の書き出しは、不穏で、美しく、なんか変だ。それぞれの時代を代表する15編の小説の書き出しに秘められた意味を読み解く。小説を、自由に楽しむための読書案内。



反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国 (光文社新書)



東大合格高校盛衰史 60年間のランキングを分析する (光文社新書)

  • 420. 小林哲夫,『東大合格高校盛衰史: 60年間のランキングを分析する』,2009年
    • 毎年の合格者数ランキング上位約100校を調べ上げ、一挙掲載。テーマ別にさまざまなランキング表を作成。マル秘エピソードが、もりだくさん。―本書は、これらの独自データをもとに新旧の名門高校を分析し、真の実力を評価します。伸びる理由、低迷する理由が、いま明らかに。



サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)

  • 419. 高城剛,『サバイバル時代の海外旅行術』,2009年
    • 2006年の日本人海外旅行者数は世界第13位、日本の外国人旅行者受入数は30位。国際観光収入については23位と低迷。これでは、グローバル化の進む現代、日本が世界から取り残されてしまうのは火を見るより明らかだ。なぜ日本人は海外へ行こうとしないのか。それは、日本で発売されている「観光ガイド」が“使えない”ことが一つの原因ではないかと本書は考える。日々世界を飛び回り、現在はバルセロナに拠点を置いている著者が、長年の海外旅行経験で培ってきたスキルをはじめ、様々な便利グッズやデジタルメディアの知識をもとに、お金がないバックパッカーから富裕な高年齢層まで万人に役立つ、生きた知恵を伝授する。



敗戦と赤線 (光文社新書)

  • 418. 加藤政洋,『敗戦と赤線: 国策売春の時代』,2009年

    • 昭和三十三年、戦後日本を象徴する歓楽街「赤線」が消滅した。この空間は、戦後、自然発生的に生まれたものだったのか? 気鋭の研究者が、膨大な資料とフィールドワークで、その誕生の謎に迫る。



キラークエスチョン (光文社新書)

  • 417. 山田玲司,『キラークエスチョン: 会話は「何を聞くか」で決まる』,2009年
    • 人と何を話せばいいかわからない、他人とうまくやれずに損ばかりしている。この本は、そんな人たちを救う一冊になるはずだ。あるときを境に著者は、「何を話すべきか」ではなく「何を聞くべきか」と考えるようになって、すべてがうまくいくようになった。些細なことだけど、そこを意識するだけで、相手と深くコミュニケーションがとれるようになったのだ。世の中には「しゃべること」が重要だというような風潮があるけれど、それはウソだ。自分の話ばかりで人の話を聞かない人間は確実に孤立していく。人は基本的に話を聞いていほしい生き物なのだから、つかむ話よりもつかむ質問、すなわち、相手の本音を引き出す「キラークエスチョン」を相手にぶつけるべきだろう。質問次第では相手の心にフックがかかり、固く閉じられていた心の扉が開く。



間違いだらけの教育論 (光文社新書)

  • 416. 諏訪哲二,『間違いだらけの教育論』,2009年
    • ニセ教育論ばかりが、なぜもてはやされるのか?理想に燃える教育論は、どこでつまずいてしまうのか?本書は齋藤孝陰山英男、「ヤンキー先生」、「文部省のスポークスマン」、ワタミ社長の各氏をはじめとする“カリスマ教育者”たちの議論を検証しながら、教育問題の正しい考え方を示していく。著者は教員歴40年のベテランで、「プロ教師の会」代表。メディアで活躍する教育論者の中では、現場を熟知する貴重な存在である。



バカ丁寧化する日本語 (光文社新書)

  • 415. 野口恵子,『バカ丁寧化する日本語: 敬語コミュニケーションの行方』,2009年
    • 「〜させていただく」という言葉に象徴されるように、現在、日本語の丁寧化という波が押し寄せている。丁寧化はなぜ進んだのか。時代や社会の動きとともに変化する日本語は、これからどう変化するのか。日本語教師として、外国人の日本語学習者に、日本の大学生に日々接する著者が、敬語を中心とした“おかしな日本語”に着目し、日本語の本来の使い方、そして私たちのコミュニケーションのあり方を考える。



子どもの将来は「寝室」で決まる (光文社新書)

  • 414. 篠田有子,『子どもの将来は「寝室」で決まる』,2009年
    • 親離れ・子離れ、きょうだいの確執、セックスレス...。寝室には、愛と嫉妬、孤独、不安が満ちている。20年かけて調査した5000家族のデータを基に、家族の悩みを解決する「寝かたの法則」を解き明かす。知能・感性を伸ばす「理想の寝室」とは?



仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)



織田信長 最後の茶会 (光文社新書)

  • 412. 小島毅,『織田信長 最後の茶会: 「本能寺の変」前日に何が起きたか』,2009年
    • 本書は、本能寺の変について「東アジア」という視点から考察を加えていく。私の本業は東アジアの思想文化についての研究である。したがって、室町時代の政治史に関しては門外漢であり、単なる「愛好家」にすぎない。だが、信長の「変」前日の行動をめぐる従来の研究・叙述のほとんどが、視野を日本国内に限定していることに対して長いこと違和感を懐き続けてきた。十六世紀後半の世界情勢のなかに「天正十年六月一日」を置いて眺めてみると、同時に存在していたさまざまな動きが見えてくる。



傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)

  • 411. 夏井睦,『傷はぜったい消毒するな: 生態系としての皮膚の科学』,2009年
    • ケガをしたら、消毒して乾かす、が世間の常識。しかし著者によれば、消毒は「傷口に熱傷をかけるような行為」だという。傷は消毒せず、乾燥させなければ、痛まず、早く、しかもきれいに治るのである。著者は、今注目の「湿潤治療」を確立した形成外科医である。その治癒効果に驚いた医師らにより、湿潤治療は各地で広まっている。しかし肝心の大学病院などでは相変わらず、傷やヤケドを悪化させ、治りを遅らせ、患者に痛みと後遺症を強いる旧来の治療が行われている。なぜ、医学において生物学や科学の新しい成果は取り入れられないのか。本書では医学界の問題点も鋭く検証。さらに、生物進化の過程をたどりつつ見直した、皮膚という臓器の持つ驚くべき能力について、意欲的な仮説を展開しながら解説する。



全1192試合 V9巨人のデータ分析 (光文社新書)

  • 410. 小野俊哉,『全1192試合 V9巨人のデータ分析』,2009年
    • 巨人がV9を達成できたのは、王貞治長嶋茂雄のON砲が打ったからだ、との意見は根強い。しかし、二〇〇八年の横浜ベイスターズは、本塁打王首位打者を輩出してもリーグ最下位を余儀なくされた。ふたりの最強打者が同一チームにそろうだけでは勝てないのだ。であるなら、相手よりひとつでも多く白星を重ねて、リーグ最高勝率を収めるためには、ONが長打を放つにも打ち方があったはずであり、ONの活躍以外にも何か必勝法があったはずである。それはどんなものだったのか?V9固有のものなのか、それとも野球普遍の法則なのか?「奇跡」とまだ呼ばれたV9巨人の全スコアを現代の視点から詳細分析。川上監督が目指した“野球”の実像に迫る。



大麻ヒステリー (光文社新書)

  • 409. 武田邦彦,『大麻ヒステリー』,2009年
    • 大麻取締法遺反で逮捕された芸能人や文化人、スポーツ選手、大学生などを、テレビや新聞を中心としたマスメディアが袋だたきにする―同じような構図が、日々繰り返される。しかし多くの日本人には、大麻がどういうものか、大麻取締法がどういう経緯で成立したか、そもそも痲薬とは何かという知識が決定的に欠けている。にもかかわらず、なぜ大麻というだけで思考停止状態に陥り、批判の大合唱になるのだろうか?日本人が日本人であるために、そして自らの頭で、科学的に考える習慣をつけるために、さまざまな側面から大麻問題を考える。



対米交渉のすごい国 (光文社新書)

  • 408. 櫻田大造,『対米交渉のすごい国: カナダ・メキシコ・NZに学ぶ』,2009年
    • 「強さ」ばかりに注目すると、アメリカの実態はわからない。「弱さ」に焦点を当てると、超大国の意外な一面が見えてくる。本書は歴史的な政治経済摩擦を事例に挙げながら、アメリカの弱点を探る。そして、どうすれば「小が大を呑む」ことができるのかを検証する。友好・同盟関係を悪化させることなく、時にはNOと言い張り、時には相手を操るための戦略とは。



「エコ恋愛」婚の時代 (光文社新書)

  • 407. 牛窪恵,『「エコ恋愛」婚の時代: リスクを避ける男と女』,2009年
    • 買い物や日常生活で“エコ”を重視するいまどきの男女は、恋愛にもエコを求める。無駄な告白はしない、余分なパワーは消費しない、交際してもどっぷりとはハマらない、むやみにセックスはしない。―時代の必然である“エコ恋愛族”の増加は何を意味するのか?男女ともに未婚の人生がレアケースでなくなった現代、“趣味”の領域に入った恋愛事情、結婚・離婚が不況と結びつく理由、草食系男子誕生の背景、恋愛の賞味期限、現代における男らしさと女らしさ、結婚の新しい形など、その実状に様々な角度から迫り、これからの男女のあり方を考える。



難解な本を読む技術 (光文社新書)

  • 406. 高田明典,『難解な本を読む技術』,2009年
    • フロイトの「無意識」、デリダの「脱構築」、ドゥルーズの「襞」、フーコーの「生権力」、ナンシーの「共同‐体」、ジジェクの「否定の否定」…これまでに何度も齧っては躓いていた、錚々たる哲学者たちの思想を理解するには、どうすればいいか。本書はいわゆる難解な「思想書」を、読んで理解するために必要な技術を紹介。前半の章では、本のタイプの分類や、選書の仕方などの準備段階から、実際に本を読む方法と、同時に記録する「読書ノート」の取り方といった実践まで、基本的な読書の技術を学びます。そして、後半の付録には、学生による「読書ノート」記入例と、「代表的難解本ガイド」をつけましたので、読書の技術を具体的に理解できるようになっています。



京都の空間意匠 (光文社新書)

  • 405. 清水泰博,『京都の空間意匠: 12のキーワードで体感する』,2009年
    • 京都は、神社、寺院、庭園を始めとして日本的な感覚が巧みに表現されている。京都で生まれ育ち、環境との調和を探る建築家が、「見立てる」「巡る」「奥へ」「光と闇」など、12のキーワードから古都の魅力を新たに探る。



日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか (光文社新書)

  • 404. 古荘純一,『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか: 児童精神科医の現場報告』,2009年
    • 児童精神科医として診察をし、学校現場からの相談も受けている著者は、「居場所がない」「疲れた」と訴える子どもたちと接している。そのような中、日本語の子ども版QOL尺度の開発に関わり、調査を行ったところ、多くの子どもたちが自分に自信がなく、自分自身や学校などの満足度に関する質問に対し、下から2番目の「ほとんどない」という答えを選択していることに衝撃を受ける。5段階の下から2番目が「標準」となっている日本の子どもたちの心の現状。ユニセフの調査でも、日本の子どもの主観的な幸福度は、他国と比べて突出して低いことが報告されている。本書では、調査結果や診療・学校現場での豊富な事例をもとに、自尊感情という視点から、子どもたちの現況を見つめ直す。



夢をカタチにする仕事力 (光文社新書)



世界経済はこう変わる (光文社新書)

  • 402. 神谷秀樹/小幡績,『世界経済はこう変わる』,2009年
    • 二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出―。今、何が本当に起こっているのか?何が失われようとしているのか?我々が将来のために、今、やるべきこととは?希望はどこに見出されるのか?ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。



給与明細は謎だらけ (光文社新書)

  • 401. 三木義一,『給与明細は謎だらけ: サラリーマンのための所得税入門』,2009年
    • 給料日。現在、ほとんどの会社で給与は銀行振込になっている。あなたがサラリーマンなら、手元に給与明細が配られるだけである。あなたは自分の給与明細をじっくりと見たことがあるだろうか?そこに記載されている数字が正しいかどうかチェックしたことがあるだろうか?日本のサラリーマンの税金のむしられ方は、羊たちの毛刈りを連想させる。日本の羊たちは、知らないうちに毛をむしられ(源泉徴収)、その程度やむしられ方についてもわからないまま、不満や不安はあるが、でも大騒ぎするほどの負担感を抱かないですむようにされている。この本は、そんなサラリーマンの税制の現状をわかりやすく説明したものである。