人文総合演習A 第11回 福間良明『「戦争体験」の戦後史』

私のコメントはあとで。
 
以下、レスポンスカードより。

  • 戦争について、私達は議論することはできるが、語っていけはしないのだなと思った。客観視はできるけど、体験したことがないから決して主観で考えることはできないと思った。もう少し前半で意見をだせたら良かったと思った。

  • こないだ新潟駅を歩いていたとき、ヒロシマの悲劇を後世に伝えよう的な写真展がやっていた。原爆で肌がただれた人とか丸こげの馬の写真がパネルで通路にかざってあった。私はチラッと視界に入った瞬間に目をそらしてしまった。戦争体験を学ぶことは大切だろうけど、私は積極的には学びたくない。戦争から目をそむけ続けるのもアリなのか。(報告者やコメンテーターに意見をききたかったけど、「自衛」とか「侵略」が本題できけなかったです。)

  • 報告者やコメンテーターの中にも、戦争は絶対悪、という意見は結構あったが、現実問題、それは理想論だと思う。戦争は悪だということは誰にも言えるが、じゃあ、どうすれば戦争を未然に防げるかとかを考えることが必要なのでは、と思った。

  • 私は、戦争について知ることを今まで避けていた。それは、怖いからという理由だけだったが、今回これではいけないと思った。もし、自分の国や他国が戦争になったらどうするかということを、自分の意見としてしっかり持ちたいと思った。

  • 司会者さんは上手なまとめ方までは求めないけれども、つなぎ目ですぐ話してほしかった。責任は今となっては考えても仕方ない部分があるけれども、戦争にかかわらず、無知ゆえの罪はこれからも存在すると思った。

  • 戦争についてはいろいろな見方があって、一つにはしぼれないすごく難しい問題だった。私の意見は〇〇さんよりで、仕方ない戦争への関わりというのもあると思う。××さんは戦争体験を聞くことに関して各個人に任せると書いていたが、聞きたくないような残虐な話の中にこそ、当事者である人たちが感じた戦争の恐ろしさがあるのではないか。どんな話でもそれは戦争の一部分であり、私たちはそれらをしっかり受け止めていくことが必要だと思う。

  • 私は、戦争はどんな戦争でも許されないと思う。侵略戦、防衛戦など、いろいろな形での戦争があるが、その基準は明確でなく、防衛戦だからいい、と一概には言えないと思うからだ。時代も変わり、当時の人々との考えのズレもあるので、戦争について考えることは本当に難しいと思う。

  • 戦争がおこったらどうするかという話がメインになっていたが、結局水かけ論になっていた気がする。戦争が嫌なら本当に考えるべきはどうして過去に戦争がおこったのかということと、これから戦争をおこさないためにはどうするべきかということ。戦争がおこる前提の話ばかりしていてもしかたない。っていうか、「戦争がいけない」っていうのは前提じゃない。過去の経験があってはじめて戦争がいけないという考えが大多数になったわけであって、戦争がいけないかどうかも各個人が考えるべきではないのだろうか。

  • 最後に戦争映画の話題が出ましたが、内容も、戦争体験は私たちが体験していないわけだし、自国から見た戦争と他国から見た戦争ってだいぶとらえ方が違うから、これもメディアをどう使うかや、一方的な戦争の歴史をとらえるのではなくて、様々な視点で見ていくのも必要なのでは、と思いました。戦争責任については、やはり、国家の圧力が大きいのではないか、と思います。防衛戦だから良い、というのはないと思います。

  • 戦争についても国民はいろいろな考えを持っているだろうし、戦争もいろいろな種類があるけど、私は戦争は絶対いけないと思う。でもこの考えの根拠は高校のとき習ったから、ということや戦争はひどいものだと聞いたからという理由だから、いざ日本で戦争が起こるかもしれないという大ピンチが起こったとき、それでも「戦争は絶対いけない」という意志が貫けるかは疑問。結局、本当の辛さは体験しないと分からないのかなと考えると恐ろしくなった。

  • 本を読み込んで行くことができない。よくわかんない質問ばかりしてKYだった。戦争って大きな世界レベルだけじゃなくて内乱とかもあるからそこもちょっと気になった。

  • 今でいう戦争と、太平洋戦争時の戦争は、国民のとらえ方がちがうと思うので、現代人の私たちが、戦中派に戦争責任を求めるのはおかしいと思う。彼らは、「日本」を守ろうとして死んでいったのであり、結果を知る私たちは戦争をくり返さない努力をすべきだと思う。

  • 日本史や世界史の中で語られる戦争はほんの一部でしかなくて、文科省のチェックが入って改ざんじゃないけど、国として不都合な部分がカットされてるわけで、本来日本が起こした戦争というのは対戦国側も考察しないと見えてこないのではないかと思う。学徒への責任だが、私はありなしで言えばありだと思うが、やはり時代的には仕方ないことでもあったと思う。反戦を学生が唱えたとしても、国家権力とか教育の力は大きいわけだから。正直、武力を持つのは必要なことだとも思うし、戦争が起きてしまうのもしょうがないとは思う。我々は極力戦争をしない方法を考えていくべきではあるが、最終手段で戦争になることもあり得ると思わなきゃいけないと思う。

  • 報告者の感想  明確な返答が出来ず非常に申し訳なかった。自分の中で整理がつけられていなかったし、視野が狭かったと思う。「かっこいい戦争」「日本のための戦争」と言われた時、どういう人たちが流されてしまうのか、そうさせないために、何をすれば良いのかまでいけたら良かった。

  • 報告者の感想  初めての報告だったので非常に緊張した。上手く受け答えができたか不安だったが、前回のコメンテータだった時よりは自分の意見をもつことができたのでよかったと思う。

  • コメンテータの感想  戦時中は見たくないものを見せられることが日常だったはずなので、私たちがそれを受け付けないからと言って、あんな戦争を繰り返さないようにしようと言って平和を唱えているのに、目を背けるのは、やはり都合がいいと思う。××さんにもっとつっこみたかったです。

  • コメンテータの感想  レジュメをつくるのがぎりぎりで遅刻してしまったし、担当のみなさんにレジュメを送れなかったことをお詫びいたします。個人的には今日は言いたいことがいっぱい言えて、他の人の話も聞けて満足でした。

  • 司会者の感想  時間配分がうまくいかなかった。授業時間過ぎてしまってすみません。事前の準備が足りなかったので上手く進めることができなかった。報告者2人のうち、××さんの方にあまり話を振ることができなかった。