河合幹雄『日本の殺人』
- 作者: 河合幹雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 新書
- 購入: 9人 クリック: 195回
- この商品を含むブログ (57件) を見る
詳しくは今週の演習で報告者がやってくれるはずなので、私はどうでもいいことを。
『犯罪白書』によると、これらの事件の8割方は年内解決している。年内解決とは発生後1年以内ということではなく、発覚した年に解決、つまり12月の事件は12月中に解決しなければならない。つまり平均6か月で8割解決である。(167頁)
平均6ヶ月っておかしくないですか? 12月の事件が年内に解決されるということは1ヶ月で解決されるわけだから、事件発生月によって解決に要する時間が変わらないとすると、平均1ヶ月でしょう。
平均が6ヶ月になるには、1月に発生した事件は12ヶ月かかり、2月のは11ヶ月かかり、・・・・・・、11月のは2ヶ月かかり、12月のは1ヶ月かかる、というふうになっていないといけない。犯罪するなら年明けを待て、ということになりそうです(そうすれば1年くらいは逃げられる)。