第1回新潟哲学思想セミナー「ディアスポラの思想は「国民国家」に何を提起するのか」

http://www.human.niigata-u.ac.jp/seminar/2009/06/post_21.html
より一部転載。

講師:早尾貴紀東京大学UTCP研究員)
日時:2009年6月26日(金)18:15─20:00
場所:新潟大学人文社会学系棟
   第一会議室(B-221)
ポスター(PDF)はこちら
近現代のヨーロッパ政治思想を、国民国家ナショナリズムの観点から振り返ってみるとき、そこにはつねに「ユダヤ人問題」がある。シオニズムイスラエル国家を背景としたパレスチナ問題は、現在もなお、混迷の度を深めている。出口のない袋小路にもみえるこの状況に、現代の思想は、いったいいかなる応答責任を果たし未来への活路を見出すことができるのだろうか。
今回が記念すべき第1回目となる「新潟哲学思想セミナー」では、東京大学特任研究員の早尾貴紀さんにお越しいただき、昨年上梓された著書『ユダヤイスラエルのあいだ』を出発点としながら、本書の背景や、それにまつわる最近の関心を語っていただきます。早尾さんは、パレスチナイスラエル問題の思想的課題を正面から引き受けるべく、「ディアスポラの思想」の可能性を追究しようとしている気鋭の若手研究者です。本セミナーでは、早尾さんのお話を伺うのみならず、著書の問題提起について早尾さんと討議を深めることを通じて、来たるべきディアスポラ思想の可能性を探ってみる予定です。

というわけで、急いで買いました(さっき到着)。

ユダヤとイスラエルのあいだ―民族/国民のアポリア

ユダヤとイスラエルのあいだ―民族/国民のアポリア