人文総合演習Aの割り振り人数が確定
9人。他の先生方の半分。うーん、微妙な人数だ・・・ ちょっと工夫しないと回数が埋まらないぞ。あと2〜3人どっかから来ないかな? ところでシラバスには「全部で14〜15冊程度を扱うことになる。定価で買うなら1万円近くにはなるので、本にお金をかけたくないという人は履修しないこと。」とか書いちゃっているわけだが(そしてそれが希望者の少なさに直結しているわけだが)、この人数では冊数4割減だな。
ちなみに、第一希望にわがゼミを選んだ人は、235人中3人! すごい! 去年の3倍だ(笑)! なお、40人以上希望者がいるところもあります。
参考までに、シラバスの全文を以下に掲載しておこう。
対象学部等
人文学部を主として,他学部をも対象とする。
科目の概要
- 毎回、新書ないし文庫一冊程度の文献を全員が読み、一人が報告、一人が司会を担当し、報告に基づいて全員が討論する(全員が報告と司会を少なくとも一回ずつ担当する)。
- 報告者は報告の数日前までにレジュメ草稿を用意し、司会者と打ち合わせたうえで、教員の研究室で面談をする(これまでの例だと、この面談に2〜3時間はかける)。
科目のねらい
- 文献の読解・評価、それに基づく報告、他人の報告に対する口頭での批判的討論、といった研究を行う上での基礎となる能力を、実際の経験を通じて修得してもらう。
学習の到達目標
- 文献を正しく読解し、評価することができる
- 自らの読解・評価を、適切なレジュメにまとめ、適切に報告することができる
- 他人の報告に対して、冷静に、論理的・理論的・経験的な批判的コメントを行うことができる
登録のための条件(注意)
- 全部で14〜15冊程度を扱うことになる。定価で買うなら1万円近くにはなるので、本にお金をかけたくないという人は履修しないこと。
学習方法・学習上の注意
- 発言しない者はいないのと同じと思っているのでそのつもりで。
- 報告者は、担当文献を完全に理解することに努め、他の出席者からのあらゆる質問に何らかの回答ができるように万全の準備をすること。
- レジュメ作成、報告準備のための調査にパソコン(およびインターネット)は不可欠である。手書きレジュメは認めないので、パソコン環境を確保し、必要な技能(タイピングなど)を早急に身につけること。
- 毎回、教員による総括と、受講生のレスポンスを、ブログ(下記、関連リンク1)に掲載しているので、参照してほしい。だいたいの雰囲気がつかめるはず。
授業計画
- 初回: 自己紹介と担当文献の決定、レジュメの形式の説明
- 2回目以降、毎回新書ないし文庫一冊程度の文献について、報告と討論を行う
成績評価の方法と基準
- 議論への貢献度で評価する。
- 内訳としては、報告を中心に、発言の量と質、態度などを総合的に評価する。
- 出欠の回数だけを取り出して形式的に評価することはない。もちろん欠席が多ければ貢献度も下がる。一方、出席したからといってそれだけで評価するとは限らない。
- 知的におもしろい報告は高く評価する。当たり前だが、読んだ本の内容を要約しただけの報告というのはおもしろいわけがない。本の内容を前提に、そこに何らかの〈発見〉を追加することにこそ、知的なおもしろさがある。〈発見〉には、対象著書に対する批判や敷衍、別の事例への適用、などなど、様々な可能性がある。
使用テキスト
- 初回に候補を示し、受講生と相談の上決定する(受講生からの候補の提案も歓迎する)。
参考文献
- 適宜示す。
関連リンク1