子供が漢字書けない件

いまはやりの。

http://www.asahi.com/national/update/0507/TKY200705070281.html
 小学1年生で習う「一つ」を2年生の3割が書けず、5年生で出てくる「支持」の「支」を書けた6年生は1割足らず――。小学校の教員や大学教授らで作る日本教育技術学会(向山洋一会長)が全国の公立の約480校、3万8000人の児童・生徒を対象に行った調査で、こんな実態が明らかになった。
(後略)

どんなサンプリングをしているのかと思って、向山洋一」を読んで、なんというかいろいろわかりましたw。
 「TOSSウォッチング掲示板」は必見。
 ちなみにぼくは小学生のころから向山洋一という人を知っていました。なぜかというと担任が心酔していたから。そのときの学級通信が出版されています(ぼくも出てきます!)。

 なんか国語ばっかりやっていた気がします(おもしろかったからいいんですが)。
 ところで「skill sharing」を「教育技術の法則化」と訳すのはいかがなものか。

追記

 そういえば、この先生は学級会の意思決定(たとえば、教室の水槽で蛇を飼うかどうか。数日間飼ったような記憶が・・・)に、「討論とそれによる全員一致」という方法を用いていて、これが授業時間をつぶして行われることもしばしば(もちろん子供としてはうれしい限りですが)。これを通じて、「有限時間の中で行われる説得は多数決と変わらない(早く帰りたい子供は意見を曲げてでも多数側につくから)」という真理を会得しましたw。

さらに追記

 また思い出したこと。
 この先生の授業では、授業中に「トイレに行ってもいいですか」と言っても「いけません」と答えられてしまい、途方にくれることになりました。どうすればいいかというと、「トイレに行きます」と言わないといけないのです。生徒の自発的な意思表明です。3〜4年がこの先生でしたが、もちろん5年になって他の先生が担任になるとこんな作法は通用しないので、1学期の最初は怒られ、他の生徒から変なやつみたいな目で見られました。