構造と作動の構成関係

　構造と作動が構成関係にあるというが・・・
　構成関係とは、二つ一緒じゃないと不可能だよ、ということ。しかし何が不可能であるかによって、少なくとも三つの種類を区別することができそうだ。
　第一に、論理的に不可能。つまり考えることができない。
　第二に、存在論的に不可能。つまりありえない。
　第三に、認識論的に不可能。つまり知りえない。
　
　さて、構造とは作動接続可能性の限定であり、作動とは構造の下での出来事生起である、といえるなら、論理的な構成関係は明白。
　しかしこの定義だけからは、構造がないと作動もない、構造がわかっていないと作動も知りえない、ということはいえても、作動がなくて構造だけがあるということが可能か、作動を経由せずに構造だけを捉えることが可能か、ということはわからない。