今日の産経抄

(前略)
久間章生防衛相は日本記者クラブでの会見で、ブッシュ米大統領イラク大量破壊兵器開発などを理由に戦争に踏み切ったことについて「判断が間違っていた」と言い切った。
 確かに当時からイラク核兵器開発には疑問符がつけられており、一政治家としての発言としてはとがめる筋合いのものではない。米国内でもイラクへの2万人米軍増派をめぐって、上院外交委員会が反対決議を採択したほど大統領の威信と人気は地に落ちている。
(中略)
 相手が苦しいときに励まし、的確なアドバイスをしてこそ真の友人であることは、義侠心に厚いといわれる久間氏ならおわかりのはずだ。米国の核の傘は必要なく、日本も独自に核兵器を持ちます、というなら話は別だが、そんな度胸がないなら同盟を傷つける発言は百害あって一利なしだ。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/sankeisho/070126/sks070126000.htm

これが噂に聞く産経の馬鹿親米か・・・勉強になるなあ。核の傘で保障されている関係が「真の友人」関係なのか。仮に同盟関係=友人関係だとして、その相手は大統領なのか米国なのか。「大統領の威信と人気は地に落ちている」というときに、両者は同一視できないはずだ。