阿部謹也『自分のなかに歴史をよむ』

自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))

自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))

この前亡くなった阿部謹也の自伝的歴史論。こういうの好きです。

第一章 私にとってのヨーロッパ

20歳の謹也くん、

ゼミナールに入れていただくためには志望理由をドイツ語でレポート用紙十枚以内に書いてくるようにいわれ、私はフランス語しかできなかったのでフランス語でもよいという許可をもらって帰ったのでした。

・・・。

第二章 はじめてふれた西欧文化

第三章 未来への旅と過去への旅

第四章 うれしさと絶望感の中で

第五章 笛吹き男との出会い

第六章 二つの宇宙

第七章 ヨーロッパ社会の転換点

12世紀ごろから、結婚は教会で行われるようになりました。それ以前には教会は結婚とは特に関係はなかったのです。
(p. 137)

へー。

第八章 人はなぜ人を差別するのか

第九章 二つの昔話の世界

第十章 交響曲の源にある音の世界