経営革命の構造
- 作者: 米倉誠一郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/11/19
- メディア: 新書
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- はじめに
技術革新と企業家の関係を事例ごとに論じてくれるそうで面白そう。ただ、
最近は、「アントルプルヌア」を事業を起こす人に限定して「起業家」と表記するケースが多くなっているが、それでは本来の「アントルプルヌア」の意味を限定しすぎてしまう。企業内にいようと科学者であろうと新たな組合せを企てるすべての人々がアントルプルヌアであり、その意味で「企業家」という翻訳が正しいと思う。企業家とは技術革新を起こす人のことだけでもなければ、事業を起こす人のことだけでもない。イノベーションを起こす人のことである。(8頁)
この理屈だと「起業家」でもよさそうな、というかその方がよさそうな気がする(だって「起こす人」だと書いているわけで)。起こさないでも企てるだけでいいんだという理屈なら「企業家」の方がいいけど。
- 第五章 「シリコンバレー・モデルの登場」。
- おわりに。
- あとがき。
えーと、
本書を執筆している間中、僕の頭にはビートルズが流れていた。(262頁)
そうなんですが、「おわりに」の最後に
Say we wanna a revolution, well you know. We all wanna change the world.(253頁)
という(Revolutionの)微妙に間違った歌詞が載っているのはどうしたものか。