相互行為、組織、社会
Soziologische Aufklaerung 2: Aufsaetze zur Theorie der Gesellschaft
- 作者: Niklas Luhmann
- 出版社/メーカー: Vs Verlag Fuer Sozialw.
- 発売日: 2005/02
- メディア: ペーパーバック
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英訳はこちら。
- 作者: Niklas Luhmann
- 出版社/メーカー: Columbia Univ Pr
- 発売日: 1984/04/01
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: Marlis Gerhardt
- 出版社/メーカー: List Paul Verlag
- 発売日: 1982/11
- メディア: Perfect
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早速翻訳始めてみました。
- イントロ(3段落まで)。一般理論がないと単なる個別知識の集積にしかならないけど、思弁的なだけの一般理論も研究に使えなくて困るよね。研究に使える一般理論てどんなのかな。
- 第一節途中(10段落まで)。そして買い物へ。
- 第一節第一項終了(11段落まで)。人間が複数いて、その行為を一つ取り出して、それが別の行為と連関を作っていて、しかしその連関に属さない行為もあるとき、その連関が社会的システム。この属す属さないの選択原理がシステムの境界設定原理。この原理の類型分けをすれば、それがすなわち社会的システムの類型分けになるよ。そうやって、相互行為、組織、社会を分けられるよ。じゃあ相互行為の境界設定原理は何かな。人の在/不在だよ。でも言葉を使えばいない人のことも話せるよ。これはいい面だけど、発言は一度に一人だけという構造的な制約もあるよ。話題を尊重して順番を待って発言しないとだめだよ。だから相互行為っていうのは順番とか話題の取り合いの場なんだよ(これはユルゲンくんへの嫌味だよ)。順番待たないといけないってことは、時間がかかるってことで、だからあんまり複雑な話はできないよ。
ここまでの議論では
すでに意味がきまっている主題が順々にならべられるのではなく、順々にならべられることで各主題の意味がつくられるのだ。(佐藤 [2005: 108])
みたいなことは全然いっていない、ということだけひとまず確認。