「PHP新書」目録リスト一覧 651-700 (2010年-)



采配力(さいはいりょく) (PHP新書)

  • 699. 川淵三郎,『采配力: 結果を出せるリーダーの条件』,2010年 NEW!!
    • 南アW杯で日本代表を16強に導いた岡田監督。その采配の背後にはどのような思いが秘められていたのか? さらに、トルシエジーコオシムといった歴代の代表監督に見る「采配力」とは? 日本サッカー界を牽引し続けてきた著者が、初めて明かす「勝てる指導者」の条件。「ステップ・バイ・ステップではなく一点突破」「実績や前例より熱意で人を動かす」「大胆な夢を持つ」「異分野、異業種に学ぶ」など、自ら現場に立ち、Jリーグ実現に奔走した体験も語り尽くす。組織に生きるすべての人々に贈る「真のリーダー論」。



病気にならない脳の習慣 (PHP新書)



統合失調症 (PHP新書)

  • 697. 岡田尊司,『統合失調症: その新たなる真実』,2010年 NEW!!
    • 百人に一人がかかる身近な疾患であるにもかかわらず、多くの人にとって縁遠く不可解な統合失調症――そのメカニズムが現在かなりのところまで解明され、治療法は大きく様変わりしつつある。時間はかかるが統合失調症は克服できる病になろうとしているのだ。本書ではこの疾患の背景やメカニズム、治療技術や回復過程について、最先端の知識をわかりやすく伝える。そして、この病を理解して克服するためには、正しい知識とともに人間として共感する姿勢が大切だと説く。



サツマイモと日本人 (PHP新書)

  • 696. 伊藤章治,『サツマイモと日本人: 忘れられた食の足跡』,2010年 NEW!!
    • サツマイモが琉球へ伝わってきたのはいまから400年ほど前、江戸時代のはじめのころ。栄養価が高く、痩せた土地でも容易に育つため、日本各地へ急速に栽培が広まっていく。江戸の飢饉から人々を救ったのもこの芋で、甘藷、唐芋、琉球芋、孝行芋……とさまざまな呼び名で呼ばれるサツマイモは、日本の民衆にとって、ジャガイモと並ぶ「お助けイモ」だった。日本の各地にサツマイモにまつわる寺社が多数建てられていることは、そうしたことの証であり、民衆の感謝の現れであろう。そのように考えた著者は、日本の各地へ、「サツマイモ物語」を求めて、取材旅行に出る。この本は、こうして明らかとなった、サツマイモをめぐるさまざまな足跡を掘り起こす。そして現在も、町おこしの中心作物として栽培され、空爆が続くアフガニスタンの農業支援の中心であり、未来の宇宙ステーションでの宇宙食メニューのエースとして注目されていることを見つける。



大人のための精神分析入門 (PHP新書)

  • 695. 妙木浩之,『大人のための精神分析入門』,2010年 NEW!!
    • 「お子様大人」が増えている。社会規範や相手の気持ちを無視して、自分の快不快や衝動で行動し、周囲を困らせる人々だ。しかし、振り返ってみれば、あなたも私も「お子様大人」なのでは? 大人として立派な行動をいつもとるのは難しい。誰でも感情的になって、ストレスに満ちた人間関係に巻き込まれ、それをどうしても繰り返してしまう。精神分析は、大人の心に子供や乳児がいることを発見した。それだけに、大人であることの難しさを知っている。なぜ、立派な大人であることは難しいのか。人間社会に密接に関係している「なぜ罪悪感はあるのか」「なぜヒトのセックスは特別なのか」「なぜ人は心の病にかかるのか」という、フロイトを悩ませた3つの問いから大人であることの難しさを考え、精神分析が何を考えているのかを解説する。生理学や生物学、進化論、社会学文化人類学の知見を取り入れ、進化と歴史の文脈に適応させた、精神分析の入門書。



就活のしきたり (PHP新書)

  • 694. 石渡嶺司,『就活のしきたり: 踊らされる学生、ふりまわされる企業』,2010年 NEW!!
    • この厳しい時代、大学一年から就活を始めないと間に合わない――そんな空気に脅されて四苦八苦する学生たち。内定に有利と聞けば、どんな些細なウワサでも信じてしまうのは無理もない。「白い靴下だと落ちる」「奇抜なほうが受かりやすい」「資格があったほうが有利」。はたしてこれらは真実なのか? 「自己分析」「インターンシップ」「有料セミナー」。これらはどこまで必須なのか? 学生はもとより採用する企業、支援する大学・親をもふりまわす巷の「就活伝説」を一刀両断。ウソ・ホントを見破る82カ条の鉄則を伝授する。



29歳でクビになる人、残る人 (PHP新書)

  • 693. 菊原智明,『29歳でクビになる人、残る人』,2010年
    • 仕事はできるのに窓際だったり、仕事ができないのに部長だったり、あなたの会社でも「なぜ?」と首を傾げる人事があるのではないだろうか。会社とは、仕事の成果以外にも様々なことが評価される場なのだ。つまり、せっかく仕事ができるあなたでも、ちょっとしたことに気をつけていないばかりに、残念なことになる可能性があるのだ。その差が明確に現れるのが29歳。出世街道に入るのか、30歳を目前にクビになるのか。明暗を分ける思考習慣を、7年間の崖っぷち営業マン生活からトップセールスに変わった著者が解説する。



リハビリテーション入門 (PHP新書)

  • 692. 橋本圭司,『リハビリテーション入門』,2010年
    • 小児リハビリテーションの専門医が、リハビリの新しい考え方から具体的な実践方法まで、分かりやすく解説する。障害がよくなるとは必ずしも失われた機能が回復することではない。従来備わっていた機能をのばすことで、失われた機能を補えるようにする過程をさす。そして言語や記憶、情緒などに対する認知リハビリの手法が、子どもの心と運動の発達支援にかなり有効であるというのだ。少しずつであっても、できることは年々増えていく。正しい評価と診断、家庭と社会の適切な対応によって症状は必ず改善すると説く。



女性の幸福(仕事編) (PHP新書)

  • 691. 坂東眞理子,『女性の幸福(仕事編)』,2010年
    • 『女性の品格』の著者による仕事を通じた自己実現のすすめ。女性が働くことが少数派だった時代に、それでも一貫して著者が仕事を続けてきたのはなぜか? 働きつづけてきたからこそ、他人に頼らず生きてこれた。自分の成長を実感できた。感謝される喜びを経験できたと著者は説く。「仕事は人を裏切らない」「悩むひまがあれば行動する」「素直でまじめは才能」「叱られても落ち込まない」――自身の失敗と成功から、いまの若い世代に伝えたいこと、社会人として身につけておいてほしいマナーと考え方を紹介する。



合格を勝ち取る睡眠法 (PHP新書)

  • 690. 遠藤拓郎,『合格を勝ち取る睡眠法』,2010年
    • 「睡眠」を制する者は「受験」を制す! なぜなら、集中力・記憶力を高めるのも、勉強時間を生み出すのも「睡眠」だからだ。「中学・高校受験は6時間睡眠、大学・資格試験は4時間半睡眠」「レム・ノンレム睡眠の役割を知る」「5〜15分の仮眠の効果は絶大」「合格のための朝活・朝飯前」「短めの睡眠で集中力UP」「土日で睡眠を補う」「夜ふかしは、百害あって一理なし」「秋は意識して朝日を浴びる」「ラストスパートは、とにかく睡眠リズムを維持」「睡眠は1サイクル90分」「勉強中に眠くなったら、顔を洗い、冷たい飲み物」……。ベストセラー『4時間半熟睡法』『朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!』で知られ、TBS系『はなまるマーケット』『夢の扉』など、多数のテレビ出演もこなす世界一の睡眠の専門医が、最強の睡眠プログラムを指南。全ての受験生必読の書。



仕事を通して人が成長する会社 (PHP新書)

  • 689. 中沢孝夫,『仕事を通して人が成長する会社』,2010年
    • 「間に合わない人(あまり役に立たない人)」を雇って、みんなきちんと働いて辞めない「安田蒲鉾」。信頼関係で技術革新の荒波を常に切り抜ける「IAM電子」。八ミクロンの紙に型抜きする技術を誇る「丸伸製作所」の社長は、四十を過ぎてから数学を勉強し直し、マシニングをマスターした。本書に登場するのは、そんな無名の会社の普通の人たちである。ただ彼らには、仕事を通して身につけたたしかな哲学がある。それこそが彼らの成長の証なのだ。仕事の本質を見つめ続ける著者がつむぐ、ノンエリートたちの物語。



真の保守とは何か (PHP新書)

  • 688. 岡崎久彦,『真の保守とは何か』,2010年
    • 外務省出身の情報分析の第一人者が、日本を取り巻く国際情勢を、長期的視点から読み解く。二〇〇七年春~二〇一〇年春までの論考を集成。この間、日本政治は自民党が野党に転落するなど、混迷を深め、国際社会にも厳しい変化の波が襲っている。不動の視座の必要性があらためて問われているのだ。大切なのは、政治を知性による観念で把握するのではなく、先人たちの歴史の遺産で解釈する真正なる保守主義に立脚すること。いまなお「戦後レジームからの脱却」は、いつでも達成できる状況にあると説く。



真の保守とは何か (PHP新書)

  • 687. 西澤潤一,『生み出す力』,2010年
    • リンゴ三つとミカン三つを足すと、全部でいくつになりますか?―この質問こそ、国際競争力を左右するカギが隠されている。いまだに教科書を正しく暗記し、模範解答をすみやかに出すことが最善だと勘違いしている日本人。すぐに役立つ知識ばかりがもてはやされる。これではたして真に優秀な人を評価できているのだろうか。「ミスター半導体」と世界に称賛された"独創の巨人"は言う。「バカなことに最後まで打ち込みなさい」。突拍子もないアイデアを形にし、新しいものを生み出す力はどこから湧き上がるのか―。



アメリカ・イラン開戦前夜 (PHP新書)



家族のための介護入門 (PHP新書)

  • 685. 岡田慎一郎,『家族のための介護入門――負担を減らす制度と技術』,2010年
    • 介護現場に足りないのは、制度準備でも人手でもなく、正しく豊富な情報。介護とひと言でいっても、「半身麻痺」「認知症」「骨折」など症状はさまざまであり、「家庭の収入」「協力できる人員」といった状況も異なる。そのため、解決策も三者三様となる。本書は、介護の前段階で開く家族会議から、ケアマネジャー・ヘルパーとの正しい付き合い方、老人ホームの選び方まで、幅広く網羅。介護をする側、される側、双方の負担軽減を目指す。負担をかけない「古武術介護」の手法も多数掲載。



望郷酒場を行く (PHP新書)

  • 684. 森まゆみ,『望郷酒場を行く――東京で味わう故郷の店』,2010年
    • 沖縄県代表「おもろ」、石川県代表「のとだらぼち」、山形県代表「もー吉」、秋田県代表「太平山酒蔵総本店」…。東京には、故郷の懐かしい味、旨い酒を出す店がたくさんある。豆腐よう、いしりの貝焼き、いもご煮、きりたんぽ鍋など、その土地ならではの料理を食するのは、都会に行き交う人々にとって何よりの楽しみ。本書では、東京にある47都道府県を代表する味の店イチオシの料理と酒を紹介する。店主、そして店に集う人々の話と著者の思い出が交り合い、故郷の風景が蘇る。



飛行機の操縦 (PHP新書)

  • 683. 森まゆみ,『飛行機の操縦――機長はコクピットで何を考えているのか』,2010年
    • 20世紀の傑作旅客機ジャンボジェットの機長が飛行機の操縦方法を解説。空港に到着してから飛行機に塔乗し、目的地に到着するまで、パイロットは何を考え、どう行動しているのか?一番大切なことは、失敗しないこと、事故を起こさないこと、乗客や乗員の命を守ること。求められる能力は、操縦技術は2割にすぎず、残りの8割はシステムのマネジメントだ。そのために培われた様々なノウハウは他のビジネスの現場でも役に立つ。離陸、巡航、着陸のそれぞれを操縦、管制、気象の各側面から系統的に詳述する。



「肩の荷」をおろして生きる (PHP新書)

  • 682. 上田紀行,『「肩の荷」をおろして生きる』,2010年
    • なぜ日本人は幸福になれないのか。世界有数の豊かさを享受しながら、いつも不機嫌で疲れきった顔をしている人びと。他人の視線ばかりを気にする若者たち。効率ばかりを求める大人たち。誰もが目に見えぬ重圧に、生きづらさを感じている―。本書では、現代人が背負う「肩の荷」の正体を心理学、宗教学、文化人類学の見地を交えながら読み解く。「肩の荷」とは、いったい何を、誰によって背負わされているのか。どうすればおろせるのか。人生の「孤独」と「癒し」の意味を問い直した思想的メッセージの書。



スウェーデンはなぜ強いのか (PHP新書)

  • 681. 北岡孝義,『スウェーデンはなぜ強いのか――国家と企業の戦略を探る』,2010年
    • スウェーデン社会保障が進み男女平等が徹底された福祉国家であると讃美するのも、税金が高く社会主義的な国であると批判するのも、一面しか捉えていない。「伝統的な家族」は崩壊してしまっているし、米国以上に市場をうまく使っている国でもある。その特異な社会・経済を理解するためには、国家を支える理念と、それが生まれた背景を知る必要がある。戦後の高度成長期に必要とされた「国民の家」の理念は、H&Mやイケアの企業戦略、年金制度改革などに、どう実践されているのか。



だれとも打ち解けられない人 (PHP新書)

  • 680. 加藤諦三,『だれとも打ち解けられない人』,2010年
    • 一見すると自立しているように見えて、じつは他人にビクビク。つねに身構えてしまい、関係が近くなるほど怖くなる。対立を恐れるばかり、本心では頼りたいのに声がかけられない。本音が言えない。甘えや悔しさを出せず、心の中はいつも不安で不満。言い知れぬ疎外感。かえってずるい人のやさしさに騙され、真の味方は離れていく…。いつしか「うつ」になるのも無理はない。"自分がない"のに自分を守ろうとしてしまう悲しい性格はどうすればいいのか?うまくやろうなどと考えず、人間関係にこだわらない生き方。



四字熟語で愉しむ中国史 (PHP新書)

  • 679. 塚本逭史,『四字熟語で愉しむ中国史』,2010年
    • 呉越同舟」は孫子の兵法にある言葉で、仲の悪い者同士でも共通の敵には共同戦線を張ることを指す。「乾坤一擲」は楚の覇王項羽に対し、漢の劉邦が仕掛けた伸るか反るかの大勝負に由来する。また「傍若無人」は意外にも生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった―。英雄の波乱万丈の物語、芸術家の荒唐無稽な逸話、詩人の感慨無量の境地…。それらをわずか四文字で表した四字熟語の成り立ちを解説しながら、多士済々の中国史を辿る。痛快無比の面白さ、温故知新の知的興奮。



世代間格差ってなんだ (PHP新書 678)

  • 678. 城繁幸/小黒一正/高橋亮平,『世代間格差ってなんだ――若者はなぜ損をするのか?』,2010年
    • どうやら日本の政治には、若者という視点は存在しないようだ。民主党政権は、国家公務員二割削減のために新規採用枠を四割近く削減した。目玉の子ども手当の財源も、結局は赤字国債である。まかり通る不公平。いまや政治のあらゆるプロセスが、次世代の若者たちに問題を先送りにしている。いまこそ若者は声をあげて立ち上がるべきである!本書では「雇用」「社会保障」「政治参加」「子育て・教育・家族」の四つの視点から、世代間格差の本質を明らかに。そして具体的な政策=ワカモノ・マニフェストを提案する。



イケメン幕末史 (PHP新書 677)

  • 677. 小日向えり,『イケメン幕末史』,2010年
    • 好きな幕末の志士を尋ねられたら、あなたはだれの名をあげますか?じつは男女で、その答えは微妙に違っているようです。乙女心をくすぐる人物は、見た目や生き様がカッコよかったり、ちょっとしたふるまいや趣味がかわいらしかったり…。「幕末一の美声の持ち主」「スイーツ好きの美剣士」「思想と友情のあいだで葛藤した不器用な知者」「町娘のハートを次々と盗んだ"美しきだめんず"」―あまり知られていない陰の勇者から、ヒーローたちの意外な素顔まで、女性ならではの繊細な視点とタッチで描く"モテる幕末人物列伝"。



ぼくらが夢見た未来都市 (PHP新書 676)

  • 676. 五十嵐太郎磯達雄,『ぼくらが夢見た未来都市』,2010年
    • 高度成長期、少年向け雑誌のイラストや漫画に描かれた超高層ビル群、エアカー、空中都市などに、子供たちは魅了された。建築家たちも、増加する人口に対応するための巨大な東京計画を次々と発表した。一九七〇年の大阪万博は未来都市の実験場だった。しかし、四十年後の上海万博で展示された未来都市は、大阪万博とたいして変わっていない。未来都市は構想できなくなったのか?いまやノスタルジーなのか?ダ・ヴィンチから現在まで、建築家たちやSF作家たちが描いた未来都市像の変遷を辿る。



中学受験に合格する子の親がしていること (PHP新書 675)

  • 675. 小林公夫,『中学受験に合格する子の親がしていること』,2010年
    • 受験指導の超プロである著者が、中学受験に合格した子の親、有名塾の現役エース講師を徹底的に取材。その結果、著者が長年の経験から得た以下の仮説が見事に実証された。「放任でもなく過干渉でもない『援助のまなざし』が子どもを伸ばす」。本書は、その具体的方法を解説する。「褒めるだけではなく、驚く」「親が生徒になり聞き役に徹する」などの他、「算数―親が問題を解こうとするな」「理科―計算問題は後回しにしよう」など科目別対策法も充実。結びでは「学びの果てにあるもの」について考える。



感じる力 瞑想で人は変われる (PHP新書 674)

  • 674. 吉田脩二,『感じる力――瞑想で人は変われる』,2010年
    • 有機野菜、ジョギング、ヨーガ…。これらの流行は、偶然ではない。うつ病と自殺者が増加するストレス社会に生きる現代人が「自然回帰」を求めた結果なのだ。そして、この流れの行き着く先は瞑想である。「身体」をコントロールすることで「心」を静める瞑想。これこそが、「感じること」を軽視してきた我々への処方箋となる。本書は、「脳科学」「思考と言語」「感覚と感性」「農耕民と狩猟採集民」といった様々な観点から瞑想を分析した実践の書である。



本番に強い脳と心のつくり方 (PHP新書 673)

  • 673. 苫米地英人,『本番に強い脳と心のつくり方――スポーツで頭がよくなる』,2010年
    • 「本番で緊張せずに、自分がもてる最高のパフォーマンスを発揮するにはどうすればよいか」―その答えは、なんとスポーツにあった!正しくスポーツに取り組めば脳が鍛えられるというのだ。大切な商談やプレゼン、試験。リラックスが必要な決定的場面で自分の心をコントロールするための理論は、スポーツも仕事も同じ。「緊張にも二種類ある」「集中力は必要ない」「理想の脳波はアッパーシータからローアルファ」「セロトニン体験を積む」。脳と心のメカニズムを解明した脳機能学者が、もっとも身近で理想的なIQトレーニングを伝授。



地方別・並列日本史 (PHP新書 672)

  • 672. 武光誠,『地方別並列日本史』,2010年
    • 京都で貴族が密教にすがった平安時代、北海道は擦文文化の真っ最中だった。江戸で町人の文化が花開いた江戸時代中・後期、日本でもっとも豊かな地方は九州地方だった―。日本列島を十分割し、それぞれの歴史をほぼ同じ分量で語る。各地域の歴史、地域どうしの交流の歴史、そして日本全体の歴史をつかむことを目指す。わかりやすい解説には定評のある著者が、地図も多用して新鮮な知を提供。まずは「地方別・並列日本史早見表」で、それぞれの地域の歴史にふれていただきたい。



晩節を汚さない生き方 (PHP新書 671)

  • 671. 鷲田小彌太,『晩節を汚さない生き方』,2010年
    • 「君らには任せておけない。私がやらねば…」「このままでは死ねない。最期まで見届ける…」功成り名遂げて、長寿で健康な人ほど、このような思いにとりつかれてしまうもの。だが、権力や役職にしがみついて、国家や会社を衰退させる場合はもとより、後進や家族のいらざる障害となるケースがしばしば見られる。本書では、政治家や学者をはじめ、市井の人々の実例もあげながら、「晩節を全うする人生はいかに可能か」を考える。非凡、平凡な人生にかかわらずやってくる「老い」と向き合うヒント。



発酵食品の魔法の力 (PHP新書 670)

  • 670. 小泉武夫石毛直道(編著),『発酵食品の魔法の力』,2010年
    • あなたの健康を支える究極の食べ物たち。身体へのメリットから世界の食文化、まだまだ秘められた可能性まで。4人の発酵の第一人者が、体へのメリットから世界の発酵文化までを存分に語る。



検診で寿命は延びない (PHP新書 669)

  • 669. 岡田正彦,『検診で寿命は延びない』,2010年
    • 健康診断、人間ドック、がん検診、メタボ健診、脳ドック…。日本では様々な健診・検診が整備されており、早期発見・早期治療を合い言葉に、数多くの人々が受けている。ところが、定期的に検診を受けている人のほうが寿命が短いという、大規模調査の結果も出ているのだ。人間の体は理屈通りにはいかない。検診や治療にともなうリスクはかなり大きい。それは海外では認識されていても、なぜか日本では知られず、検診推進派の意見ばかりがまかり通っている。自分の身を守るために知っておきたい、本当の知識。



謎解き「アリス物語」 (PHP新書)

  • 668. 稲木昭子/沖田知子,『謎解き「アリス物語」――不思議の国と鏡の国へ』,2010年
    • 不思議の国のアリス』は、アリスの冒険の一部に過ぎない。ディズニー映画を思い浮かべる人も多いだろうが、実はアリスは、もっと不思議で奇妙なノンセンスの世界に入り込んでしまっていたのだ。作者ルイス・キャロルは、その並外れた遊び心とこだわりで、次から次へとアリスにカラクリを仕掛ける。ニヤニヤ笑いを残して消えるチェシャ猫や、延々とお茶会を続ける帽子屋と三月ウサギなど、馬鹿馬鹿しいことを言ってアリスを困らせる登場人物たち。当たり前が当たり前でない「不思議の国」と「鏡の国」を楽しむガイド。



アメリカが日本を捨てるとき (PHP新書)

  • 667. 古森義久,『アメリカが日本を捨てるとき』,2010年
    • 日米安保条約は、日本の平和と繁栄を、半世紀にわたって担ってきた。ところが鳩山新政権が誕生して半年あまり、同盟に大きな疑問符が突きつけられている。民主党首脳は「日米中関係は正三角形」と述べ、核抑止保持の密約を白日の下にさらし、普天間基地の移転合意を撤回する。一方、鳩山首相の初めての日米首脳会談はわずか二十五分、米国メディアの関心は低く、米議会での扱われ方にも明らかな日本軽視が見られる。足並みの乱れが限度を超えたとき、「アメリカが日本を捨てる」という選択肢だけが残される―。



自慢がうまい人ほど成功する (PHP新書)

  • 666. 樋口裕一,『自慢がうまい人ほど成功する』,2010年
    • 日本では謙虚が美徳とされ、自慢する人を嫌う。だが、自慢は本当に悪いことだろうか。むしろ、自慢するタイプの人ほど成功しているのでは?大切なのは、好感を与える自己PRのテクニックだ。そこで本書では、まず、巷にあふれる下手な自慢の実例を示し、なぜ嫌われるのか、どう改めるのかを具体的に指導。「繰り返し自慢」「学歴自慢」「家族自慢」など、聞かされているほうは、もうウンザリ!?でも、失敗談をはさむなど、ちょっとした気配りをすれば、あなたの評価は高まるはず。謙虚なだけでは生き残れない。



お見合い1勝99敗 (PHP新書)

  • 665. 吉良友佑,『お見合い1勝99敗』,2010年
    • 新聞記者である著者が忙しい合間を縫って、重ねたお見合いの数は、なんと100回以上!ふられ続けながらも価値ある「1勝」を手にするまでは、涙ぐましい道のりがあった。お見合いの最大の利点は、結婚を真剣に希望する異性との「豊富な出会い」。それだけ相性の良い相手に出会える可能性が高くなる。合コン、友人の紹介ではこうはいかない。一生独身を望むならそれもいいだろう。しかし、そうでないなら、見栄を捨て、「99回」の失敗を重ねた男の教訓に学び、新たな出会いを求めてはいかがだろうか。



脇役力<ワキヂカラ> (PHP新書)

  • 664. 田口壮,『脇役力〈ワキヂカラ〉――生き残るための環境づくり』,2010年
    • 結果が出ているのにマイナー落ち。調子がいいのに使ってもらえない。そんな残酷な経験を通して田口壮が行き着いた逆転の発想。「脇を締めて歯をくいしばり、ときには己を捨て、何よりもチームの勝利をめざす、曖昧だけれど重要な力」。自分は主役ではない。でも「使いやすい」選手になれれば、欠かせない戦力として信頼は得られる。絶望を前にしても「まぁ、しゃあない」のひと言で、不満や悔しさに押しつぶされた心がすうっと軽くなる。メジャーリーガーとして八年間、苦悩したからこそ語れるプロの生き方、気持ちのキリカエ方。



日本人として知っておきたい近代史(明治篇) (PHP新書)



マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)

  • 662. 木全賢/松岡克政,『マインドマップ――デザイン思考の仕事術』,2010年
    • 脳の構造に基づいて提唱された図解表現技法・マインドマップ。アイデア発想や思考の整理に絶大な効果を発揮するため、ビジネス・教育の現場で広がりを見せている。その中でも本書で紹介するデザイナーのマインドマップには一線を画するものがある。見た目の美しさは頭の混乱を整理し、モチベーションアップにも繋がるのだ。たとえば、会社の存続をかけた商品企画。コストや顧客、上司からの要望など、考慮するべき要素が多く、通常なら混乱は必至だが、情報を整理し俯瞰すれば解決策は見えてくる。



友だち不信社会 (PHP新書)

  • 661. 山脇由貴子,『友だち不信社会――「となりのウワサ」が怖い』,2010年
    • 友人や同僚が携帯電話を手に笑っている。近寄ると「何でもないよ」と煙に巻かれる…。インターネットの普及によって、知らないところで自分の悪口が囁かれているかもしれないと疑心暗鬼になる私たち。「気にするな」と言われても、だれが何を書き込んでいるか不安で、サイトやメールを見ずにはいられない。周りの視線、笑い声、着信音。「たかがウワサ」のはずなのに胃が痛い…。いじめや誹謗中傷などの攻撃手段と化し、心を蝕むウワサの真の恐怖。学校と職場の事例から子ども・大人それぞれの人間心理と対策を説く。



その時、歴史は動かなかった!? (PHP新書)

  • 660. 鈴木眞哉,『その時、歴史は動かなかった!?――じつにアヤシイ「日本史の転換点」』,2010年
    • 「武士の世はイイクニつくろう鎌倉幕府から始まった」「天王山は天下分け目の争奪戦」―。テレビの歴史番組や教科書の影響で、広く私たちのあいだに広まった通説の数々。しかしなかには、いかにも思い込みや思いつきで描かれた俗説が多くまかり通っている。結果論から後づけで説明したり、現代人の視点で推測したり。歴史を動かしたとされる事件や合戦、人物の機略や行動は、じつのところアヤシイものばかりなのだ。あなたの"歴史常識"は、はたして大丈夫か?本書を読めば歴史の見方、とらえ方がよくわかる。



ブレイクスルーの科学者たち (PHP新書)

  • 659. 竹内薫,『ブレイクスルーの科学者たち』,2010年
    • 本書では、現代日本のトップレベルの科学者11人を取材し、「ブレイクスルーの法則」を解き明かす。iPS細胞で世界を驚かせた山中伸弥教授をはじめ、「皮膚は脳である」(傳田光洋)、「白血病の克服」(新津洋司郎)、「水素エンジンの開発」(山根公高)、「火山マグマを透視」(田中宏幸)など、最先端かつ異色の研究者たちの思考法を紹介。「異文化をつなぐ力」「シンプルさの追究」など、ビジネスにも役立つ「問題解決のヒント」が見えてくる。



オッサンになる人、ならない人 (PHP新書)

  • 658. 富増章成,『オッサンになる人、ならない人』,2010年
    • 自分まだ若い。そう思っていたのに、無意識のうちに独り言が多くなっている。他人をじっと見てしまっている。それはオッサン化の兆候だ。「ああなりたくはない」と思っていたオッサンに、自分がなろうとしているのである。が、絶望することはない。年齢を重ねてオッサンになることは、人生で一度きりの貴重な経験なのだ。「オッサンくささ」の原因がわかれば対処法・治療法も見えてくる。そのために、哲学的・心理学的に分析しておくことが肝要だ。古今東西の哲学者・思想家の説を引きながら、オッサン化の傾向と対策を考える。



駅弁と歴史を楽しむ旅 (PHP新書)

  • 657. 金谷俊一郎,『駅弁と歴史を楽しむ旅――ベスト100食、美味しい史跡めぐり』,2010年
    • 全国各地の名物には、その土地の歴史が刻み込まれている。なかでも駅弁は、先人たちの食した郷土の味がコンパクトに凝縮され、一〇〇〇円前後で味わうことのできるベストアイテムだ。名所旧跡を訪れるとともに、現地の美味しい駅弁をほおばって、日本の風土伝統に思いを馳せれば、旅がいっそう楽しいものとなること間違いなし。史跡めぐりが趣味の人気予備校講師が、『おくのほそ道』や源平合戦ゆかりの地を訪ねつつ、いままで食した一〇〇〇種類もの駅弁のなかから、ベスト一〇〇を厳選して紹介する。



温泉に入ると病気にならない (PHP新書)

  • 656. 松田忠徳,『温泉に入ると病気にならない』,2010年
    • なぜ日本人は昔から温泉が好きなのか?―近年、予防医学の立場から、病気にならないために体温を上げろと指摘する声が高まっている。では、塩素づけの水道水を沸かした家庭の風呂やシャワーで事は足りるのか。それよりも、還元力のある"生きたお湯"につかったほうが安全。体も温まりやすく冷めにくい。日本人にとって温泉は、くつろぎの場であるとともに、免疫力を高めるもっとも身近な健康管理の場だったのだ。病院に行かなくてもいい健康な心身はホンモノの温泉で十分。その活用術を温泉教授が伝授。



変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書)

  • 655. ビル・エモット,烏賀陽正弘(訳),『変わる世界、立ち遅れる日本』,2010年
    • 日本を「モノづくり立国」とする規制概念は捨て、「サービス業」振興の政策を立案すべきだ。小売、卸売から、通信事業、電力、空港、宣伝、メディアまで、GDPの7割を占めるサービス業の規制緩和がなければ、国際競争から取り残される。鳩山政権に、その認識はあるのだろうか―。さらに、「中国人民元切り上げはいつか」「環境問題や格差社会で、資本主義がどのように変容したか」など、グローバルな視野から考察した知見を縦横に展開する。英『エコノミスト』元編集長が、金融危機後の世界潮流を見通した渾身作。



わが子を算数・数学のできる子にする方法 (PHP新書)

  • 654. 小出順一,『わが子を算数・数学のできる子にする方法』,2010年
    • 子どもの算数・数学の成績が上がらない。次こそ良い点を、と懸命に試験勉強をさせる。それで点数が上がることもあるが、すぐにまたダメになって、結局、落ちこぼれる。それは、目先の試験範囲にとらわれて、その子がもっと基礎的なところでつまずいているのを無視しているからだ。本書で紹介する「数学ビル」は、つまずいている場所を発見し、先生・親・子どもで情報を共有してそれを手当てし、子どもが自発的に目標に向かって勉強するようにするツール。付け焼刃ではない、本当の実力がみるみる伸びる。



筋を通せば道は開ける (PHP新書)

  • 653. 齋藤隆,『筋を通せば道は開ける――フランクリンに学ぶ人生の習慣』,2010年
    • 筋を通し、合理的に生きる人は強い。目先の利益に囚われず、易きに流れることもなく、大所高所から最も全体の利益が大きい選択を行う。この習慣の積み重ねが、周りの人からの確かな信頼、仕事における確かな成果、そして悔いのない人生をもたらす。そんな生き方を体現したのが、「アメリカ資本主義の育ての親」であり、実業家、政治家、科学者のフランクリンだ。手帳を活用して「徳」を身につける、相手を論破せず主張を通す、企画を立てる際はまず全体像を見通す…。彼の習慣は誰でも実践できる。



<就活>廃止論 (PHP新書)

  • 652. 佐藤幸治,『〈就活〉廃止論――会社に頼れない時代の仕事選び』,2010年
    • 日本の新卒学生を取り巻く「就職活動=シューカツ」が変わろうとしている。右肩上がり経済を前提にした終身雇用、年功序列システムが崩壊しつつあるからだ。依然として新卒一括定期採用にとどまっているから、"就活"の現状は問題山積なのである。組織が変わるなか、就職・採用において学生・企業は何を重視すべきか?エリート学生の就活力が落ち、東大卒が以前より使えなくなったのはなぜか?企業が本当に欲しい優秀人材の特徴と、そうなるための方法とを、就職採用活動支援のエキスパートが解説する。



平気で冤罪をつくる人たち (PHP新書)

  • 651. 井上薫,『平気で冤罪をつくる人たち――誤判は必然的に生まれる』,2010年
    • 菅家利和さんの無実が確実になった足利事件。男性にとって決して他人事ではない痴漢冤罪。これらの悲劇はなぜ起こるのか。「起訴された刑事事件の有罪率―九九%」という驚くべき数字は、本当に妥当なものなのだろうか。実は日本の裁判官には、誤判を必然的に生んでしまうある心理傾向が存在する、と著者は指摘する。元裁判官だからこそ告発しうる冤罪の根源から、日本の司法の「建前」と「現実」の甚だしい乖離が見えてくる。