人文総合演習A 第13回 斎藤環『関係する女 所有する男』

関係する女 所有する男 (講談社現代新書)

関係する女 所有する男 (講談社現代新書)

私のコメントはあとで。
 
以下、レスポンスカードより。

  • 今日、取り扱った本は、自分的には、一番難しく感じた本だったので、報告者やコメンテーターの意見は、とても興味深かった。「女/男らしさ」とかジェンダーについては、これからのじっくり考えたい話ではある。/人文総合演習A終了ですね。お疲れ様です。大変な授業だったけれど、楽しい授業でした。

  • 今回の議論は身近な話題でとっつきやすかった。女らしさというのはメディアからの情報に影響を受けているということには納得できた。/私はレジュメ[シラバス?]を見て、自分を追い込もうと思って(笑)三谷先生の演習を選びました。実際に自分が報告する番になったら追い込まれて大変でした。でも、すごくいい経験になりました! 木曜4限の後はいつも頭が良くなった気分でした! ありがとうございました。

  • 恋愛が異性の魅力によって成りたっている以上、「男性が魅力的に感じるであろう女性像」というのは女性の中に存在していて、それは女性の想像の中のものなのであまりおおっぴらにかたられないものなのかとおもった。

  • 男女の意識で「女らしさ」「男らしさ」が違うのは家族や友人関係やメディアなどから発信される情報を個々が多種多様に受け取っているからではないかと思う。/前期の4ヶ月間の人文総合演習では、ジェンダーやエコのことなど普段よく目にする議題について、いろいろな視点からいつも以上に考えることができ、とてもためになった。後期もこの経験を生かしていければ、と思う。

  • 今回の議論を通し、いろいろなことを思ったが発言できなくて、もっと積極的に議論に参加すればよかったと思った。また、男性の所有原理についてあまり良い意見はでていなかったが、女性は男性に所有されたいのかなぁとも感じた。司会者もコメンテーターも良かったと思うし、女性らしさについての議論をする時に〇〇さんのアンケートは役に立ったと思う。

  • 初めはかなり話題に困る感じはあったが、後半のぶっちゃけトークでは盛り上がる部分があった。これは、みんなの中にそれぞれが考える「女らしさ」や「女性の魅力」があるからで、また、それを他の人の意見を聞きながら主張することができる場であったからだと思う。/今日でこの授業は最後だったが、すごく有意義な授業だったと思う。準備は大変であったし、毎回プレッシャーを感じてもいたが、取った授業の中で1番おもしろく、いろいろなことが学べるものだった。

  • ジェンダーの問題というとすごく固苦しいイメージがあったのですが、今日の議論で〇〇さんのアンケートなどですごく身近な問題で考えられて楽しい(?)討論会でした。/私は“女の子らしさ”というものは、「清楚」とかの仕草が思いつくのですが、“男らしさ”というのは「筋肉がある!」「手が大きい」など肉体的なことが思いつきました。また、これらの考えの形成にはメディアが根本にあるのではないか、と思います、やはり。全演習を通してメディア関連なことが多々でてきたので、現代の我々には描かせないものだとすごく感じました。/※ロリコンはいきすぎは良くないと思います!!! ほんとに!!!

  • 当初考えていたこととは別路線に議論が進んでいったことには少々ビビりましたが、ある程度自分の意見を(周りに配慮して)言うことができたのは良かったと思います。/前期の総合演習はこれで終了ですが、この演習で得たことは、きっと後々にも生きてくるはずなので、もっとたくさんの経験を積み、さらに自らの力を発展させていきたいと思います。

  • 男女にはやはり本質的な違いがあるのだな、と感じた。無理にその違いを埋めようとする必要はないだろう。「違い」の存在を知った上で、よい関係を築いていければいいと思った。/半年間、おつかれ様でした! 発表とか議論とか苦手で失敗もいろいろあったけれど、よい経験になりました。

  • 今回も自分の考えがまとまらず発言できなかった。入門講義では社会文化学入門をとっていないのだけれど、社会学に興味を持った。発言や質問はできなかったけれど、社会学やメディア学などさまざまな方向からの話が聞けておもしろかった。

  • 私は家事が好きで、やりたい仕事も特になく、早く嫁いでしまいたいです。男性に所有されていると感じるのは嫌ですが、結婚して男性に養われるという立場上、所有というイメージも多少存在するのかと思いました。/1クール間、楽しかったです。ありがとうございました。

  • 感心すること、タメになること、興味深いことなど、異性に対して新しく知ることがあって勉強になるところもあった。「女」や「男」である前に「人間」であることも改めて知ることになった。

  • 「女らしさ」がある程度、男女間で共通するのかと思った。報告者が自発的にアンケートをとったことは良いことであった。

  • 報告者の感想  司会や先生、オーディエンスの人にかなり助けられてしまった。つっこみづらいレジュメをつくってしまって申し訳なかった。

  • 報告者の感想  所有原理→浮気というマイナスのイメージしkなかったが、妻を自分のもの、と考えることができるがゆえの愛し方もあるのではと思った。今回は男性陣のお話がたくさん聞けてよかったです。今回の私の報告はつっこみづらい報告だったのかなと思います。声もふるえまくりで。報告者という立場は、自分の視野のせまさに気づかされる。最初から最後まで、緊張しっぱなしであまり記憶がない。うまく質問にこたえられていなかった気がします。すみません。今回ジェンダーについて考えるきっかけになったので、ジェンダーに関する知識、考え方をもっと勉強したいと思った。/全体を通して、私にはまだまだ知識が足りない、ということを痛感した。今回いろんな本をよめてよかったです。

  • コメンテータの感想  報告者の意見に対して、もう少し自分の考えを述べていきたかった。今回のジェンダーの話は、これからも自分に関わっていくので、ジェンダー・イメージが存在していることを忘れないでいきたい。

  • コメンテータの感想  身近な話になって面白かった! 一般的に避けられるような内容も議論されて興味深かった。

  • 司会者の感想  皆さんに土下座したい勢いです。いたらない司会で申し訳ありませんでした!! 最後の演習、こんなんでよかったのかと思いますが、終わってほっとしました。皆に話ふれなくて残念でした・・・。