人文総合演習A 第10回 大塚英志『大学論』

大学論──いかに教え、いかに学ぶか (講談社現代新書)

大学論──いかに教え、いかに学ぶか (講談社現代新書)

私のコメントはあとで。

以下、レスポンスカードより。

  • 大学に関する本だったので、身近な話題でもあり、かつ報告者2人の意見は、私と違うものだったので、興味深かった。ただ、教養科目は、あくまで教養や知識を身につける授業だと思っているので、興味・関心がある方が望ましいとは思うけれど、幅広い分野の科目をとる(とらなければならない)のは、当然だと思っている。

  • 大学で何も見出せずに卒業する人がいるというのは、個人個人には関係のない話で、そこが大学の“自由”だと思う。

  • やりたいことをするために大学に入ったのに、それがかなわないのはつらいし、その上積極性や意欲を出せというのは、少々難しい話だと思う。

  • 風邪をひいて声が出にくく、自分から発言できないことが残念だった。授業へのやる気は本人次第だと思う。

  • 学習意欲次第でどうにでもなる。大学側は学生に対して受け身であるから、学生側からアプローチしなくては、自分のやりたいことはできないと思った。(やりたいことがない人でもなんとなく卒業はできるが。)つまり、個人の意欲がすべてのきっかけであるのだろう、と思った。

  • 私自身も自分のやりたい科目ととらなければいけない科目があることに、最初はとまどっていました。しかし、どんな科目を勉強しても損をすることはないし、もしかすると意外なところで役に立つかもしれないので、それはそれでしっかり勉強したいと思いました。

  • 大学について考えるいい機会になりました。身近な話題だったのでとっつきやすかったですが、なかなか自分から進んで発言できなかったので、次こそはがんばりたい!!

  • すごく議論しづらかった。私は普段あまりギャップとか感じたことがなかったので、“ギャップ”という考え方に何より驚いた。司会の〇〇さんが、この話題で90分もたせたことがすごいと思った。お疲れ様でした。

  • 私が高校の時に「大学に入ったらこれをしたい」と思っていたことと、いまの「やらなければならない」ことは一致していないけど、私は教養科目で様々なものの見方や考え方が少しはついているのではないかと思っているので、教養科目についてはそんなに不満は持っていない。

  • 司会者の存在を感じる会だった。自分が大学に対して要望がないので意見を言いにくかった。大学は人それぞれだと思った。

  • 入学当初は、主専攻も抽選なのかとびっくりしたけど、これが大学の当たり前なのかなとおもっていたので、CAP制が新潟大学特有だと知っておどろいた。私はやはり、自分が意欲を持って学びたいと思った講義はきちんととれるように大学側が制度を見直すべきだと思う。[註:「特有」ではないです。全大学で採用されているわけではない、ということで。]

  • 今回は意見、というより疑問点をもっていたが、発言のタイミングがなかなかつかめなかった。そんな中で、最後に発言の機会が与えられたのは幸運であった。久々に発言できたことを契機に、残りの議論でも自分の意見を明確にもっていきたいと思う。とりあえず、次回は報告なので、良い報告ができるように頑張りたい。

  • 今回の話合いで、改めて大学生活を見直そうと思いました。大学生は楽だ!と思っている自分は甘いな、と感じました。/Gコード科目にせよ、人文学部の専攻が全員が好きな所が取れないのはちょっとな・・・と思いました。/本書はとても身近なことが題材だったので、読みやすく、いろいろとタメになった本でした。このような新書なら、もっと読んでいいなと思えました。/司会のつなぎが上手で、すごかったです。

  • CAP制とか、抽選とかはなくしてほしいと思った。もし、今回自分が報告者だったらそのあたりについて考えてみたかったなあと思った。/司会者さんが沈黙をつくらないようにうまくまわしていて良かったなぁと思います。/「何を学ぶか」っていうのは、充実した4年間をおくるのにとても重要なことだと思ったので、これからも大切に考えていきたいと思う。

  • 報告者の感想  レジュメ作成からもうてんやわんやしていたので、もう少し余裕を持っておきたかった。あーすみませーん!!! 色々工夫できるところがあったと反省。協力してくれたコメンテーター、司会者の皆さんありがとうございます。・・・緊張しました。

  • 報告者の感想  報告者は基本的に精一杯なので、質問をするオーディエンスが頑張らなきゃいけないことを痛感した。報告者もオーディエンスが意見するポイントのあるレジュメをつくらなきゃいけないと思った。

  • コメンテータの感想  やりたいことに近いものを選ぶ、という手段をとることもできるのか、と気付かされました。自分でコメントを書いていて、「くるだろうな」という質問を10コくらい考えていたがこなかった。もっと議論が活発になるような発言をできればよかったと思います。/「ギャップ」という言葉をもっと明確にして用いればよかったです。自分なりの解釈で用いてしまいました。/私は、この演習が一番こわいです。でも、一番役に立ちそうだと思います。

  • コメンテータの感想  回を重ねるごとに自分がいかに空気読めないのかがわかってくるのがつらい(笑)/大学で何をするのか何をまなぶべきかよくわからないというような話がでたけど、たしかに大学に入学以前の人には大学って何してるのかよくわからない。高3のときの進路相談で担任から「大学で何すんのかわかってんの(笑)」って言われて一週間くらい学校サボって東京の某大学にかよってたけどよくわからなかった。入ってからどうこうよりも入るまえにもっとわかりやすく受験生に何してるかおしえてくれるように大学の人にいっといてください。

  • 司会者の感想  コメンテーターの2人、発表者の2人がうまく手助けしてくれて、助かりました。オーディエンスのみなさんもよく発言してくれたと感じます。力が足らなく、うまく司会としてまとめることができなくてすみませんでした。