人文総合演習A 第8回 (飯尾潤『日本の統治機構』)

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

私のコメントはあとで。
 
以下、レスポンスカードより。

  • 私は「天下り」について、ただ単に悪い事だと思っていたので、今回の議論は充実したものだった。[報告者の提案する]新たな官僚制については、民意を広めるという利点がある一方、官僚の力が強くなりすぎてしまうという問題点もあり、これから考えていく必要があると感じた。

  • 議論に遅れてついていったかんじです。先生や〇〇さん[司会者]の説明、すごく助かりました。皆さん(報告者、コメンテーターのレジュメ作成、質問、それに対する答弁、司会者の進行などさまざまな点について)ほんとうに凄いですね。本当に。すごい。

  • 〇〇さんの、各省庁のトップの官僚を公開して、官僚を考慮して国民に選挙をしてもらおうというのは、今まで誰も考えなかったような新しい意見でおもしろいと思った。また、まさかそこから「国会がなくなる」という意見が出るとも思わなかった。難しい内容の本は1人で読むより、こうやって読んだ後討論したほうが理解しやすいし、他の人の意見も聞けておもしろいと感じた。

  • 今回は議題を考える上で自分の意見を持つことができたが、なかなか上手く意見を言うタイミングが見つからずに発言できなかった。しかし、議論の流れがようやく分かってきたので、次回はしっかりと自分の意見を伝えるタイミングをつかんで議論に貢献したいと思う。

  • 今回の議論で扱われた問題は難しくて今まで自分が避けていた問題だったので、この機会にいろいろな意見が聞けて良かった。2人の報告者とコメンテーターのレジュメは分かりやすく書いてあって良かった。

  • 政治の話にうといので、話に全然ついていけてなかった。/本も、読んでも理解できなかった。/普段から政治に触れようと思った。/天下りってよく聞くけれども実はよくわかっていなかった。/発言ができなかった。

  • 官僚制についてよくわからなかったので、〇〇さん[司会者]が黒板に図を書いてくれて助かった。また、他の人の言った意見をわかりやすく言い換えていてすごいと思った。今回は発言する人がわりと偏っていたので、次回は自分もがんばりたい。

  • 官僚むずかしい。水かけ論ぽくなるのは避けたいと思った。〇〇さんが制度について明確な提案をしていたのは本当にすごいなと思った。概ね賛成だったので反論するのは申し訳なかった。/本をちゃんと読めなかったのが悔しい。

  • 今回「討論する」ということが分かった気がします!(やっと 笑) でも、レジュメはともかく、話をする中で、相手の言うことをつかみきれなくなってしまうんですけど、どうすればいいですか? [三谷: 事前に出てくるであろう意見の可能性をできるだけ多く体系的に想定しておく、というやり方しか、基本的にはありません。一朝一夕にどうにかなる話ではありませんが、裏を返せば、私も含めてそれが完全にできる人などいないということでもあります。

  • 今回の討論は、もうすぐ成人して選挙権を得るわたしたちにとって大事なことだと思う。いろいろな報道を見て、今の政治はだめだなと漠然と思ってはいるが、統治構造まで考えると、官僚も100%悪者ではないし、一側面だけ見て規定を設けたり、制度を変えるのはよくないと思った。

  • 報道ではあまり表に出ない官僚だが、やはり国を支える一員として重要な役割を果たしている。今までの官僚制ではやはり不透明さが大きく出て、あまり良くないと思うが、排除もっと困るものである。バランスは非常に難しいが政治家と官僚が上手く連けいしていくのが理想だと思う。

  • 難しかった。提案のない、批判しかできなかった。

  • 日々のニュースを見ていても「脱官僚」という言葉をよく聞くので官僚は悪人だというイメージが強かったが、本を読んで日本は官僚なしでは成り立たないほど、官僚に頼っていることが分かった。その上で政府とどう連携していくかという点や天下りの問題などを官僚の立場も考えて解決していくべきだと思った。今回は議論に参加できなくて残念だった。もっと本を読みこんで自分の考えをしっかり持ってきたい。

  • 選挙について、〇〇さん[報告者]の新しい官僚制で複雑化するのは、投票率の低下にはならないと思いました。現在も選挙に行くのはわずらわしいことだと思います。政治に関心がある人であれば投票に行くと思うので、改善すべきことがあるとすれば、今より市民に近く親しみやすい政治にすることだと思います。

  • 報告者の感想  「天下り」問題については、うまく考えを伝えることができなかった。どうして官僚の再就職先斡旋が必要だと思うのか、もう少しうまくまとめられたら良かった。/官僚への民意の反映については、元々私は反対の立場だったけど、今日の議論をきいて、やっぱり何でもかんでも民意を反映するのはどうかと思う。今回の政治の話題は、色々と難しい内容だったし、レジュメを作るのも大変だったけれど、その分おもしろい内容でもあった。

  • 報告者の感想  たいへんでした・・・。すごく難しく感じました。もうちょっといろいろ考えてみたいです・・・。

  • コメンテータの感想  再就職先のあっせんについては一概にいいとも悪いとも言い切れないと感じた。[報告者の提案する]新しい官僚制は発想はおもしろいと思うが、様々な問題が付随してくるので難しいのではないか。/今回の本はとても読みづらかった。

  • コメンテータの感想  天下りについては、個人の生活の保障ではなく、官僚のやる気の保障としての意味が大きいと思った。

  • 司会者の感想  もう来週来たくないってくらい最低の司会でもうしわけなかったです。参加者が何かえるものがあったのかというとはなはだ疑問です。自分が今回の司会に向けて勉強したこと、報告者のコメントの興味深いポイントなど、オーディエンスに伝えたいことはたくさんあったのですが、自分の力不足を恥じるばかりです。