Franklin J. Schaffner監督『Patton』 (邦題:パットン大戦車軍団)

これはいい! 大好き! ちょっと、映画の登場人物で好きなキャラトップ10に入りそうなくらい。
この映画は、邦題がなんかあれだけど、戦争映画ではなくてキャラ映画。3時間にわたって、George S. Pattonという軍人の有能さと馬鹿さと不遇さと情けなさと憎めなさが全面に展開する。3時間ほとんど出ずっぱりだし、派手な戦闘シーンがたくさんあるわけではないが、もう全然飽きない。口の端を片方だけ上げる笑い方が、最高にカッコよくてもう萌え死ぬ!
ディスクのことをいうと、画質は最高。40年前の映画には見えない。ただ音の方が、ちょっとホワイトノイズが気になるかなという感じ。特に私はヘッドフォンで音量を音割れしない最大のところまで上げて視聴するので、最初はとまどったが、3時間観てれば慣れて忘れるからまあ大丈夫。
あ、あと、すべてのカットが心地よく、ずっと観ていたい気持ちにさせられるが、特に動物が出てくるシーンがすごくいい。前半の、アラブのおっさんがヤギを抱いて寝ているところとか、最高に萌える。