島田荘司『最後の一球』

最後の一球 (講談社ノベルス)

最後の一球 (講談社ノベルス)

タイトルと、事件の概要から、真相の大まかなところはすぐわかる。ファイアボール投げたのかと思ったけど違った(「手が焦げているやつが犯人だ!」みたいなwww)。
もちろん謎解き部分は付属品であって、本丸は犯人の回想記。高利貸しのせいで親が自殺などの不幸に未見舞われる軸と、限界まで努力してもバッティングピッチャー止まりの野球人生という軸だが、正直、後者の風味が強すぎて、うーん、どうものれない。