「私は〜と考える」なんて日本語ありませんから
レポートを読んでいて大変違和感があるのが、「私は〜と考える」という表現。これがかなり頻出する。言っとくけど、そんな日本語ありませんから! 「〜と思う」、「〜と感じる」、「〜だろう」、「〜ではないだろうか」とかが正しい表現なの!!
小学校か中学校か忘れたけど、たしか、作文か国語かなんかの授業で、「思う」というのは受動的で消極的なので、自分の意見を積極的に主張するときは「考える」を使え、と教わった気がする。おそらくこんだけ頻出する以上は、レポートの学生たちもそう教わったのだろうと思うが、はっきり言ってそんな語用は一般的ではない。例によって、教育界でだけ通用しているローカルマナーじゃないの? 知らんけど。
というわけで、「〜と考える」と書けば賢そうに見えると思っている人は、とりあえずその辺の本とか見てみて、そんな表現誰も使ってないのを確認しよう。