2月23日(月)の日記

  • ちょっと二度寝して9時起床。雨が降って寒い・・・が、暖房はテーブルの下でいい感じ。適材適所というやつですね。今日は、某先生の写真を撮りにいって、集めた原稿を整理して、「学部だより」の担当仕事に一区切りかな。去年よりかなり順調。各位のご協力に感謝します。

  • 朝の風呂読書は今日からシリトー『長距離走者の孤独』に突入。50ページくらい読んだ。

  • 大量にあるからということで、会計の人に研究室まで来てもらって、買った本の検収を終了。これで今年度予算は使い切りました。ところで同じ本(『Rによるやさしい統計学』)を2冊買ってしまっていた件。

  • "Funktion und Kausalität"の"Kausalität"は、やっぱ「因果性」じゃなくて「因果関係」だよなあ。独Wikipediaでも「原因と結果の間の関係のこと」と書いてあるし。だいたいが、なんでもかんでも「〜性」とか言いすぎなんだよな。そもそも「因果性」ってどういう意味?「原因性」ならわかるけど。さて、日本語で「〜性」というと、「〜だという性質」のことだけど、独語ではKausalitätenみたいに複数形をよく使うし、複数形ということは要するに、一般的な性質ではなくて特定の対象を指しているわけで。ただ、「〜性」という形でありながらこの事情をきちんと反映している語用は日本語にもあって、それが「可能性」だろう。「可能性」というとき、「可能であるという性質」のことを指すことはほとんどなくて、こんな可能性、あんな可能性みたいな、特定の、「可能であるもの」のことを指すわけだ。もちろん、これは例外であって、「因果性」をそういう意味で使うというのは、少なくとも私の言語直観ではありえないことだ。というわけで「因果関係」と訳すべし。

  • 今日はなんか仕事がスムーズにいったような気がしたが、単に雑用がたくさんあっただけのようにも思えてきた。ほとんど読めていない。下條信輔サブリミナル・マインド』の第七講「操られる「好み」と「自由」」だけ。