木村敏『異常の構造』

異常の構造 (講談社現代新書)

異常の構造 (講談社現代新書)

正常/異常は常識相対的だから、その常識を絶対視しなければ異常(e.g. 分裂病)も治療の対象とはならない。が、実践的には治療せざるをえないわけで・・・というむにゃむにゃ感で終わる。そこをもう一歩踏み込んだらどういう議論になるか。