山根純佳『産む産まないは女の権利か』

産む産まないは女の権利か―フェミニズムとリベラリズム

産む産まないは女の権利か―フェミニズムとリベラリズム

ちょっとネタをもらおうと思って、久しぶりに読み始めたら全部読んでしまった。直接的な結論は、フェミニズムの言説戦略として権利論(に代表されるリベラリズムの言語)は不適、ということ。つまりフェミニズムは中絶問題をどう論じるべきかという問題設定に、こう論じていけと言っている。
では中絶の是非論において、フェミニズム理論(山根理論)が対抗理論に対してどの程度有利なのかについては、(それが論じられているのかどうかも含めて)よくわからない。この点については修論執筆中に聞いたような気がするけど、どう答えてもらったんだったっけ・・・
これを機に、というかこの本をガイドに、関連文献を読んでいこうという気持ちがちょっと高まっているわけだが、いや典型的な逃避ですはい。