内藤朝雄『〈いじめ学〉の時代』

“いじめ学”の時代

“いじめ学”の時代

次回講義(「友人と恋人と家族」)用に。
嫌な奴と「友達」関係を強制されないようにする、という内藤さんの基本的な発想に全面的に賛成。むしろそういう解決策がすぐに実現できない要因こそを明らかにしないといけないと思う。
ところで、自分が教えているのは大学だし、まだ1ヶ月半しか授業していないわけだが、時々、学生が仲良くしてい(るように見え)たりするとちょっと嬉しくなったりする。これは悪魔の囁きだと思う。自分は孤独を愛する人間だし、孤独を愛し、世間を睨みつけるような人間をこそ尊重したいと思っているにもかかわらず、だから。毎日クラスを運営する小中高の教師とかは、すぐにそういう「理想のクラス」みたいなのに魅入られてしまうのではないか。