深川英雄『キャッチフレーズの戦後史』

キャッチフレーズの戦後史 (岩波新書)

風呂で。
年ごとの代表的な広告コピーを、世相と絡めて紹介する本。昭和20年から昭和末まで。
昭和52年生まれの自分には大半が実感のないものではあるのだが、物心ついた後のもので、この種の本でよくみかけるCMでも実感のないものがいくつもあって、たとえばセブンイレブンの「けい子さんのいなりずし」（昭和59年）とかそうなのだが、よく考えたらうちの田舎にコンビニができたのは90年代後半なのであって、そもそも当時には放送していなかったということにいまさら思い至った。あんな真っ暗なところで夜中にいなりずし買いに行くやつはいなかったわけだ。広告研究とかなんであんまり興味持てないのか、こういうことなのかなと思った。