『社会学評論』58巻4号投稿論文
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2008/04/18
- メディア: 雑誌
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「食事をちゃんとすればよい」というのは(「心」「家族」「社会」をどうにかするというのに較べて)当事者がコントロールできるという点で、当事者による「解決権の回復」を含意する解決提言である、という話。
さて食事以外の治療法(?)で治った人というのはいるのだろうか。いるとしたらその人たちはこの種の言説に対してどう思うのだろうか。あと、著者が引いている、問題志向/解決志向という対比は変だと思う。解決というのは問題の解決でしかないのだから、「何が問題であるか」は、「どうなれば解決か」にとって不可欠の前提である。正しくは原因追及志向/問題解決志向とすべきだろう(著者の文章はこの提案を支持すると思う)。
しかし最近、修士入学同期の人の活躍がめざましくてこまる・・・