パオロ・マッツァリーノ『反社会学講座』

反社会学講座

風呂で。ウェブ版はある程度読んでいたのだけど、ブクオフで見つけたので。
著者にのせられて、これを社会学を批判した本だと思っている人がネットで散見されるのは、いかに社会学という学問が知られていないかを示していてつらいものがありますなあ。（著者がなんで反社会学といっているのかもよくわからんが。）
社会学入門のテキストとして管見の限りで最適。（それはやっぱり社会学「理論」が載ってないからでしょうかねえ。社会学理論って――教科書に出てくるようなものは、と安全網を張っておこう――ほんとつまらん。）
増補文庫版が出ている模様。

反社会学講座 (ちくま文庫)