渋谷知美『日本の童貞』

日本の童貞 (文春新書)

日本の童貞 (文春新書)

風呂で(風呂あがりにビール飲んだのでちょっと酔っ払っている)。なんか全般に大雑把でほんとかなあという感じ。
「すべての現象は言語によって構築されている」(p. 23)というのはある意味でそうでしょうけど。この本に出てくる各種雑誌の言説というのはその中でどういう位置を占めるんでしょうか。もちろんそういう限定領域の中での言説の変遷を調べるというのは意味のあることではあろうけど、なんか最後の方で童貞(これは現実に生きている具体的な人間としての童貞なのだと思うのだが)に対してアドヴァイス的なことを述べていて、結局、雑誌読んで童貞のこと(童貞の社会での扱われ方)全部わかりましたという話なのかという感じ。しかし『プレイボーイ』とか『SPA!』とか誰が読んでるんだよ(まあ私は大学1年の頃読んでましたけどね)。