慙愧に堪えない

http://www.asahi.com/politics/update/0528/TKY200705280440.html
――今の気持ちは。
 大変残念です。慚愧に堪えない思いです。ご冥福を心からお祈り申し上げたいと思いますし、残された奥様はじめ、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げたいと思います。

 さて微妙だが、インタビューを観た感じでいうと、「慙愧」を「残念」の高等な表現として使っていると思った。うーん、9割は確実だと思う。
 さて1割の確率でそうでないとしても、慙愧というのは自分の罪を恥じるという意味なのだから、今回の自殺、あるいはそれに先立つ一連の騒動、あるいはそれに対する対応、この辺のどれかについて、首相は責任があると自ら認めたことになる(この辺突っ込まない記者も同水準だ)。
 あべ先生、今こそ慙愧するときかもしれません。

追記

http://www.asahi.com/politics/update/0528/TKY200705280458.html
 慚愧の意味は「恥じいること」。首相周辺は「こういう結果に至ったことへの自らの責任を、この言葉に込めた」と解説する。

えー! そのフォローは大丈夫?

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070528ia27.htm
首相周辺は「最近は反省の意味でも使われており、問題はない」としている。

周辺て誰なんだ。
一方Washington Postは正しく訳してしまっているw。(というかロイターの配信記事か。)

A visibly-shaken Abe told reporters: "I am overwhelmed with shame. I deeply hope his soul will rest in peace."

Times Onlineは微妙だ

Earlier Mr Abe had appeared shaken after visiting the hospital where Mr Matsuoka’s body had been taken. “It is extremely unfortunate and I am overwhelmed with regret,” he said. “I want to pray for the rest of his soul.”