ロング「真実? 誤解? ああなんだ左翼マッカーシズムかw」

Dennis H. Wrong, 1996, “Truth, Misinterpretaiton, or Left-Wing McCarthyism?” Sociological Forum 11, pp. 613-621
このタイトルは上のように訳すのが正解だと思う。
↓著者による要約。

1948年、タルコット・パーソンズソ連からの流民をハーヴァード大学ロシア研究センターの職員として採用すべく活動していた。この活動を道徳的に疑問視する連中がいるが、それは「左翼マッカーシイズム」である。パーソンズが面接した人物の中に、ニュルンベルク基準で定める「戦争犯罪者」がいたという確たる証拠は何もない。パーソンズがナチの協力者である可能性のある人物を援助したなどという言い方は、スターリン政権下のソ連がその本質において全体主義かつ拡張主義であったという事実を認めたくないというイデオロギー的な動機に発するものであって、まともに検討するに値しない。