今日の天声人語

湯川秀樹の話。日記が見つかったそうな。

(前略)
 27歳の博士が、生まれた子の名前を決めたり、大学内の野球大会で奮闘したりしながら理論を詰めている。日記のコピーを見ると、後に中間子と名付けられる粒子が、「γ’」の記号で繰り返し登場する。天才物理学者の思考の跡が、いわば同時進行で見える。
(中略)
 湯川博士の汗と努力が実ったのも、1%の閃きを逃さなかったからこそなのだろう。その汗に、野球で流した汗が入っていたかどうかは、小さな謎だ
http://www.asahi.com/paper/column20070124.html

この最後のは何かおもしろいことを言ったつもりなのだろうか。小さな謎だ。とはいえ中略部分の

 エジソンは「私の言葉が誤解されてしまったようだ」とも述べたという。「99%の汗ばかり強調されている……99%の汗が実るのは、1%の閃きを大切にしたときなのだ」(ヘンリー幸田『天才エジソンの秘密』講談社)。

これは知らなかった。いつも努力していれば閃きを正しく認識できるという意味かと思っていたけど、この言い方だと、閃きを活かすための努力という感じみたいだ。

天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール

天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール

『天才エジソンの秘密』をamazonで買う!