今日の天声人語

米軍イラク増派の件。シンディ・シーハン(という現在米国の反戦運動のシンボルみたいになっている人。息子が戦死した親。)の話があって、増派したらそういう人を「増やすことになりはしないか」。(でも増派した方がしないよりも戦死者が増えるとは当然には言えないはず。)それはともかく結語は、

壊れた街ならば、つくりなおすのも不可能ではない。しかし、壊された命をつくりなおすことは誰にもできない。民族や国籍を超越した生命体を畏れる姿勢が、この戦争でも問われている。その問いは、戦争を始めた国だけではなく、同盟諸国にも向けられている。
http://www.asahi.com/paper/column20070113.html

意味不明。どんな生命体やねんと思ったら、「超越した」は「姿勢」にかかっているのかな。いずれにしても、米国内の反戦運動は米国民の生命を守れという話であって、だから問われているのは、自国民を犠牲にしてまで他国に介入することの是非、なのではないかと思うのだが。どこから「民族や国籍を超越した」とかいう話が出てくるのか。米軍が撤退した場合、イラク人の生命は保障されるのだろうか。