バーンズ「産業の社会学」

Tom Burns, 1962, "The Sociology of Industry," in: A. T. Welford, Michael Argyle, D. V. Glass and J. N. Morris, Society: Problems and Methods of Study, Routledge & Kegan Paul, pp. 185-215; reprinted in: Tom Burns, 1995, Description, Explanation and Understanding: Selected Writings, 1944-1980 (Edinburgh Education and Society Series), Edinburgh University Press, ch. 7, pp. 120-156

三谷メモ

ルーマンが非公式組織論の変遷についてはこれを読めというので(Funktionen und Folgen formaler Organisation: Mit einem Epilog 1994, p. 30)。三段階に分けていて、最初は公式組織の立場から非公式組織を一種の「病理」として扱って「治療」の対象とする、次に公式組織自体をより広い共同体システムの一部として捉える、最後に公式組織自体を研究の対象にする(それが合理的であるための条件を研究する)、という感じ(p. 139 ff.)。

産業と社会的秩序の間の外的関係――産業主義の社会学

産業主義の三段階それぞれにおける物質的テクノロジーと社会的テクノロジー
産業関係
労働の社会学

産業の内的関係――産業社会学

人間工学
労働集団の観察研究
組織の社会学
労働共同体の研究
方法