可能性が高い

つねづね、可能性というのは可能であるか可能でないか(可能か不可能か)の二者択一なのであって、それゆえ「可能性が高い」などという表現は無意味であり、これは「確率が高い」「蓋然性が高い」と直すべきであると主張してきたところ、先ほど、これは「諸可能性を蓋然性の順に並べた場合、その順位が高い」の省略表現であるかも知れず、だとしたらこの表現も差障りなしとの考えに至ったゆえ、ここに記し、以後この表現を許すものである。