公式組織の機能とその派生的問題

公式組織の機能とその派生的問題 上巻

公式組織の機能とその派生的問題 上巻

  • 第5章 「期待構造の公式化と境界の定義」。

 システムを(行動ではなく)期待の水準に設定することの意味は、何よりもまず、一つの行動が同時に複数のシステムに所属するという言い方を可能にする、という点にある・・・わけだが、そうなるとやはり「誰の」期待かを明示しないといけなくなると思う。でもそうなると、期待は「誰か」の期待でしかなくなり、したがってシステムも「誰か」のシステムでしかなくなる。それでよいのか悪いのか。